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自己肯定感が高い人と低い人の特徴は?幸福度がアップする自己肯定感を高める方法

なんだか気分が落ち込むこともあれば、充実した気分のこともある、なんてよくあることですよね。実はそうした心の動きの変化は、自己肯定感と深く関わっています。今回は、自己肯定感の高い状態と低い状態それぞれの特徴と、自己肯定感を高める方法を解説します。


あなたもこんなふうに心が揺れ動いたことは、ないでしょうか?

◆ 最近、なんとなくうまくいっていないな

◆ 何が原因かわからないけど、昔に比べて、人付き合いが面倒くさく感じるな

……と、わけもなく気分が落ち込む日もあれば、

◆ 今日は朝から気分が良くて、なんでもできそうな気がする

◆ 話したいことがたくさんあって、みんなとわいわい楽しく過ごしたい

……と、不思議と充実感のある1日を過ごせてしまった。

じつは、こうした心の動きに深く関わっているのが、「自己肯定感」です。

今回は、自己肯定感の定義とそのコントロールの仕方について解説します。

そもそも自己肯定感とは?

自己肯定感とは、「あなたが自分についてどう考え、どう感じているか」によって決まる、自分の価値に関する感覚で、誰もが備え持っています。

あなたが、

  • 自分には生きる能力があり、幸せになる価値がある

  • 人にやさしくありたい、思いやりを持って接したい

  • 先々には、きっといいことがある


……と信じることができるのは、自己肯定感がその思いを根底で支えているからです。

心理学の世界では、「ありのままの自分を受け入れ、認めた状態」と定義する研究者もいます。そして、自己肯定感が高い状態にあると充実感や幸福感が高まることもわかっています。

ただし、自己肯定感は、周囲の環境に影響を受け、高くもなれば、低くもなります。

恋愛に関して言うと、自己肯定感が高まっているときは幸せな恋を始めやすく、逆に低く落ち込んでいるときは付き合うべきではない相手を引き寄せてしまう確率が高まるのです。

withで幸せな恋をする

自己肯定感の高い状態になっているとき

自己肯定感が高い状態にあると、物事を前向きに解釈することができ、気持ちが安定し、積極的に行動することができます。

失敗をしても、周囲の批判を受けても、自己肯定感が高いときは自信の軸がぶれません。

楽観的に物事に対処し、気持ちを切り替えて善後策を見出し、行動することができるのです。

自己肯定感が高い状態の特徴

◆ ステキな人に出会ったら、話しかけてみようとアクションを起こせる

◆ 自分の行動に「いいね」と思える

◆ 結果的に失敗しても、「この部分はよかった」「この部分は修正しよう」と次につながるポイントを見出すことができる

◆ うまくいったとき、ますます時間を深めて行動的になれる

自己肯定感の低い状態になっているとき

自己肯定感が低い状態にあると、自分に対して自信が持てず、他人からの評価に過敏になってしまいます。

例えば、ダイエット中に気がゆるみ、ついついハイカロリーなジャンクフードをお腹いっぱい食べてしまったとしましょう。

自己肯定感が低い状態では、食べてしまった事実によって心が揺れ、「ダイエットに失敗した……」と落ち込みます。

そして、もうどうにでもなれと翌日から過食に走ってしまう可能性すら出てくるのです。

ちなみに、自己肯定感が高い状態であれば、「今夜はダイエットを小休止。十分楽しんだから、また明日からがんばろう」と切り替えることができます。

自己肯定感が低くなってしまうと、ちょっとした出来事でも心が揺れ動き、気分が沈みやすくなり、行動は消極的になるのです。

自己肯定感が低い状態の特徴

◆ 好きな人ができても「自分なんかじゃ……」と後ろ向きになり、声をかけられない

◆ 人から親切にしてもらっても、裏があるように感じてしまう

◆ 周囲の人に否定的な言葉を投げかけて口げんかのようになってしまう

◆ 承認欲求が強くなりすぎて、友人、知人の意見に影響を受けやすくなる

自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高める簡単な方法をお教えします。

自分が感じていることを「自己認知」する

自己肯定感を高めるため、欠かせないのが、次の2つの視点です。


① 自己肯定感は上がり、下がり、変化するものだと知ること

② 今の自分の自己肯定感がどういう状態になっているかに気づくこと

この2つの視点を持つことは、自己肯定感をコントロールする準備となります。例えば、

「気分が落ち込んでいるのは、昨日、上司に怒られたから」

「自己肯定感が低い状態になっているから、パートナーのちょっとした言葉にイライラしている」

「いつも以上に周りの人に優しくできているのは、好きな人ができて自己肯定感が上がっているから」

このように「なぜ、自分がこう感じているのか」を客観視し、自覚することを心理学の世界では、「自己認知」と呼びます。

自己認知がうまくできていると、調子がいいときも悪いときも、その原因を掴むことができ、メンタルの状態を上向きに調整していくことができるようになります。

「ストレングス・ブラインドネス」 から脱する

そして、自己肯定感を高めるためには、「ストレングス・ブラインドネス」(強みの無知) から脱することです。

「ストレングス・ブラインドネス」とは、自分の強みを理解していない状況。自己肯定感が高まらない最大の理由は、本人が自分の強みを知らないことにあります。

そこで、自分の強みを確認するために、好きなことや得意なこと、それに付随することなどを書き出しましょう。

  • 好きなことは?

  • 自分の強み(得意なこと)は?

  • 強みを実感することは?

  • それは自分が何をしている時に感じるのか?


思いつくまま書き出して、あなたの強みを再確認しましょう。そして、その強みを生かした行動を取ることが自己肯定感を高めてくれます。

強みを生かした行動

例えば、「優しいところ」が強みだとわかったのなら……。

「家族に感謝を伝え、家事を手伝う」
「公共交通機関で、必要な人に席を譲る」
「少額でも募金などに寄付をする」
「ボランティア活動に参加する」
「彼氏、彼女に優しくする」

……といった行動を取りましょう。

ポイントは、誰かに求められ、他人の目を気にして動くのではなく、能動的に自分からアクションを起こすことです。

強みを生かした行動を取ることでストレングス・ブラインドネスから脱し、自己肯定感が高まっていきます。

自己肯定感が高いことは恋愛でもプラスに

「ありのままの自分を受け入れ、認めた状態」である自己肯定感が高い状態。

自己肯定感が高いと、自分に自信を持って行動することができ、恋愛でもプラスに働きます。

そこで、今回紹介した自己肯定感を高めるステップをまとめと、次の通りになります。

自己肯定感を高めるステップ

◆ 自己肯定感は上がり、下がり、変化するものだと知ること

◆ 今の自分の自己肯定感がどういう状態になっているかに気づくこと

◆ 自分の強みを再確認すること

◆ 強みを生かした行動を起こすこと

あなたも自己肯定感をコントロールする方法を身につけ、充実感や幸福感が高まる状態を作っていきましょう。

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