同棲のメリット&デメリットとは?結婚に結びつく憧れの同棲生活のコツ
同棲生活に憧れるカップルは多いもの。大好きな彼氏とずっと一緒に居られるなんて夢のようですよね。もちろん同棲にはメリットがたくさんありますが、一方でデメリットもつきもの。しかしどちらもあらかじめ知っておけばトラブルは回避できます。そこで今回は同棲生活をスタートさせる前に知っておくべき同棲のメリットとデメリット、うまくいかせるコツをご紹介します。
「結婚前に同棲をして相性を確かめておきたい」「恋人と常に一緒にいたいから同棲したい!」と考えるカップルは多いもの。
「大好きな彼氏とずっと一緒にいられるなんて夢のよう……」と同棲に憧れる気持ちはわかりますが、心理学の研究では同棲にはメリットとデメリットがあることがわかっています。
なかには同棲の経験が幸せな結婚生活を妨げることになるというデータも。
そんな話を聞くと不安になるかもしれませんが、あらかじめメリット・デメリットを知っておけばトラブルは回避できます。
そこで今回は、同棲生活をスタートさせる前に知っておくべき同棲のメリットとデメリット、うまくいかせるコツをご紹介します。
自分と彼氏のことがよくわかる!同棲がもたらす6つのメリット
心理学の観点から、同棲がもたらす6つのメリットを紹介します。
同棲のメリット① 彼氏と自分の金銭感覚を確認ができる
離婚したカップルの別れの原因を調査したデータで必ず上位に入るのが、「金銭感覚の違い」です。
そのため、結婚前からお互いの金銭感覚のズレがないかを確かめる必要があります。
同棲をすると、電気をつけっぱなしにするか否かなどの細かなポイントから、家具や家電といった大きなものも衝動買いしてしまう、質より量重視の買い物など、デートだけではわからないお金に対する価値観の違いが明らかになります。
お互いのお金の使い方を知ることができるので、結婚後に金銭感覚で揉める可能性が低くなるでしょう。
同棲のメリット② 気になるポイントが合うかどうか確認できる
生活の中での重視したいポイントは人によって異なるもの。
たとえば、外デートではのんびりしていた彼氏が、自分のテリトリーである家では急に潔癖な顔を見せるかもしれません。
キッチンは使うたびに乾拭きしないと気がすまない
タオルのたたみ方と収納法にこだわりがある
ホコリがひとつでも落ちていたら許せない
逆にあなたのこだわりに彼氏が驚くこともあるでしょう。
いずれにしろ、譲れるポイント、譲れないポイントを知り、調整できるのが同棲の魅力です。
同棲のメリット③ コミュニケーションを取る機会が増える
おはよう、いってきます、いってらっしゃい、おかえり、おやすみ、ありがとう。
同棲を始めると、こうした当たり前の挨拶を交わす回数が一気に上がります。
お互いのお休みがなかなか合わない、夜勤がある……というカップルでも、一緒に暮らすことでコミュニケーションの時間が増え、相手のことをより深く知ることができます。
同棲のメリット④ 生活コストの負担が軽くなる
もし、あなたが今一人暮らしをしているなら、同棲を始めることで月々の家賃、光熱費などの生活コストが軽くなります。
また、お互いにお金を出し合うことで住環境も良くなるはずです。
ちなみに、彼氏と一緒に住むことで逆にあなたの金銭的負担が増えるようなら、その事実が結婚前に判明したこともメリットだと言えるでしょう。
同棲のメリット⑤ 彼氏が家事をしてくれるかわかる
結婚したカップルの幸福度を調べた研究では、男性が家事に積極的であればあるほど、幸福度が高くなる傾向が明らかになっています。
ところが、現実には一緒に住む前こそ「俺は家事を分担制にしたいな」と話していたのに、実際に暮らしてみると全然やってくれない……という男性は以外と多いもの。
あらかじめ同棲することで、彼氏が家事に参加してくれるタイプかどうかを結婚前にチェックすることができます。
同棲のメリット⑥ 自分が他人と暮らせるタイプかわかる
同棲の大きなメリットは、結婚前に「そもそも自分が他人と暮らすことができる体質なのか」を知ることができる点です。
様々な小さな価値観の違いが見えて、自分の常識は常識ではなかったことがわかります。それに伴い、自分が妥協できることと大切にしていて譲れないことも明確に。
そんな経験をしたうえで、自分が他人と暮らせるタイプかどうかが見えてくるはずです。
また、「彼氏とずっと一緒だと落ち着かない」「どうしてもストレスが溜まってしまう」というようなら、結婚後は個別の部屋を設ける、思い切って週末婚にするといった解決方法があります。結婚前に彼氏と話し合ってみましょう。
同棲の4つのデメリット
結婚を意識した同棲生活にはたくさんのメリットがありますが、その分デメリットも。主なデメリットを4つ紹介します。
同棲のデメリット① 結婚がズルズルと先延ばしになりやすい
男性は女性に比べて結婚に対する焦りがないので、同棲をすることで「このままの方が責任も重くなくて気が楽だし、わざわざ結婚する必要がないのでは?」という思考に陥りやすくなります。
その考えのまま2年、3年と同棲生活が安定してしまうと、プロポーズのタイミングがどんどん遠のき、結果的に同棲だけずるずると続けて結婚が先延ばしになってしまう……なんてことに。
同棲のデメリット② マンネリになりやすい
同棲をすると、「お互いに対する新鮮さ」が失われ、恋人同士から生活を支え合う仲間のような関係に変化してしまうことがあります。
こうなると結婚前から家族のような存在になってしまい、結婚してからすぐにマンネリを感じ別れてしまうケースも。
同棲のデメリット③ 別れることが難しい
同棲すると、別れたいと思っても簡単に別れることができません。
というのも、別れると決まったとしても、新たな物件を探す、家具家電を新しく揃えるなどの手間がかかり、完全に離れられるまでにかなりの時間や労力、お金がかかるから。
たった一言「別れよう」だけでは済まないのです。
また、一度、誰かと一緒に暮らすことに慣れると、新しい彼氏ができたときの同棲へのハードルが下がります。
欧米の研究では「結婚前に複数回の同棲経験がある人は離婚率が高くなる」というデータがあるので、気をつけましょう。
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同棲を幸せな結婚へとつなげるコツ
ここでは、メリットとデメリットを踏まえた上で、同棲を成功させ、幸せな結婚へつなげるために押さえておきたいポイントをお教えします。
同棲を結婚につなげるコツ① 同棲の期限を決める
1年間、同棲生活がうまくいったら次のステップへ
2年の賃貸契約の期限がきたら、2人の今後をどうするか話し合う
付き合って3年の記念日まで同棲する
どんな条件でもかまいませんが、同棲を始めるときに2人で相談して具体的な期限を決めておきましょう。
そうすることで、ズルズルと同棲を続けてしまうリスクを回避することができます。
同棲を結婚につなげるコツ② 一人の時間を確保する
いつもずっと一緒というのは、息が詰まるもの。また、お互いの友だちとの関係を尊重し、それぞれの友だちを紹介し合えるカップルは結婚後の幸福度が高いこともわかっています。
お互い、一人になれる部屋を作る
月に一度は休日に友達との予定を入れる
など、意識的にお互い自由に過ごしていい時間を作るようにしましょう。
同棲を結婚につなげるコツ③ 生活費など、お金のルールを決める
同棲を始めたからといって、いきなり家計を1つにするのは難しいもの。
とはいえ、家賃、光熱費の負担の仕方、食費などの生活費の払い方など、お金のルールは話し合って決めていきましょう。
家賃は何割ずつ出すか
どこまでを生活費に含めるか
生活費はどのような方法で出し合うか
……など、意外と決めることはたくさんあります。数百円単位までガチガチに決める必要はありませんが、お金のことは最初に話し合った方がトラブルになりません。
同棲を結婚につなげるコツ④ マンネリ回避のためにお出かけする日を作る
デメリットの部分でも、紹介しましたが、同棲最大の敵はマンネリです。
アメリカで約21万組の結婚したカップルを対象に行われた、スタンフォード大学とアメリカ疾病予防管理センターの調査では、以下のことが判明しています。
同棲しなかったカップルと同棲したカップルの比較
【同棲しなかったカップル】
結婚から1年後は同棲をしなかったカップルの方が離婚率が高い。
価値観の違いで早めに別れる傾向がある。
【同棲をしていたカップル】
結婚から5年を過ぎた場合は同棲をしていたカップルの方が離婚率が高くなる。
マンネリが主な原因になりやすい。
つまり、結婚する前に同棲した場合、いつまでも幸せに暮らすにはマンネリ対策が必須だということ。
また、結婚したカップルのその後を追った追跡調査では、結婚生活を幸せに過ごしているカップルの特徴として、2人で出かける時間を大切にしていることがわかっています。
レストランを予約して食事に出かける
スポーツ観戦や観劇など共通の趣味で出かける
旅行など生活エリアとは違う場所へ行ってみる
……など、生活にハリが出るよう、定期的に出かけましょう。マンネリ回避になりますよ。
同棲は結婚へのステップになる!
結婚は相手との生活です。うまく協力しあって生活できるのかを結婚前に見極めることができるのは、同棲の最大の魅力と言えるでしょう。
今回、紹介した同棲のメリット、デメリットを知ったうえで、うまくいくコツを実践していけば、2人の恋愛が次のステップへつながっていくはずです。