【ベテラン × 新卒プランナー】ユーザー体験の根幹を形にするプランナーがwithで遂げた「成長」
「自分らしくいられる人と生きる幸せを、世界中へ」というビジョンを基に、恋愛における最適な縁を提供するため、withは「価値観」をベースにしたマッチングを日々追求しています。そんなwithのプロダクト企画を担っているのが、プランナーの皆さんです。
今回はベテラン(プランナー部門の責任者)の小林さんと2022年に新卒入社した杉沼さん、吉田さんの3名にインタビューし、プランナーとしてどんな課題に立ち向かっているのか、またその中でどんな成長ができるのかなど、withならではの成長環境について伺いました。
「人を幸せにしたい」を第一に掲げるwithのプランナー
― 最初に、小林さんのご経歴について簡単に教えてください。
小林:新卒でオンラインゲームの会社に入社し、8年ほどプランナー業務を務めていました。手掛けていたのは、アバターやコミュニティ系サービス、ブラウザのカジュアルゲームなどの企画・運営です。「プランナー」という肩書きではありましたが、数値管理や方針決定、企画・サービス立案まで、エンジニアリング・デザイン以外はほとんど業務範囲でしたね。withでもプレイングマネージャーと同じような役割を担っています。
― 杉沼さん、吉田さんは、なぜ新卒でwithに入社したのでしょうか?
杉沼:私は学生時代に結婚式場でアルバイトをしていたので、就活でも「人の幸せ」に携われる仕事を探していました。ウェディング業界も検討しておりましたが、マッチングアプリならより多くの人に「出会い」を提供できるため、この業界を志望しました。
その中でもwithが魅力的だったのは、裁量が大きく、新卒のうちからいろいろな業務に携わらせていただけそうだったからです。事実、手を挙げたら任せてもらえる環境であると感じています。また、面接で「事業で一番大事にしていること」についてお伺いした際、お会いした全員が「ユーザー体験」だと答えていたのも印象的で。面接を繰り返していく中で、会社と自分のビジョンが一致していると感じたため、入社を決めました。
吉田:私は学生時代に大学規模の新入生歓迎会の運営や、カフェのアルバイトをしていました。そのため、これまでの学生生活から変わらず、「人を喜ばせたい」「ポジティブな気持ちにしたい」という軸で就活を進めており、当初は自分自身が興味関心のあるエンタメ系の企業を探していました。しかし、偶然withについて知る機会があり、恋愛という領域で人に届けられる幸せの規模が非常に大きい点に魅力を感じ、応募に至りました。
面接では、プランナーの方々が本心からユーザー体験を重視していることが伝わってきました。そして会社の目指す理想の世界が、私の「人を幸せにしたい」「ポジティブな感情であふれる世界で生きたい」という価値観ともリンクしていると思い、入社を決めました。
論文やデータでマッチングの本質を探り、ユーザー体験をとことん追求
― 小林さんがwithのプランナーを務める中で、難しさを感じるのはどんなところですか?
小林:そもそも「恋愛・結婚」というテーマ自体が非常に難しいものだと思っています。
まず100人いれば100通りの好みや価値観がありますし、わかりやすい正解がありません。
また、一方の要望を満たせばよいわけではなく、双方の要望を満たさないとマッチングができません。
さらにプロフィールの情報でうまくマッチしたとしても、実際に会話したり会った時の印象で「思っていたのと違った」となることもあります。
そのような変数がたくさんある中で、どうにか答えを導き出そうとあらゆる視点から地道に検証をおこない日々試行錯誤しながら企画を立てます。
例えばwithの看板コンテンツの「心理テスト」は、診断を受けることで自分の価値観がわかる&相性の良いお相手がわかるというものですが、こちらのテーマについては数百件の仮説検証を繰り返した過去があります。
「どんなテーマや内容であればユーザーさんにささるのか?」「相性が良いと感じたり、心を動かされる要素はどこにあるのか?」「実際にマッチングするだけでなく、その後会話が弾みやすくする仕組みはないか?」などを心理学の論文を参考にしたり専門家の方と連携して、まずは一施策に落とし込みます。
その後、実際にリリースしてユーザーさんの反応や実際の数値データを見て、その結果を次の企画に反映させてくという作業を繰り返し行っていきました。
一度うまくいったテーマをもう一度やってみると数値が伸びなかったりすることも多く、本質を掴むのがすごく難しかったですね・・・(現在も引き続き検証中です)
― そのほか、壁にぶつかって乗り越えたような経験はありますか?
小林:従来は数問程度のライトな心理テストを提供していたのですが、あるタイミングで50問以上の本格的な心理テストを導入してみようという話があがりその際は社内でも揉めました。笑
50問以上もあると、当然ユーザーにとっては大きな負担になりますが、テストを受けてもらえればより詳細なデータを取得でき、ユーザーに対してもプロダクトとしても良い結果が出ると見込めました。どうすればユーザー体験を損ねずに、大量の設問を解いてもらえるのか・・・。社内でもいろいろと議論をした末、設問を出す画面のUIに細部まで工夫を施すことで、設問の量を感じさせず、楽しみながらテストを受けてもらえるようにしました。
結果的に、心理テストの離脱率はほぼ0%の水準を達成。ユーザーからの評判も「いつもより納得感がある」「当たっていてびっくりした」など予想以上に良くホッとしました。この実装を皮切りに、より多彩な診断を導入してく方向へとプロダクトをシフトできました。デザイナーやエンジニアにも「もっといろんな挑戦をしていいのかもしれない」という気持ちが生まれ、積極的に新しい施策に取り組む流れにつながっています。
withならどんな分野でも通用する根本的なスキルが身に付く
― 以上のような経験を通じて、小林さんが一番成長できたと感じるのはどんなところでしょうか。
小林:ユーザー体験をとことん突き詰める力が身に付いたと感じます。withで培ったスキルがあれば、たとえ業界やジャンルが全く異なる分野で働くことになったとしても、充分通用するのではないでしょうか。
例えばリアル店舗をプランニングする仕事も、入店するときにお客さんにどんな情報を出すべきなのか、どんな誘導すればいいのかなど、顧客体験を良くするために考えるべき根本は変わりません。withでの経験によって、自分自身の「プランナー」としての幅が広がった実感があります。
― 今後プランナーとして、withでどんな挑戦をしていきたいですか?
小林:どんな方でも安心してwithを使えて、なおかつ自分にぴったりのパートナーが必ず見つかる環境を整えていきたいです。たとえ自分にあまり自信がもてない人でも、withがその人の魅力を引き出して、価値観の合うパートナーと出会えるようにしたいのです。
また、世の中のニーズや時代の流れに合わせてプロダクトを進化させていきたいと思っています。
長く同じサービスに携わっていると、どうしても視野が固定化されてしまう事があるので、withのメインターゲットとなる20代前半の方にインタビューをおこなったり、国内外で流行っているアプリを研究したりと常に視野を広げることを意識しています。
例えば、今のwithでは自分の事を表現したりお相手のことを深く知る方法として「自己紹介文をたくさん書く」「メッセージを何度も重ねる」というテキストを中心とした文化がありますが、世の中ではyoutubeやInstagram・Tik Tokなどの写真や動画、音声を使ったサービスが身近になっています。
そのような手法を上手く取り入れれば、よりお相手の人柄や価値観がわかりやすくなったり、効率よく情報を取得できるようになるかもしれません。
withが大切にしている本質を損なわないことは大前提に、時代の流れに合わせたプロダクト開発に挑戦していきたいです。
新しい方法、視点を用いてプロダクトを作っていきたい方には、ぜひジョインしていただきたいです。
プランナーとしての課題に向き合いながら目標を目指して成長したい
― 最後に吉田さん、杉沼さんから、今後自分がどのように成長していきたいか、期待や展望について教えてください。
吉田:私がプランナーとしてwithに入社して気づいたことは、大きく二つあります。一つは、恋愛という感情や本能に起因するプロダクトが、想像以上にロジカルに設計されている点です。曖昧で感覚的なものだけを頼りにするのではなく、対象となるユーザーのボリュームはどのくらいで、どんな傾向を持っている人が何割いて……といった数字を用いるシーンが非常に多く、自分の中で視野が広がりました。
もう一つは、チームビルディングの難しさです。施策を本格的にスタートさせる際は、デザイナーやエンジニアの皆さんと打ち合わせをするのですが、日程調整や場のファシリテーションなどは、全てプランナーの役目です。まだまだ社会人経験の浅い自分が、ベテランのメンバーをまとめて場を取り仕切るのは非常に緊張しますし、異なる意見が出てくる議論を上手く着地させるのはとても苦労します。
その上で今目指しているのは、小林さんのような大型施策を一から設計できるプランナーに成長して、ユーザーに喜ばれる機能を一から立ち上げ、リリースすることです。「人を幸せにしたい」という願いを持って入社したからには、自分の力でより多くの人々を幸せにできるよう、メンバーの皆さんの協力もいただきながら頑張っていきたいです。
杉沼:withに入社してから、「企画」という仕事が本当に慎重に進められていくものなのだと知りました。私の場合、「こんなことがやりたい」「これをやったら面白そう」とすぐに案を思いつくことはあっても、いざ推し進めようとすると、潜在的なニーズや効果を充分に詰められていないことが多かったです。自分の未熟さを実感するとともに、企画は「ロジカルに組み立てていく」ものなのだと学びました。
一方で新機能の実装時は、検討材料になるデータそのものがないことも少なくありません。やってみないと正解が見えない状況で最大限の効果を追求しつつ、ベテランメンバーの方とやり取りしながら推進するのは、本当に難しいことだなと感じています。
ただ、チャレンジングな環境で働ける分、エンジニア、デザイナーといった別の職種の方々の視点を知る機会が増えたり、自分自身にフィードバックを頂く機会が多く思考を深められたりと、着実にスキルを磨くことが出来ていると思います。
プランナーの仕事は、求められるスキルや専門性が幅広いからこそ、今後も「数値を追う貪欲さ」「ユーザー体験を重視する力」を、汎用的なスキルとして磨き上げていきたいです。
最終的には企画からマーケティング、チームビルディング、ディレクションに至るまで、自分一人でこなせるような、ジェネラリストを目指していきたいと考えています。
withではこれからの成長に向けた新しい仲間を募集中です。
ぜひ求人をご確認ください。