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品質重視の開発スタイルで本質的なユーザー体験を創出できるwithのAndroidチームとは?


オンライン恋活・婚活マッチングサービス市場は急成長を続けており、今後さらなる成長が見込まれます。市場規模だけでなく、政府統計によると、SNSやマッチングアプリを利用して知り合った夫婦が結婚の13.6%を占めるなど、マッチングサービスを利用し結婚する流れが一般化してきています。

withでは創業当時から価値観×科学を重視した出会いをコンセプトにYoY平均120%超の業績伸長を実現しており、連続黒字成長中です。

登録ユーザー数は800万人を超え、総額86.5億円の資金調達を実施しました。
更なる事業拡大を見据えて開発チームも順次拡大している段階です。そんな成長途上のwithの開発組織で、今回はAndroidエンジニアの久住さんにAndroidチームの開発体制や環境、チームカルチャーなどをインタビューして聞いてみました。


SIer→漫画アプリ→ユーザーの声を聴きながら本質的なユーザー体験を創出できるwithへ。

― 最初に、久住さんのご経歴について簡単に教えてください。

久住:私は、大学卒業後にSIerに入社し求人サイトやカーナビアプリケーションなどのWebアプリケーション開発を2年ほど担当しました。

当時、一緒に働いていた先輩から技術書店に行くことを勧められ、初めてエンジニアのコミュニティに参加してみました。コミュニティで交流を図る中で、転職を考え始めたのですが自分に何ができるだろうと考えた時もありました。
SIerではJavaでのWeb開発を経験が多く、JavaがAndroid開発にも利用されていたためAndroidエンジニアに興味を持ちました。

それから、独学で動画を観てAndroid開発の学習をしたり、Instagramのクローンアプリを作ったりしました。

その後、漫画アプリを開発している企業にAndroidエンジニアとして入社しました。主に、漫画アプリ開発〜運用保守をメインに担当し、その他にはPMやネイティブアプリで開発されていたアプリのFlutter移行業務などを担当しました。2023年2月にwithにジョインし、現在に至ります。

― なぜ、withへの入社を決めたのでしょうか?

久住:一言で表すと「面白そうだった」からです。以前、ユーザーとしてアプリを利用した経験もあり、サービスを企画・運営する会社として、どのような仕様で開発を進めているのかとても興味がありました。

またwithでは、社内でユーザーインタビューやアンケートを実施しており「ユーザーの声を聞きながらC向けのアプリを開発していきたい」という軸にマッチしていたからです。

面談でお話を聞いて特に印象に残っているのは、ユーザーが幸せ退会することに対してポジティブな部分です。短期で理想のお相手とマッチングしてもらうことがベストなので、長期で使い続けることを目的とした施策はしていないというお話しを聞いたときは、とても驚きました。

各テーマを追求しスピード感を持って開発できるユニット制開発

― 現在、担当している業務を教えてください。

久住:現在は、既存アプリの追加機能や新規サービスのAndroid開発・設計をしております。

時期にもよるのですが、現在は新規の案件が多く合間にリファクタリングをして業務を進めています。

また、ユニットではプロダクトのコンセプト強化チームに所属しており、ユーザーに自分や相手の内面を理解しやすい環境作りを目的としております。直近の施策事例は「マッチングに向けた各行動の結果を可視化する分析機能」です。

行動を定量的にフィードバックする目的から足あと数をグラフ型で表示したり、自分に関連するデータをレポート化するプロジェクトを担当しました。

― Androidチームの体制や開発の進め方について教えてください。

久住:開発テーマごとに3つのユニットを形成して、プランナー、サーバーサイドエンジニア、iOS/Androidエンジニア、デザイナー、QAの職種横断メンバーの固定化によりチームとしての練度をあげてテーマに取り組んでいます。

・顧客体験のアップデートを追求するチーム
・ビジネスKPIの改善を追求するチーム
・イノベーションのテーマを追求するチーム

リリースまでの流れとしては、プランナーが作成した企画を元に、ユニット内会議が行われ、各ユニットごとのメンバーで内容をプラッシュアップしていきます。ユニット内会議を経て、キックオフミーディングが実施され、メンバーが各自見積もった内容をユニット内で組み合わせ、スケジュールを仮決定しています。

開発は、定例ミーティングにて成果物を確認しながら実装を進めていき、同職種内でコードレビューをメンバー相互に実施します。

コードレビューが完了したら、セクション内での動作確認会を行い、プラットフォーム横断でOS差分がないか、不具合がないかチェックし、QAを経てリリースとなります。

ユニット制の開発スタイルになったことによりテーマに対しての練度を上げ、スピード感を持った開発ができるのがいいところだと思います。

チーム内でのフラットな議論と自立的は意思決定と挑戦ができる環境

― Androidチームでの取り組みやカルチャーについて教えてください。

久住:取り組みとしては、金曜日を除いて毎日朝会を実施しております。進めているプロジェクトの進捗相談、ナレッジ共有、他チームからの質問に対して解決する時間に当てています。

他にもiOSチームとの相談の場として「ギルドMTG」を実施したり、CTOとのチームMTGを週1で実施し、チーム目標の進捗確認や技術的な相談を雑談も交えながら行っています。

チームの雰囲気はとにかく心理的安全性が高く、フラットな意見交換が活発に行われています。オーナーシップを持って自走できるメンバーばかりで頼もしいです。雑談を楽しむ「ゆるさ」もあり、楽しく働ける雰囲気があるなと思っております。

― Androidチームの課題を教えてください。

久住:課題として大きく2つあると思っております。

1つ目は、「withの開発スタイルにあったアーキテクチャの見直し」が必要だと思っています。現在はClean Architectureをベースとして、マルチモジュール化を進めています。 しかし、withの開発の進め方だと効率がよくないと感じる場面も発生してきていて、前向きにリアーキテクチャを検討していますので、今後取り組んでいきたいです。

2つ目は、「テストコードをより充実させていきたい」と思っております。現在は、ドメインモデルのテストが存在する程度で、まだまだテストコードが不足しています。 リアーキテクチャともセットになるのですが、テストを作る仕組みを考えていきたいと思っています。

― 今後、チームとして成し遂げたいことはありますか?

久住:「ペアプロ」「工数見積もり会」「技術勉強会」は、今後ぜひやっていきたいと思っています。新しい技術が出た際の事例共有や施策の中での学びの共有などを勉強会のコンテンツとして組み込んでも面白いと思います。今よりチーム力をあげてみんなが成長できるような環境を作っていきたいですね。

エンジニア起点でUI/UXを提案できる環境と品質重視の開発スタイルがwithで働くメリット

― 最後に、withで働くメリット魅力を教えてください

久住:他職種とコミュニケーションを取りながら仕様作りから一緒に考え開発したい人はぴったりだと思います。エンジニアからプランナーに対して、より良いUI/UXにするための意見を積極的に提起する文化があります。また、QAの専任チームがあり細かいところまでレビューいただけるので品質を担保しつつ、安心してリリースできます。

あとは、ユーザーに与えるインパクトが見える形になっているのがいいですね。「withレポート」というwithを通じて出会い交際・結婚された方の幸せの声を紹介しているページがあるのですが、自分の開発がユーザーの幸せに結びついていると思うと、とてもやりがいがあります。

― 最後にwithにマッチする方を教えてください

久住:プランナーやデザイナーと一緒に議論を重ねながらユーザー視点でプロダクト開発をしていきたい方や、成長途中の組織の中で、自ら改善したいことや新しく取り組みたい事を周囲を巻き込みながら、自走力を持って推進していける方は、ぜひジョインして欲しいですね。


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