結婚前に感じる不安に悩む女性へ。マリッジブルーを解消する方法
あんなに望んでいたのに、いざ結婚が目前に迫ると不安に…という女性は多いものです。今回は、結婚前に迫ってくるよくある不安の内容や、マリッジブルーを解消するための対処法などを紹介します。
プロポーズはそろそろかな?
ウェディングドレスを着てみたい。
友達の結婚式に出るたび、うらやましくて……
自分の番はいつくるのかなと強く望んでいたのに、いざ結婚が目前に迫ると不安がふくらんできて……と、マリッジブルーを感じる女性は多いものです。
今回は、結婚前に迫ってくるよくある不安の内容、なぜか気持ちがふさぎ込むマリッジブルーを解消する対処法などを紹介します。
マリッジブルーになることは悪いことじゃない
マリッジブルーとは、結婚を控えた人が間近に迫った結婚式や結婚生活に不安や憂うつを覚える精神的な症状のこと。
結婚を意味する「marriage」と気持ちの落ち込みを表現する「blue」を組み合わせた和製英語です。
突然やってくる不安感に「こんなに不安になるなんて、この結婚は正しくないのかな?」と思うこともあるかもしれません。
でも、安心してください。マリッジブルーは一時的なもの。
人生の大きな節目ですから不安になるのは当たり前ですし、何かと決めることが多く大変な結婚式の準備を憂うつに感じるのも当然です。
勢いのまま結婚するよりも、一度、立ち止まって結婚生活についてしっかり考えてみる機会にしていきましょう。
結婚前に不安に感じること
マリッジブルーの主な原因となるのは、結婚生活への不安です。
実家暮らし、一人暮らし、同棲中の今から、結婚後はどう変わっていくのか。未経験だからこそ、不安が膨らみます。
金銭面での不安
2人で暮らしていくうえで、家計は1つにするのか、お財布は別々か、お小遣い制になって自由に使えるお金が減ってしまうのか。
お互いの金銭感覚は合うのか、将来に向けて貯金したいと思っているけど、彼も同じ思いかどうか、今は2人との働いているけど、もしも片方が何らかの事情で働けなくなったときに大丈夫か……などなど。
生活していく現実がリアルに迫ってくるからこそ、金銭面の不安が膨らみます。でも、それは結婚生活を真剣に捉えているからこそ。タブーだと思わずに、彼氏とお金の話をしていきましょう。
家事と仕事の両立に対する不安
実家暮らしが長い彼氏は家事ができるのかな?
「男性は台所に立たせない」なんて言い出すお義母さんじゃないかな?
仕事が忙しくなると、家事がおろそかになりがちだけど、大丈夫かな?
お互いに家事を分担しながら、協力しあっていけるかどうか。仕事への理解度はあるかどうか。
デートやお泊りだけではわからない深いところの価値観が試されます。
環境が変化することへの不安
同棲経験がないままの結婚の場合、そもそも彼氏と2人で暮らしていけるかな? という環境の変化への不安も高まります。
親族づきあいへの不安
2人の相性が良ければ大丈夫と思いがちですが、いざ結婚となると、やはりお互いの親族との付き合いはゼロにはできません。
相手が自分の親とうまくやっていけるか、自分が相手の親族とうまくやっていけるか。クセありな親の話を事前に聞いていたりすると特に不安になってきます。
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名字がかわることに対する不安
夫婦別姓が制度化されるにはまだまだ時間のかかりそうななか、結婚後はどちらかが姓を変えるのが一般的。役所での手続きはもちろん、銀行口座、運転免許証、クレジットカードの名義変更など、事務処理の手間は相当なもの。
また、何十年も使っていた名字が変わり、アイデンティティが失われないか……という怖さも出てきます。
この人で大丈夫かという不安
恋人同士の別れと違い、結婚後の離婚は一大事。ちょっとしたすれ違い程度で別れるわけにもいきません。
そのため、いくら大好きな彼氏でも結婚が近づくにつれて、「この人との結婚は正しいのか」「本当に後悔しないか」「もっといい人がいるのではないか」という不安に襲われることも。
彼の性格に対する不安
浮気ぐせがある、小さな嘘を付く、浪費癖があるなど、彼氏の性格面に不安や不満があると、結婚後にそれが収まるのかどうか心配になってきます。
自由がなくなることへの不安
結婚すると、今までのように自分のペースで生活していくことは難しくなります。それは恋愛についても言えること。
仮に、他に好きな人ができたとしても簡単に別れることはできませんし、付き合っていたとき以上に相手のことを考える時間は増えます。
浮気願望があるわけでも、遊びたい願望があるわけでもないけれど、自由が制限されること不安を感じるのです。
私で大丈夫?
シンプルに、私が相手で本当に大丈夫? という不安がふくらむことも。彼氏が実際にどう思っているかとは関係なく、勝手に心配になってしまうのです。
結婚前の不安は的中する?
マリッジブルーで浮かぶ不安のほとんどは、一時的なもの。ただ、「結婚したら彼氏も変わってくるはず……」という性格面への期待は、裏切られることも。
生活習慣や価値観は変化しても、根本的な性格はなかなか変わりません。
たとえば、家事の経験がなかった彼氏が料理上手、掃除好きになることはあっても、浮気グセがある人、浪費癖がある人の感覚はそのままの可能性が大きいわけです。
ですから、性格面に不安を感じているなら、もう一度、よく考えてみるのも選択肢の1つかもしれません。
結婚してから後悔しないように、あらかじめ話し合っておくと良いこと
結婚後に後悔しないよう、考え方をすり合わせておくべきトピックもあります。次の3つのポイントついては、「一過性のマリッジブルーだから……」とスルーせずに話し合っておきましょう。
将来設計
子どもがほしいか、何人ほしいか、何歳ごろにどこに住みたいか、持ち家がほしいか、お互いのキャリアについてはどう考えているかなど、それぞれが持っている大まかな将来設計について話し合うのは大切です。
もし、子どもができにくいとわかったとき、不妊治療をするのかどうかなど、話しているうちに話題はより深くなっていくはず。そのやりとりが将来に向けて2人が共有する価値観の土台となります。
お金の管理や貯金について
財布は1つにするのか、家計用の口座をつくるのか、お互いに自由に管理するのか、でも、子どもができたら……? 貯金は毎月どのくらいしていき、いくらくらいを目指すのかなど、お金の話題は結婚生活と切り離すことのできないトピックです。
懐事情を明かしたがらない男性もいますが、2人で暮らしていく以上、ブラックボックスのままとはいきません。
将来設計に合わせて、何歳くらいまでいくらの貯金があったらいいかまで話せると、金銭面の不安も軽減されるはずです。
親族との距離感について
義理の両親とどのくらい頻度で会うのか、彼氏の兄弟を含めた親族とも深く付き合うか。毎月食事に行きたいという人もいれば、お正月とお盆だけ会えばOKという人もいます。
また、将来は両親と同居したいと考えている人も。まさに親族との付き合い方の価値観は人それぞれ。あらかじめ話し合っておくことで、無用なトラブルを避けることができます。
結婚後も話し合いは必須。話し合いのできない男性との結婚は考えたほうが良いかも
ちなみに、結婚前に話し合いをしようとしたとき、「どうにかなるでしょ」「あんまり先のことを考えてもさ」「ちょっと面倒くさいから、またにしない」など、彼氏が嫌がるようなら要注意。というのも、結婚後はさらに話し合うべき出来事が増えるからです。
病気になる可能性もあれば、意外なタイミングで妊娠することもあるでしょう。いくら話し合っても将来設計どおりの未来になるとは限りませんが、話し合わなければ何も始まりません。
にもかかわらず、結婚前に真剣にあなたと向き合ってくれない男性は結婚後も同じ態度を取るはず。もちろん、なるようになると結婚生活をスタートさせるのもありですが、彼氏に話し合うことの大切さを伝える努力はしたいものです。
マリッジブルーを結婚の準備に役立てましょう
マリッジブルーが襲ってきたら、彼氏があなたの不安や憂うつをきちんと受け止めてくれる人なのかどうか、相手の反応を見極めたり、今後の結婚生活について考えるきっかけにしてみましょう。
「大好きな彼と結婚できる!やったー!」と勢いのまま結婚する人は、新婚生活に幻想を抱きすぎて「こんなはずじゃなかったのに……」となる可能性も。そう考えると、マリッジブルーをきっかけに深く話し合ってから結婚できるのは素晴らしいことです。