結婚ってめんどくさい!結婚に前向きになれない理由&それでも結婚するメリット|賢恋研究所
「結婚っていろいろとめんどくさそう」「恋愛はしたいけど、べつに籍入れなくてもいいかな…」と結婚に前向きになれなかったり、億劫に感じてしまったりする人って意外と多いんです。今回は、結婚がめんどくさいと思う原因と、結婚したら得られるメリットなどを紹介します。
「恋愛も同棲もしたいけど、べつに籍は入れなくてもいいかな…」
「だって、結婚っていろいろとめんどくさそう」
国の調査によると、80年代後半以降、20代前半で結婚する人は少なくなり、年々、晩婚化が進んでいます。
そんななか、恋人はいても結婚に前向きになれなかったり、億劫に感じてしまったりする人が占める割合は6割近くに達しているのです。
今回は、「結婚がめんどくさい」と思う原因と、結婚したら得られるメリットを考察します。
「結婚」は人生の必須事項ではなく、人生の選択肢の一つになった
1970年代前半、女性の初婚年齢は20代前半が当たり前でした。
当時は、高校や短大を卒業したら、早めに結婚し、家に入り、家庭を支え、子どもを育てるのが幸せであり、女性の役割とされていたのです。
しかし、時代は変わり、今は女性も自分のキャリアを持つのが当たり前の世の中に。
また、SNSなどの普及でコミュニティとのつながりを作りやすくなり、1人でいる孤独を感じにくくなってきたことも「結婚しなくてもいいや」という感覚が広がる理由になっています。
仕事をし、金銭的な自由、独立した暮らしを手に入れれば、恋愛観、結婚観が変化するのも当然です。
結婚する/しないも、結婚相手も、結婚する時期も自分で選ぶ。
結婚しなくても幸せに生きていける時代になったからこそ、「結婚めんどくさい」と思う人も増えていったのです。
結婚しなくても生きていけるけど、結婚するのが普通…だから余計に面倒くさい
女性の恋愛観、結婚観は変化していく一方で、親世代の多くや一部の男性は今も「適齢期までに結婚するのが普通」という感覚を持っています。
その結果、年末年始や夏休みに帰省した際に、親や親戚から「まだ結婚しないの?」「いい人はいないの?」「早く孫の顔が見たい」的な結婚圧力をかけられた経験のある人も多いはずです。
でも、そんな周りからのプレッシャーもまた、本人にとっては「結婚めんどくさい」と思わせる要因に。
自由と世間体のズレが、結婚へのめんどくささを大きくさせているのです。
女性が「結婚ってめんどくさい」と思う理由
では、具体的に女性たちが「結婚ってめんどくさい」と思うのは、どんな要素なのでしょうか?
「結婚ってめんどくさい」と思う理由① 共同生活がめんどくさい
結婚相手が家事力ゼロで、2人分の家事をやることになるのはゴメンだし、かといって分担を決めたり、一から教えたりするのもめんどくさそう。
そもそも、誰かと一緒に暮らすの自体、大変そう。清潔さの基準、相手の生活スタイル、金銭感覚合うのかな?……なんて考えてみるだけでしんどい。
「結婚ってめんどくさい」と思う理由② 結婚準備や手続きなどがめんどくさい
具体的な結婚の準備を考えると、げっそり。
婚約して、指輪を選んで、入籍までに両家の顔合わせをして、結納もあって、結婚式の準備をして……。
段取りが大変そうだし、籍を入れたら入れたで名字が変わった後の手続きもあって、本当に考えただけでめんどくさい。
「結婚ってめんどくさい」と思う理由③ 親戚づきあいがめんどくさい
いくら好きな人との結婚でも、いざ一緒になるとなったら、向こうの家族との付き合いが始まるわけで、いろいろめんどうくさそう。
お正月やお盆のご挨拶、家族旅行、冠婚葬祭……姑とうまくいかなかったら、どうなっちゃうのか……本当に心配。無駄に気を使ってヘトヘトになりそう。
「結婚ってめんどくさい」と思う理由④ 自由がなくなるのがめんどくさい
今までは稼いだお金は全部自分のものだったのに、家賃、光熱費、食費などなど、2人で一緒に払う費用が出てくるから、金銭管理がめんどくさそう。
自由に使えるお金が減っちゃうかもしれないし、向こうが家計を1つにしようと言い出したら、貯金額もなにも全部話さなくちゃいけないのかな?
それから時間の自由も減っちゃそうで、不安。好きに飲みにも行けなくなっちゃうだろうし、相手の気を使った生活スタイルになれるかな?
縛られた生活を想像すると、結婚しなくていいや……という気持ちに。
「結婚ってめんどくさい」と思う理由⑤ 婚活そのものが面倒くさい
そもそも結婚するまでの「婚活」がめんどくさい。
出会いの場にいって、愛想笑いしながら相手を探して、連絡を取り合ってデートして……どんだけ長い道のりなの?
だいたい相手から品定めされるのも、こちらがするのも精神的に疲れます。
「結婚ってめんどくさい」と思う理由⑥ 「子どもは?」と催促されるのがめんどくさい
結婚前は「結婚はまだ?」「いい人いないの?」と散々言われて、いざ結婚したらしたで、今度は「子どもはまだ?」「孫の顔が見たいな」と言われるって聞くし……、たぶん、一人目が生まれたら、「二人目は?」と言われるんだろうし……。
未婚の今でさえめんどくさいんだから、「子どもは?」と聞かれ始めたら、メンタルの調子を崩してしまうかも。
「結婚ってめんどくさい」と思う理由⑦ キャリアを中断するのがめんどくさい
好きでやっている仕事なのに、上司からは「結婚したら、辞めるんでしょう」と言われるし、仮に理解のあるパートナーと一緒になれても、子どもができたら確実にキャリアを中断しなくちゃいけないし、女性はやっぱり不利。
復帰しても、子育て中は肩身が狭そうで、出世コースからも外されそうで、そんなリスクを考えると、やっぱり婚活よりも仕事に打ち込んだ方が幸せだと思ってしまう。
結婚しなくてもいい時代。それでも結婚することのメリット
めんどくさい理由をいろいろ考えていくと、たしかに乗り越えなければならない問題の多さにうんざりしてきます。でも、結婚にはメリットもあります。
それでも結婚することのメリット① 精神的な支えになる
一番身近に「自分を受け入れ、味方になってくれる人がいる」と気持ちがやすらぎます。
また、病気や仕事上のトラブル、人間関係の悩みなど、何かあったときも「1人じゃない」という安心感が精神的な支えに。
それでも結婚することのメリット② 家族を作ることができる
結婚し、子どもを作り、家族が増えることは、あなたの人生を新しい段階に進めてくれます。
また、心理学の研究でも、女性は子どもの母になることで幸福度が高まることがわかっています。
それでも結婚することのメリット③ 資産が増えやすい
1人で家計を支えるよりも、結婚し、ダブルインカムになることで世帯収入が増えます。
また、2人で暮らした方が家賃などの生活コストが低くなるため、貯金も増え、経済的に豊かな状態に近づくはずです。
それでも結婚することのメリット④ 結婚プレッシャーから開放される
もし、両親や親戚からの「そろそろ結婚考えたら?」「いつ結婚するの?」といったハラスメントに悩んでいるなら、結婚することでプレッシャーから開放されます。
また、「同級生や同期は次々と結婚していくのに、私は置いてけぼり……」と焦ることもなくなります。
めんどくさいことさえもどうでも良くなるほどのパートナーと結婚しよう
結婚する/しないは自由です。
また、現代は事実婚などの選択肢も広がり、籍を入れる/入れないの選択も自由になってきました。
ただ1つ言えるのは、今、あなたに精神的な支えとなってくれるような相手がいるなら、その人を大切しましょう。
燃え上がるような恋愛感情は長くても3年で途切れます。でも、支え合えるパートナー存在はあなたの人生を豊かに彩ってくれるはずです。