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30代独身の私ってかわいそうですか? 独身をコンプレックスに感じる女性へ

「いくら充実した日々を送っていても、『30代女性、独身』というステータスだけで周りにかわいそうだと思われている気がする…」そんな悩みを持つアラサー女性は多いもの。今回は、「30代女性で独身」というステータスがかわいそうに見える理由や払拭する考え方を紹介します。


「仕事もプライベートも充実しているのに、『30代女性、独身』というステータスだけで周りにかわいそうだと思われている気がする……」

そんな悩みを持つアラサー女性は少なくありません。

今回は、本人も心のどこかで「30代女性で独身」を気にしてしまう心理、周囲が「かわいそう」なレッテルを貼る理由を分析。合わせて、落ち込みがちになる気持ちを払拭する考え方を紹介します。

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「30代で独身」というステータスをコンプレックスに感じる女性は多い

90年代から00年代初頭くらいまで「女性の結婚適齢期はクリスマスケーキ」と言われ、25歳を過ぎると婚期を逃したと言われる風潮がありました。でも、時代は変わり、現在は30代を自由に暮らす女性は増えています。

それでもクリスマスケーキ時代の考えを残している50代、60代はいて、「まだ結婚してないの?」「いい人いないの?」とズケズケ聞いてくるオジサンは少なくありません。

また、「出産は35歳までにと言うし、そろそろいい人みつけて結婚しないと……」という心配のていで「30代、独身はどうなの?」と投げかけてくるという人たちも。

そんな圧力は受けるものの、仕事もプライベートも充実していれば、さほど気にはなりません。それでも改めて、「30代になったのに、まだ独身なんだな……」と感じてしまうのは、周囲と自分を比較してしまうタイミングです。

  • 年賀状を見ていたら、大学時代から仲のいい女友達がみんな既婚者に

  • 会社の同期が次々と寿退社していった

  • 週末は友達の結婚式に参加することが増えた

  • SNSにプロポーズ報告と婚姻届の写真、結婚式の感動的なシーンの写真ばっかり出てくる

  • 実家住みだけど、芸能人の結婚のニュースが流れると親が気まずそうな顔をする

  • 幼馴染から「出産した!」って報告がきた

  • 実家に帰ったら、親戚の集まりで「いい人いないの?」と聞かれて気まずい


年齢はどうあれ、結婚や出産は人生の新たなステージと言えます。そこに身近な人が進んでいくのを目の当たりにすると、「独身って肩身が狭いかも……」という気持ちになってしまうのです。

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「30代女性で独身」というステータスがかわいそうに見える理由

一方、勝手に「30代女性で独身」はかわいそうとレッテルを貼り、余計なアドバイスを送ってくる側は、こんな考えを持っています。

・誰にも選ばれてないんだ感

「30代になる今まで、誰からも『結婚してほしい』と思われなかったんだ」……と妄想してくる人も。余計なお世話です。

・寂しい暮らししていそう感

「20代は遊びのも忙しいし、恋愛事情もいろいろありそう。毎日がキラキラしてあっという間に過ぎる時期でもあるし……でも、30代で同じ日常は無理。明るく振る舞っているけど、きっと孤独なんだろうな……」と、勝手に寂しい認定してくる人も。

・これからずっと結婚できなそう感

恋愛市場では、同じスペックなら若い子のほうがモテるのが当たり前。

「30代で独身、恋人なしなら、ここから先、いい出会いもないのでは? このままでは結婚できないかもしれないから、私がおせっかいを焼いて発破をかけないと……」という謎の責任感まで感じる人も。

・強がっている感

「30代、独身でマンションを買った? 趣味が楽しくて充実している? 恋人に束縛されない毎日が楽しい? そんなふうに言うけど、強がっているんじゃないの?」と、痛々しく見て来る人もいます。

・男運がない感

結婚したいと思えるような男性に出会ってこなかったのかな? それとも男を見る目がないのかな? いずれにしろ、男運がないのかもしれないな……と勝手な妄想の材料にする人も。

・「普通の幸せ」すら手に入れられない感

「結婚して家庭を築くのが、普通の幸せ。だとすると、30代になってもそれを手に入れられそうにないのはかわいそう……」と、同情してくる人も。

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「30代で独身の女性ってかわいそう」って思われている……それ自分の思い込みかも

さきほど、「『30代女性で独身』というステータスがかわいそうに見える理由」を紹介しましたが、実際のところ、レッテルを貼って「30代女性で独身はかわいそう」と思い込んでいるのはごく一部の人たちです。

世代に関係なく大多数の人は、個人の選択がどうあれ、独身であることをどうとも思っていません。

むしろ、「自由でいいなー」「結婚したって幸せになるとは限らないしね」「自立できる仕事があって、かっこいい」とプラスのイメージを持っている可能性も。

つまり、30代独身の本人がなんとなく「かわいそうなのかも……」と悩んでしまうのは、一部のネガティブな意見に影響を受けての思い込みに過ぎないのです。

もちろん、身近な人の幸せな結婚を知ったときに心がざわめくことはあるでしょう。でも、それは一時的な心理の変化。自分で勝手に「30代、独身、女性」のステータスにコンプレックスを感じるのはやめましょう。「30代で独身で」は立派な生き方の1つです。

周りではなく自分の意見を大切に

今後も古い考え方を持つ人たちから「まだ結婚してないの?」「早くしたほうがいいよ」「独身は社会人として一人前とは言えないよ」など、意味不明な攻撃を受けることはあるでしょう。

でも、重要なのは自分の人生を自分で選んだかどうかです。

心理学で「自己決定論」と呼ばれる考え方ですが、私たちは次の3つのポイントが満たされているとき、幸せを感じます。

  • 自分が決めた実感があること

  • 自分で選んだ環境で成長を実感できること

  • その環境でいい人間関係が築けていること


つまり、「今は1人でいる」と自分で決めて、仕事や趣味、日々の生活そのものから刺激を受け、仕事仲間や友人に恵まれていれば、他人がなんと言おうと充実感、幸福感を得られるわけです。

既婚マウントをしてくる人、無邪気にプレッシャーをかけてくる親戚や親、なんとなく結婚しなければいけない社会的な圧を押し付けてくる人は、誰かを攻撃することで安心しようとしている不幸せな人たちなのかもしれません。

周りの声ではなく、自分の考えを大切に。もちろん、結婚しないことにこだわる必要もありませんし、結婚しなくちゃ……と焦ることもありません。今、あなたが得ている実感を信じていきましょう。

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