情緒不安定になりやすい女性の特徴と不安定になるきっかけ。改善する方法とは|賢恋研究所
「ちょっとしたことでもすごく不安になって取り乱してしまう」「感情の起伏が激しい」こんな情緒不安定な状態に陥ってしまって悩む女性は多いもの。今回は、精神が不安定になりやすい女性の特徴と、ヒステリーを起こすきっかけになりうること、改善する方法を紹介します。
「ちょっとしたことでもすごく不安になって取り乱してしまう」
「感情の起伏が激しい」
「自分でもよくないとわかっているのに、相手を責めてしまう」
強い弱いの差はあっても情緒不安定な状態に陥った経験があって悩んでいる女性は多いもの。
今回は、精神が不安定になりやすい女性の特徴と、ヒステリックな反応をしてしまうきっかけになりうるトリガーを紹介。合わせて、不安定さを改善する方法を提案します。
情緒不安定な状態を経験する女性は多いもの
突然、イライラし始めたり、落ち込んだり、感情の起伏が激しい
さっきまでにこやかだったのに、急に怒り出す
どうして? というタイミングで突然、泣き出す
自分から行くと約束したのに、ドタキャンなど、気分で行動がコロコロ変わる
あなたの周りにも、そんなふうに情緒が不安定な一面を持っている人がいませんか?
こうした不安定さは性格的なものであるパターンが多いですが、じつは本人の感じているストレスレベルが高まると、誰でも一時的に情緒不安定な状態になってしまいます。
特に女性は月経周期や年齢に応じたホルモンバランスの変化によって、いつもの自分ではない“不安定な私”を経験するケースが多いようです。
情緒不安定になりやすい女性の特徴
ホルモンバランスとは別に、生まれ持った性格や恋愛の傾向などから情緒不安定になりやすいタイプの女性がいます。理由がわかれば本人も、周囲も対応しやくなるはずです。そこで、このタイプの女性の特徴を紹介します。
情緒不安定になりやすい女性の特徴① 愛着スタイル不安型
愛着スタイルは、その人の持っている恋愛に対する価値観を示したもの。
その愛着スタイルが「不安型」の人は、「嫌われること」を必要以上に恐れ、少しでも恋人や気になっている人に冷たい態度を取られたり、いつもと違う対応をされたりすると不安になってしまいます。
そして、なんとか自分に振り向いてもらおうと情緒が不安定になってしまうのです。
情緒不安定になりやすい女性の特徴② 繊細でメンタルが弱い
繊細で感受性が豊かな女性は、周囲の人の感情変化を敏感に察知します。察することができる分、影響を受けやすく、それが情緒不安定な反応につながりやすくなってしまうのです。
「あの人はこう思っているかも……」というネガティブな考えに針が振れやすく、想像力豊かに相手の気持ちを想像してしまうので暗く落ち込んでしまうことも。
つまり、繊細さ、感受性の強さがメンタルの弱さとなって表れてしまうのです。
情緒不安定になりやすい女性の特徴③ ジェットコースターのような恋愛を好む
安定した恋愛よりも、上下動の激しい関係性を好むタイプの女性は、どうしても情緒が不安定になりがちです。
ジェットコースターのような恋愛をするには、それ相応の癖のある相手が必要で、そんな男性に感情を揺さぶられるスリリングさを求めしまうのですから、複雑。
自らメンタル的につらい恋に飛び込んでしまうのか、つらい恋がメンタルを追い詰めるのか。いずれにしろ、ジェットコースターのような恋愛は情緒を不安定にします。
情緒不安定になりやすい女性の特徴④ 自分がなく依存体質
自分に自信がなくて、受け身になってしまう
嫌われるかも……と、自分の意見を言えない
仲良くなるのに時間がかかり、交友関係が少ない
コミュニケーションに苦手意識があるタイプの人ほど、恋人や仲のいい友達ができると、その人に依存してしまいがち。
そして、そういう依存体質な人は、相手が世界の中心のように思い込んでしまい、「この人に嫌われたら、世界が終わる」と不安を抱き、情緒不安定になってしまいます。
情緒不安定になりやすい女性の特徴⑤ 感情のコントロールが苦手
上司に言われた小言をずっと引きずってしまったり、親からの嫌味でずっと心が晴れなかったり、感情の切り替えが苦手な人は情緒不安定気味に見えてしまいます。
というのも、周囲の人からすると、何が原因でイライラしたり、しょんぼりしたりしているかわからないからです。
よくわからないけど、急に怒り出す人、メソメソし出す人。そんなふうに見られてしまうのです。
情緒不安定になるきっかけ
もともとの性格や恋愛の傾向などから情緒不安定になりやすい、というわけではなく、取り巻く状況の変化によって、誰でもメンタルのバランスを崩す可能性があります。そのきっかけとなる出来事を紹介します。
情緒不安定になるきっかけ① 失恋
恋人と別れた、片思いに破れたなど、失恋は感情のコントロールを失うきっかけとなります。特に長く付き合っていた恋人と別れた後は、自分のアイデンティティの一部を失ったような感覚が生じて情緒不安定に。
時間が解決してくれますが、些細な出来事でふさぎ込んだり、さみしさが募ったり、涙がこぼれたりといった不安定さがしばらく続きます。
情緒不安定になるきっかけ② 疲れが溜まっている・寝不足
仕事が繁忙期に入ってしまい、疲れが溜まっている
寝不足でボーッとする日が続いている
ストレスで食欲がない
健康状態が悪くなると、並行してメンタルの状態も低下していきます。これはストレスホルモンが増え、感情のコントロールが難しくなるから。イライラし、周囲の言葉に対して過敏な反応をしてしまいます。
情緒不安定になるきっかけ③ 人間関係の変化
引っ越しで友人、知人と会えなくなってしまった
転職で、初めましての人たちの輪に飛び込むことに
実家に帰ることになり、生活環境が激変
自分を取り巻く人間関係が大きく変化すると、どうしてもストレスを感じます。新しい環境にうまく適応できず、孤独感を抱えると情緒不安定になりやすいことがわかっています。
情緒不安定になるきっかけ④ 生理前の時期や生理中
生理周期の生理前の時期や生理中はホルモンバランスの変化で情緒が不安定に。
情緒不安定になるきっかけ⑤ プレッシャーを感じているとき
仕事で重要な役割を任されたとき、結婚式の準備で慌ただしい日々を送っているときなど、強いプレッシャーを感じる期間が続くと情緒不安定に陥ります。
情緒不安定の改善方法
情緒不安定な状態を改善するには、ストレスの発散と感情のコントロールを身につけることが役立ちます。性格を変えよう! と大変な努力をするよりも、体を動かしたり、呼吸を意識したりするほうが効果的です。
情緒の不安定さを感じたとき、試してみましょう。
改善方法① ストレスを発散する
ストレスを発散し、入眠しやすくして寝不足を解消するのに最適な選択が、運動です。
特にダンスやキックボクシング、ボルダリングといった全身をバランスよく動かすリズム運動は、メンタルを鍛えてくれる効果があることがわかっています。
週に2、3回、1回10分程度でもかまいません。楽しく体を動かしながら、ストレスを発散し、メンタルをコントロールしていきましょう。
改善方法② 呼吸で感情をコントロールする
ノースカロライナ大学の研究によると、ゆっくりとした呼吸をするだけで、メンタルが落ち着き、感情が安定化することがわかっています。
これは副交感神経が優位になり、恐れや怒りを感じたときに働く部位の活動を抑えてくれるからです。モヤモヤやイライラを感じたときは、意識的にゆったりとした呼吸を心がかけましょう。
改善方法③ メタ認知・アクセプタンス
イラッとしたことがあったとき、ムカついたとき、それを歌にしてしまいましょう。
「イライラすーるぅーーー、ムカムカするぅーーー、あいつ、スマホ落とせばいいのにーー♪」
おバカっぽい対策ですが、これは「アクセプタンス」と呼ばれる心理療法の応用で、自分のイライラやムカムカを客観視。
おバカな歌とともに嫌なことをトイレに流すようなイメージを持つと、不思議なものでイライラやムカムカのピークは一瞬で通り過ぎていくのです。