その相手で本当に幸せになれる? いい出会いに必要なのは1つだけ
まわりの友達がいい恋愛をしている中で、自分はいつもいまいちな恋愛をしていると感じている方。もしかしたらあなたにはいい恋愛に欠かせない「ある要素」が抜け落ちているかもしれません。あなたをいい出会いへと導くものをお教えします。
あなたに、1つ質問があります。
あなたは自分に自信のあるタイプでしょうか? それとも自分に自信のないタイプでしょうか?
自信がないと答えてしまったあなたは、いい恋愛からずいぶん遠ざかっているかもしれません。
なぜなら、自信はいい出会い、いい恋愛に欠かせない要素だからです。
いい恋愛とすぐ終わる恋を分ける「自尊理論」
心理学の世界には「自尊理論」という理論があります。簡単に言うと人は弱っていると恋に落ちやすいという説です。
あなたが過去にしたいまいちだった恋愛を思い出してみてください。恋の始まりはこんなパターンではありませんでしたか?
「初めましての人ばかりのイベントで知り合い、たくさん話しかけてくれた女性を好きになった」
「たまたまバーで隣り合わせて、別れたばかりの元カレの愚痴を聞いてくれた男性を好きになった」
「居酒屋で就活の悩み相談に乗ってくれた先輩を好きになった」
このように不安を抱えた状態で出会った相手のことを「いいな」と感じてしまったのではないでしょうか。
これがまさに自尊理論で説明されていることで、人は自分に自信が持てないときほど、何かに依存しやくなるのです。
しかし、ここで感じた「いいな」は長続きしません。
なぜなら、自信を失っているあなたは本来の状態ではないからです。
結果的に、いい関係を保てる相手ではなく、寄りかかれる相手を選んでいるので、時が経つにつれて「あれ?」という違和感が膨らんでいきます。
また、自尊理論から言うと、いわゆる「いい人」を恋人の条件にしている人もまた、いい恋ができない自信のなさの罠にはまっていると言えます。
「明るくて、やさしくて、いい人が好き」の罠
恋愛と結婚について聞くと「結婚する人と本当に好きな人は別」という話をする人がいます。
実はこれ、自信のない人の特徴です。
どういうことかと言うと、本当に好きな人には自分と似た「心地のいい類似点」があります。ところが、自分に自信のない人はその「心地のいい類似点」を信じきれません。
そこで、社会的に見たラベリングを気にし始めます。
仕事は?生活の安定性は?見た目は?
などなど。
そして、誰からも後ろ指をさされない「明るくて、優しくて、いい人」を求めてしまうのです。
もちろん「明るくて、優しくて、いい人」は恋人にも、結婚する相手としても過不足ないでしょう。ところが、この視点には1つとても重要なことが欠けています。
それは、その「明るくて、優しくて、いい人」が、あなたにとって大切な人であるかどうかです。
つまり、自分に自信がない人は、本当に自分と合う類似点を持っている人を信じ切れず、避けてしまうのです。
そして、みんなから「いいね」と思われるような相手を探して迷走してしまいます。これが自尊理論です。
グサッとくる部分があったなら、要注意。あなたは自信のなさの罠にはまっているかもしれません。
「裏切らない人」ではなく「許せてしまう人」を選ぼう
また、つらい恋を経験した女子ほど「次は自分を裏切らない男性を探したい」とも言います。
これもまた、自信のなさを裏返した発言です。
いい恋愛をするための恋人選びのコツは、少々のことは何をしても許せる人を探すことにあります。
キーワードは、裏切らない人ではなく、許せてしまう人です。
相手がミスをしても、自分のことを一時的に裏切るようなことをしても、それを許せてしまう人を探しましょう。
そのためには、自分に自信を持って、自分の「いいな」を信じられる状態を保つことが必要です。モテるために明るくて、やさしくて、いい人になる必要はありません。
自分の明るい面を見せられるような類似点、共通の趣味や価値観のある人を探し、自信を持って接していれば、自然と明るくて、やさしくて、いい人であるあなたになれるはずです。
いい出会いといい恋愛に必要なのは、あなたを支えるちょっとした自信
最後にもう一度、質問です。ただし、質問に答える前に自分の中にある自信の種を探してみましょう。
「料理の腕なら意外と自信がある」
「いい居酒屋選びのコツならよく知っている」
「最新アプリの情報なら人一倍敏感」
「これまでやってきた習い事の数なら誰にも負けない」
「趣味を通して培った、自慢の友だちネットワークがある」
「なんだかんだ私って結構やさしい」
そんな感じのちょっとした自信で構いません。そのちょっとした自信が、あなたの強みであり、いい恋を引き寄せるきっかけになります。
さて、あなたは自分に自信のあるタイプでしょうか? それとも自分に自信のないタイプでしょうか?