言葉よりも「しぐさ」が本音を語る。会話中相手の好意を読み解くポイント
人間は心が動けば、それが言葉よりも行動や動作に表れます。今、気になる異性がいる方! 相手の本音を知りたくありませんか? しぐさや表情の変化について学び、好意を寄せている異性に一歩でも近づきましょう。
心が動けば、それが行動や動作に表れます。
あなたも経験があると思いますが、興味のある話を聞いているとき、人は自然と身体が前のめりになり、口が少し開き、「うんうん」という頷きの回数も増えていきます。逆に関心のない話、あなたを丸め込もうという態度の人と向き合っているとき、人は唇をキュッと結び、腕組みし、無意識のうちに体を守ろうとします。
こうしたしぐさや表情の変化について学ぶことで、好意を寄せている異性の心理を察することが可能です。
たとえば、デート中に話していて、髪を触る、手で膝をさする、指でテーブルや椅子の手すりをトントン叩くといったしぐさが見えたら、それは相手があなたの話に飽きている証拠。なぜなら、人は自分の欲求が満たされないと、癖である反復動作が出てしまうからです。
まだ出会いから間がなく、「飽きている」「つまらない」と言葉に出して伝えられない心理が、反復動作になって表れています。 話題を変える、別のスポットに移動するなど、次の一手を打つべきサインです。
好意は会話中の「相手の動き」をチェック
男性、女性に関わらず、出会ったばかりの頃に相手のこちらへの興味や関心の有無を判断するコツがあります。ポイントは「同調行動」と呼ばれるしぐさに隠されています。あなたの話に関心がなく、真剣に聞いていない……つまり、こちらに興味を持っていない人は「同調行動」と呼ばれる体の動きが表れないのです。
人は相手に興味を持ち、話の内容に同意していると、自然と目の前の相手の体の動きに同調していきます。たとえば、あなたが最近あったすごく楽しかった出来事を相手に伝えようと、身振り手振りを交えて語りかけているとしましょう。もし、相手が興味を持って聞いていたら、リアクションは大きくなり、自然と手の動きなども加わってきます。
つまり、お互いに好意を持ち合っているなら、一方が一生懸命に話しているとき、聞き手も体が動いていなければおかしいわけです。
一方で、「なるほど」「へー」「たしかに」と言いながらも首から上しか動いていないケースもあります。そういうとき、相手の心では「同調回避」という心理が働いています。口では「なるほど」と言いながら、本音では「とっとと終わってくれないかな」と思っているのです。
口げんかの後、相手が納得しているかどうかは「あご」に出る
続いてのチェックポイントは、「あご」と「肩」です。
ちょっとした言い合い、口げんかになってしまったとき、相手の本音が出てしまうのが「あご」。 たとえば、彼氏が彼女よりも自分が上だと思っているときは、顎が上がります。言い合いや口げんかの最中にあごが上がっていれば、相手はあなたよりも正しいことを言っている、自分に非はないと考えているということです。
また、一応、言い合いや口げんかが収まり、「すいませんでした」「ごめんなさい」という会話になったとしましょう。そのとき、相手が口では謝りながらも、あごをすっと引いたとしたら要注意。これは心理学的に敵意の表れだと考えられています。
不祥事後の謝罪会見で、当事者が頭を下げ、カメラのフラッシュが収まった後、もし本人たちが「それに関しては調査中です」などとコメントしつつ、あごを引いていたら、これは反省していないという態度です。
カップルの場合、敵意、反省していないとまではいかなくても、少なくとも納得はしてない。本音では謝っていないという表れです。
逆に本当に申し訳なかったと思っているとき、人は体を小さく見せようとします。つまり、肩を落として下を向き、自分を弱く見せて相手に保護を求めるのです。
ウソがバレたとき、動揺は口元に表れる
言っちゃいけないことをポロッと漏らしたとき、「あっ」となって表情が固まるように、
ウソがバレたとき、相手にごまかしを見破られたとき、最も反応がはっきりと表れるのが「口元」です。
そこで、人は図星を突かれると無意識のうちに手で口元を隠したり、意識的に口元の表情を消そうと力みます。これは自分の心理を読まれないようにするためで、特に男性は顕著に表れてしまいます。
もし、会話の最中に口元の動きが不自然だなと感じたら、相手はどこかやましいところがあるのかもしれません。