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ウケる、モテる!合コン・飲み会での会話術

合コンや飲み会に誘われたはいいものの……どう話せばいいか分からないという人も多いのでは? 相手と一気に距離を縮めることができる、5つの会話術を紹介します。これであなたも合コンで“ウケる、モテる”自分に近づけるはず。


合コン序盤戦で全員の好感度を上げる
「好きなタイプ」の答え方

今回は合コンや飲み会で、ウケる、モテる会話術を紹介します。


まずは、今この瞬間もどこかの合コンで必ず繰り出されているであろう定番の質問、「好きなタイプは?」を振られたときのベストな答え方からです。

合コンで好きなタイプを聞かれた時のベストな回答例

「やさしくて、でも、僕が間違っているときはビシッと指摘してくれる人かな」

「普段はおっとりしている感じだけど、本当は芯の強い人」

「『ついてこい!』タイプなんだけど、内心『やりすぎだったかも』とドキドキしているみたいな、がんばっている性格の人」


答えの例からして、「なんだよ、それ!」とツッコみたくなったかもしれませんが、
「好きなタイプは?」の質問の答えは、性格の話で返すのがベストです。

それも人の二面性、
「やさしい:ビシっと」
「おっとり:芯の強い」
「ついていこい:やりすぎ」


などを盛り込んだ返し方だと完璧です。

なぜなら、自分の性格をきっちり把握している人はいないからです。

全然やさしくない人も、「自分には慈悲深いところがある」と思っていますし、自己犠牲の精神に乏しい人も「オレはけっこう周りの人ために行動するタイプだな」と自己分析しています。

ですから、二面性を盛り込んだ「こんな性格の人がタイプです」という答えは、その場にいる全員に「私かも」「オレかも」と思わせる効果があるわけです。

合コンで「好きなタイプは?」が繰り出されるのは序盤戦。

そこで、「美人」「お金持ち」などと答えて、無駄に好感度を下げる必要はありません。性格のタイプで返すことで、全員に「当てはまるかも」と思ってもらいましょう。

好感度が上がり、その後の展開がぐっと楽になっていきます。

飲み会も合コンもこれで攻略。5つのステップからなる会話術

この人のことが、知りたいな。この人とゆっくり話したい。この人と仲良くなりたい。気になる人がみつかったら、相手にあなたを印象づけながら、一気に距離を縮めていく5つのステップからなる会話術があります。

1. いきなり核心を突く

「初めまして」の場で定番の世間話。天気やニュース、ゴシップの話題はすっ飛ばしましょう。そんな話はその日のその場で誰もが何回か繰り返していて、もう飽きています。

この人は! と思ったら、いきなり核心を突きましょう。

「お仕事は何をされているんですか?」
「保険会社で働いています」
「そうなんですかー」

ではなく……。

「お仕事は何をされているんですか?」
「保険会社で働いています」
「社内ではどんな部署に? どんな仕事をしているんですか?」

ぐいっと一歩踏み込むのがポイント。

恋愛の話題でも同じです。

「今、彼氏は?(彼女は?)」
「いないんですよ」
「そうなんですかー」

ではなく……。

「今、彼氏は?(彼女は?)」
「いないんですよ」
「えー、なんで別れちゃったんですか?」

遠慮がなさすぎて、嫌われると思われるかもしれません。でも、大丈夫です。堂々と聞けば聞くほど、相手もちゃんと答えてくれます。

なぜかと言うと、飲み会や合コンに来る人は「これから社交の場へ行く」という心の準備と話す準備ができているからです。

相手の経歴を掴み、仕事観、恋愛観にも迫っていく

2. 時系列を整理する

次は時系列を整理して、情報を収集。相手の経歴を理解していきます。

「保険会社にはいつからお勤めなんですか?」
「5年前、24歳のときですね」
「じゃあ、転職されて?」
「そうですね。新卒で入った会社を2年半で辞めて、今の会社に」

恋愛の話題なら……。

「彼氏(彼女)の浮気が原因で……。大変でしたね。けっこう前のことですか?」
「1年ちょっとですね」
「何年くらい一緒だったんですか?」
「うーん、2年半くらいかな」
「1人の人と長く付き合うタイプですか?」
「そうかも。一番短かった人でも1年くらい」

3. 詳しく描写してもらう

次は、仕事の内容や恋愛の様子を詳しく描写してもらいます。すると、相手の物事の捉え方、仕事や恋愛についてどういう考えを持っているかがわかってきます。

「保険の営業って、どういう仕事何ですか?」
「保険のおばちゃんのイメージが強いかもしれないんですけど、私は法人営業が中心で、中小企業の社長さんが一番の営業先ですね」
「へー、社長さんなんですか」
「節税対策になりますよーと言いながら、社長さん個人や社員さん向けの保険商品を売り込んでいくんです」
「節税対策になるんですね。営業は大変ですか?」
「『しんどい』ってぼやいている同僚もいますけど、私は書類仕事より、社長さんたちと話している方が楽しいですね。いろんな業界の話が聞けますし、社長さんたちキャラが濃いですから」

質問するとき、直前に相手が使った単語を繰り返すのは、「バックトラッキング」という手法です。相手の話していることをちゃんと聞いていると伝える効果があり、親近感や信頼度が増していきます。

このバックトラッキングを使った上で、より深い質問を組み合わせると相手は心を開いて話してくれます。ちなみに、保険の営業をしている彼は、物事をポジティブに捉えるタイプで、コミュニケーション能力も高いようです。

一方、恋愛バージョンなら……。

「これまでデートってどんなところに行っていました?」
「それが家でまったりが好きなんですよ」
「家でまったり?」
「レンタルDVDを借りてきて、コンビニに寄ってお菓子を買って、ソファでまったり。でも、前の彼氏(彼女)は別れ話になって初めて、『もっといろんな場所に出かけたかった』って」
「別れ話になって初めて、ですか」
「そうなんですよ。もっと早く言えよーって思いません?」

どうでしょう? だいぶ、相手がどんなタイプか見えてきたはずです。


さらに会話を深め、共感で一気に相手との距離感を縮める

4. 理由を聞く

続いて、相手の価値観を知るための質問「理由を聞く」です。

「どうして今の会社に転職しようと思ったんですか?」
「新卒で入った職場は事務系で。実際にやってみて、『1日オフィスにこもるのは、自分に向いていないな』と思ったんですよ」
「事務系が向いていないな、と。それで営業職に?」
「契約が取れた、取れなかった。結果がはっきり見えるのもすっきりするかなと思って」

相手が何を大事にしているのか、どんな物事を捉えているのかが、見えてきます。

「前の彼氏(彼女)と別れた後、1年近く誰とも付き合わなかったのは、どうしてですか?」
「まったりしていたら、1年たっていて……というのはウソで、ショックから立ち直るに時間がかかっちゃって」
「真剣だったんですね」
「でも、あんまり引きずってても仕方ないなと思って、今日は友達に誘われて来てみました」

5. 感情を聞く

最後の質問は、相手の感情を引き出す質問です。

現在、仕事や恋愛についてどんな感情を持っているのかを聞き、それに共感することで距離感をぐっと近づけることができます。

「今の仕事で、一番うれしいのはどんなときですか?」
「うれしいのは、契約が取れたとき。それも『◯◯さんだから、保険に入りたいと思った』と言ってもらえると、グッときますよね」
「◯◯さんだから……は、グッときますね」

ポイントは「一番◯◯」や「最高に◯◯」など、感情の動きのハイライトを聞くための表現に加え、「うれしい」「楽しい」などのポジティブな質問や共感の仕方をすること。

「もし、彼氏(彼女)ができたら、どんなデートをしたいですか?」
「基本まったり派なんですけど、ベタにディズニーランドに行ってみたいかも。実はあんまり行ったことないんですよ」
「ディズニーランドいいですね。最高に楽しい1日になりそう」
「ですよね!」

すると、答える側も話しながら前向きな感情になることができ、その気持ちに共感してくれるあなたのことを身近に感じるようになります。

特に女性は共感してくれる人のことを大事に思う傾向があるので、男性はぜひ、この5つのステップの会話術を役立ててください。