カップルの「距離を置く」具体例や冷却期間をとる理由・メリット＆デメリット
カップルの「距離を置く」とは具体的にはどういうことなのでしょうか？今回は、距離を置く意味や具体例、彼氏/彼女と距離を置きたくなる理由、距離を置くことのメリットなどを紹介します。
あなたは恋人と距離を置いたこと、相手から置かないかと提案されたことがありますか？
カップルのどちらかが口にする「距離を置く」とは、具体的にはどういうことなのでしょう。
今回は、カップルが距離を置く意味と具体例、彼氏/彼女と距離を置きたくなる理由、距離を置くことのメリット、デメリットを紹介します。
カップルの「距離を置こう」ってなに？ その具体例
彼氏、彼女のどちらかが切り出す「距離を置こう」。距離を置いてどうなるの？ という疑問もよぎりますが、一旦お互いに離れて様子を見よう、冷静になろうという期間です。具体的には、
連絡する頻度を落として、直接は会わない
2人で決めた期間は連絡を一切取らないし、会わない
といった方法があります。距離の置き方はカップルによりますし、別れるよりもベターな選択……となるかどうかは、その後の2人の関係次第。
「今はうまくいっていないけど、時間が解決してくれるかも……」そんな選択肢です。
彼氏が彼女と「距離を置きたい」と思う理由
彼氏が彼女に対して「距離を置きたい」と伝える背景には、こんな心理があります。
彼女との恋愛に疲れた
彼女の束縛が強いと感じる、お互いに忙しくてすれ違いが多くなってきた、ケンカが増えたなど、会っても話していても恋愛の幸せが感じられなくなったとき、彼氏は距離を置くことを考えます。
また、彼女の言葉に振り回されて精神的に疲れてしまった場合も、一旦休憩という意味合いで距離を置こうと言い出します。
いずれにしろ、彼女への気持ちは残った上での距離を置く選択です。
彼女への気持ちが冷めた
会っていてもドキドキしなくなった、彼女のことが好きどうかわからなくなった、一緒にいると気詰まりするようになったなど、彼女への気持ちが冷めたかも……と感じたとき、気持ちを確かめるために距離を置こうと考えます。
このパターンの場合、恋愛感情そのものが下火になっている可能性があります。
他に集中したいことがある
自分にとって仕事が重要な局面に入ってきた、留学したい、資格試験の勉強に集中したいなど、恋愛に時間的、精神的なリソースを割けなくなってきたために距離を置きたいと考えます。
決して彼女のことが嫌になったわけではなく、期間を区切って自分のことに集中したいパターンです。
彼女が「距離を置きたい」と思う理由
彼女が彼氏に対して「距離を置きたい」と伝える場合、そこには明らかに不満や不信といったネガティブな心理があります。
他に気になる人ができた
学校や職場で一緒にいる人、友達に紹介された人、趣味の仲間として出会った人など、新たに「あの人、いいかも」と感じる男性が登場。
彼氏とはなんだかマンネリ気味だし、このピンときた感じが本物かどうか確かめたい……という心理から出る「距離を置こう」
このパターンの場合は、そのまま別れにつながる可能性大です。
彼氏への気持ちが冷めた
理由はさまざまですが、彼氏のことが好きかどうかわからなくなった場合の「距離を置きたい」です。
このパターンでは、「離れてみたら、やっぱり彼が必要だった！」となるのか、「あれ？ いなくても大丈夫だった」となるのか予測不能です。
彼氏への不満が爆発
彼氏の接し方が雑で、デートもマンネリ。なんだか私、大事にされてない？ という不満が溜まっての大爆発からの「距離を置こう」はかなりの危険信号。
男性の怒りは天秤式で彼女にイライラして不満の方に傾いても、ちょっと優しくされると見直して、天秤のバランスが戻ります。
一方、女性の怒りはポイント制で、貯まることはあっても、減ることはありません。
ですから、彼女が不満爆発となった場合、それはほぼ「別れよう」に近い宣言です。
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カップルが距離を置くメリットは？
距離を置く最大のメリットは、自分にとってあの人の存在は、この恋の価値は……と客観的に考える時間が持てること。その後、どういう選択をするかは、そのカップル次第です。
関係を見つめ直すきっかけになる
「今までの関係って、依存気味だったのかも」
「恋に恋していたのかも」
「大切にされていなかったかも」
「相手の顔色をうかがいすぎていたのかも」
「家デートばっかりでマンネリを感じていたのかも」
距離を置くことが、2人の関係を冷静に見つめ直すきっかけに。
別れた方がいいのか、不満などを話し合って関係を続けるか、次の行動を決めることができます。
大切さを再認知できる
「彼の励ましの言葉って、自分の元気のもとだったんだな」
「彼女はたくさん家事をしてくれていたんだな」
「隣にいるのが当たり前になっていて、さびしいな」
そんなふうに相手の存在の大きさに気づき、感謝したり、大切さを再認識したりできるかもしれません。すると、別れるのではなく、お互いの反省点を話し合い、交際を続ける選択につながっていきます。
恋愛ストレスから解放される
「週末は必ず彼女の予定を聞いてからスケジュールを立てていたけど、今は自由だ！」
「彼氏の機嫌を取らなくていいなんて！」
「誰と飲みに行くって報告しなくていいのって、ラク」
ストレスに感じていた部分から解放されて、清々しい気持ちに。ただ、その感情が1ヶ月も2ヶ月も続くようなら、その恋はもう終わりに向かっていたのかもしれません。
距離を置くデメリットは別れにつながりやすくなること
「距離を置こう」と切り出された側にとっては、そのまま別れにつながる可能性が高くなるのが最大のデメリットです。自分はまだ好きで、その気持ちをキープしながら、距離を取り、「やっぱりムリだった」となった場合、そのダメージは計り知れません。
一緒にいないほうが楽なことに気づく
「距離を取ってみたら、すごくラク」と、自分から「距離を置こう」と言った側はもちろん、言われた側もそう感じるケースがあります。
「一人が気楽」。そのモードに入ってしまうと、再び距離を縮めるのは億劫かもしれません。
気になる人ができる
距離を置いている間に、気になる異性と出会う展開も。
「彼氏/彼女と比べて、ここが素敵」と比較しながら好きになっていくと、距離を置いたままフェードアウトすることに。
なんで付き合っていたんだろう？ と思う
距離を置いて、今までの付き合いを振り返ってみたとき、彼氏、彼女からされた嫌なこと、ケンカして話し合っても変わらなかった相手の許せない部分などがクローズアップされて、「なんで付き合っていたんだろう？」と思ってしまうことも。
彼氏、彼女がいる安心感や世間体、なんとなく惰性で付き合っていた自分に気づいてしまうと、元サヤに収まる理由がなくなっていきます。
距離を置きたいと言われても冷静に
さて、もしあなたが恋人から「距離を置きたい」と言われた場合、どうしますか？
内心びっくりするかもしれませんし、誇りを傷つけられたような気持ちにもなるでしょう。
でも、相手にはまだ絶対に別れたいというほどの気持ちはないかもしれません。あなたへの気持ちも残っているはずです。
だからこそ、大人な対応で。感情的に「イヤだ」「別れたくない！」と先回りすると、距離を置くどころから別れに直結することにもなりかねません。
自分も冷静になれる見直し期間がやってきたと考えて、2人の関係をより良いものにする方法を考えましょう。