匂わせ女子のSNS投稿あるある!インスタで匂わせてしまう心理と嫌われる理由とは?
彼氏とのデートやプレゼント、好きな人のことなどを遠回しにアピールする匂わせ女子の匂わせ投稿。今回は、そんな巷で話題の匂わせ女子がやりがちなSNS投稿や匂わせをしてしまう心理、嫌われてしまう理由を解説します。
SNSで国民的アイドルグループのメンバーとの交際を匂わせていて話題となった女性や、インスタグラムで不倫相手との写真を友達として投稿していた女性など、最近、何かと芸能ニュースの話題となっている「匂わせ女子」。
「彼氏できました!」「結婚します」などはっきりと言えばいいものを、なぜか遠回しにそれを匂わす「匂わせ女子」は、芸能界に限らず、あなたの身近にも存在しますよね。
察してスタンスでさりげなく自慢する匂わせ女子は、なぜ堂々と言わずあえて「匂わせ」をするのでしょうか?
今回はありがちな匂わせ投稿、本人が「匂わせ」をしてしまう心理、そしてそれを見つけたとき、私たちがモヤッとしながらも無視できなくなってしまう心理について解説します。
匂わせ女子とは?
そもそも「匂わせ女子」とは、ツイッターやインスタなどのSNSで彼氏の存在や幸せな出来事を匂わせるような投稿をする女性のこと。
直接、「彼氏できた!」と投稿するのではなく、「あれ? 彼氏できたのかな?」「デート?」などと思わせるようなアピールをするのが特徴です。
そして、「匂わせ投稿」には次のようなあるあるパターンがあります。
匂わせ投稿あるある
① いかにもデートっぽい2人分の料理の写真を投稿
② カフェなどでのカップを持つ男性の手が見切れている写真を投稿
③ 「#いつもありがとう」など意味深なハッシュタグをつける
④ 「#相方」をつける
⑤ サイズが明らかに大きいパーカーを着て「#さすが男の子」
⑥ 第三者とは思えない男性の後ろ姿が映るストーリーズを投稿
⑦ 高級ブランドのプレゼントと首から下だけが写っている男性の写真を「#誕生日のお祝いありがとう」というハッシュタグをつけて投稿
⑧ 誰かに撮られたふうの寝顔の投稿
⑨ 明らかに1人では食べきれない量のおうちごはんの投稿
⑩ 拡大しないと読めないほどの小さな文字と長文で「本当にいつも支えてくれてありがとう」という内容のストーリーズを投稿
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匂わせ投稿するのはなぜ?意外と闇が深い匂わせ女子の心理
匂わせ女子は、なぜストレートに「彼氏とデート!」「最高のプレゼントをもらいました!」「今日は気合いを入れた手料理で、おうちデートです」と書き込まず、彼氏の存在や自分の喜びを遠回しに投稿し、匂わせてしまうのでしょうか?
そういった匂わせてしまう心理の背景には、本人の自己愛や不安、承認欲求が潜んでいます。
そもそも、インスタグラムなどのSNSにおいて恋人についての投稿が多い人は、メンタルが弱く不安を感じやすいということが心理学の研究で判明しています。
また、スウォンジー大学が74人の学生を4ヶ月にわたって追跡調査した「SNSの使い方によって自己愛が強まるかどうか」の観察研究では、
自己愛の強い人ほどSNSへ自撮りを投稿する確率が高い
SNSへの自撮り投稿が増えるほど、自己愛が強くなる
写真や動画などビジュアル要素の強いSNS(インスタグラムなど)を使うほど、自己愛の度合いは強くなる
……ということが判明しています。このSNSと自己愛の関係、メンタルの弱さを匂わせ女子に当てはめると、
ということになります。つまり、「匂わせ女子は不安症が強すぎることから匂わせ投稿せざるを得なくなった」ということなのです。
匂わせずにはいられない!匂わせ女子になってしまう理由
匂わせ投稿の裏には「強い不安」があるといことがわかりましたが、なにが不安要素になって匂わせ投稿に繋がるのでしょうか?
匂わせ女子の裏事情① 隠さなければいけない背景があるけれど、幸せアピールはしたい
不倫や密かな社内恋愛、一方的な片思いなど、公にできない恋という現実的な問題がある場合、友達に打ち明けるなど、リアルな場所で承認欲求を満たすことがなかなかできません。
そこで、匂わせ女子にとって格好の表現の場となるのがSNS。
冷静であれば「もし、バレてしまったら……」というリスクを踏まえ、匂わせを慎むもの。
しかし、そのハードルをひょいっと越えてしまえるのは、強い不安と強い自己愛からです。
「明確に誰と一緒にいるのかを悟られたらまずい」「けれど、幸せをアピールをしたい」というジレンマを抱えながら承認欲求を満たす唯一の手段が「匂わせ投稿」というわけです。
また、モテ男の不倫相手や浮気相手になってしまっている場合、匂わせ投稿は男性の奥さんや本命彼女に対する威嚇・マウントの可能性も。
公にはできない悔しさや劣等感をかき消すように、「私の方が愛されている」というメッセージを匂わせ投稿に詰め込んでいるのです。
匂わせ女子の裏事情② 片思いの人に好意を伝えたい
男性が写る写真や動画と一緒に「また彼氏と間違えられた笑」という文章を添えたストーリーズを投稿
明らかに男性とわかる手や背中が写り込んだデート風の写真を投稿
……といった類のものは、好きな人に自分の好意をアピールしている可能性大。
どちらにせよ、付き合えるかわからない不安があるからこその匂わせ投稿なので、メンタルは弱め。交際が始まってからは、「彼氏いるっぽい匂わせ」が始まります。
匂わせ女子の裏事情③ 実は彼氏との仲がうまくいっていない
高級ブランドのプレゼントと顔は写っていない男性の写真を「#誕生日のお祝いありがとう」というハッシュタグをつけて投稿
顔は写っていない男性と高そうなレストランで食事を楽しむ様子をのせたストーリーズ
このような投稿は、一見幸せそうに見えますが、本当はカップル仲がよくないからこその投稿かもしれません。
というのも、わざわざSNSへの回りくどい投稿で「こんなにお金をかけてもらって愛されているんだ!」ということをアピールする=周りから「彼から愛されているね」と承認されないと、愛情を感じられない状況ということだから。
インスタグラムではおしどり夫婦に見えていたカップルが破局する理由も納得です。
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ウザがられるのはなぜ? 匂わせが嫌われる2つの理由
一方、匂わせに気づいたとき、周囲がイラっとしてしまうのは、なぜなのでしょうか?
それは、匂わせには、「やり方に難はあるけど、幸せそうだからいいよね」と受け流せない2つのトゲがあるからです。
匂わせが嫌われる理由① 遠回しに自慢されている気分になるから
1つ目のトゲは「ハンブルブラッキング=謙虚に見せかけた自慢」です。
これは心理学の研究で、他人に悪い印象を与えやすい自己表現とされています。
「話題のスイーツを食べにきました。ホントにおいしい」と投稿しながら、見せたいのはスイーツ越しに写っている男性の姿。
「今日はとある記念日でステキなプレゼントをもらったよ」と投稿しながら、“祝ってくれている誰かの存在”をアピール
そんなふうに、あえて見せない謙遜を装いながら、じつは幸せを匂わせている投稿を目にすると、見る側は遠回しに幸せを自慢されている感じがしてモヤッとしたり、彼氏できたか聞いてほしいのかなと考えてめんどくささを感じたりするのです。
匂わせるくらいなら、ストレートに自慢した方が潔くて相手を不快にさせません。
匂わせが嫌われる理由② 嘘をつかている気分になるから
2つ目のトゲは、「ヒポクラシー=言っていることとやっていることが違う」です。
偽善的な発言のことで、これも心理学の研究では相手に悪い印象を与える言動とされています。
日頃、「彼氏が欲しい」と言っていながら、SNSでは彼氏の存在を匂わせる
芸能人の不倫のニュースには「信じられない」と呆れた顔を見せるのに、SNSでは怪しげな投稿をしている
背景にあるのは、自分は特別と考えてしまう自己愛です。
しかし、身近にいる人ほど、匂わせから漂う偽善に気づきます。そして、嘘をつかれているかも……という疑心や匂わせに気づかされること自体がストレスになり、不快感を感じるのです。
匂わせにイラっとするなら目につかないようにするのが一番!
あなたが匂わせ女子のSNS投稿に遭遇し、モヤっとしているなら、ベストな選択はその人のフォローをやめる、もしくはミュートにして投稿を見ないこと。
投稿に気づかなければ、匂わせ被害に合うこともなくなります。
それが難しければ、背景にある相手の心の動きを想像しながら、匂わせ込みで投稿を楽しみましょう。
また、もしあなたが「匂わせ」をしてしまっているとしたら、見せられる側も、匂わせの題材となっている彼氏や彼氏候補にもメリットはありません。匂わせで満たされているのは、投稿者本人の承認欲求だけです。
炎上した芸能界での匂わせ投稿のニュースや身近な誰かの匂わせ投稿をあえて見に行くなどして、自分にブレーキを掛けることをおすすめします。