【CEOインタビュー】エニトグループ(with/Omiai)が“コーポレートPR ”を強化する背景とは
株式会社withは2023年3月上旬に「株式会社エニトグループ」(以下、エニトグループ)と社名を変更し、20代向け価値観重視のマッチングアプリ『with』と結婚を見据えた出会いを提供するマッチングアプリ『Omiai』の二つのマッチングアプリの運営会社を統括するホールディングスカンパニーとして生まれ変わります。
エニトグループは、20代女性から強い支持を受け、継続的に成長を続ける『with』(累計ユーザー数700万人)と、サービス開始11年目を迎える マッチングアプリ老舗の『Omiai』(累計ユーザー数900 万人)の2サービスを抱え、「より多くの方の良縁を生み出す企業」として成長を加速していくフェーズにあります。
際して、「自分らしくいられる人と生きる幸せを、世界中へ」をのビジョンのもと、マッチングアプリ が提供する価値をより多くの方へ届け、かつ、社内のコミュニケーションを活性化するコーポレートPR専任のポジションを設置する予定です。
具体的に、コーポレートPRのポジションはどのようなミッション達成のために、どのような活躍が期待されているのでしょうか?
本ポジションとしての魅力はもちろん業界及び市場としての魅力について、エニトグループ グループCEO小野澤よりご紹介します。
戦略の第一歩からオーナーシップを持つ、withのコーポレートPR
― withのコーポレートPRポジションにおけるミッション及び職務内容はなんでしょうか?
小野澤:まずミッションについてですが、本ポジションのミッションは「社内外に企業としての魅力や価値を広く発信し、理解・共感いただくこと」です。
企業は「法人」とも言い換えられるように、「人」として捉えた時にその人格やキャラクターを知っていただくことで、より多くの方に興味や共感を持っていただくことができます。それは社外だけでなく、社内に対しても同じような作用があると考えています。またその企業の人格を知っていただくことがサービスにも良い影響をもたらすと考えています。
職務内容については、ミッションを達成するための戦略設計と実行です。具体的には ① 社外広報(企業価値の言語化×発信)② 社内広報(カルチャー浸透)の二つの領域で、課題や魅力の発見/仮説構築/施策立案、そしてその実行までを担っていただきたく思っています。
ベンチャー企業らしく進め方の自由度は、高いと自負しております。もちろん経営陣もディスカッションには参加しますが、基本的には本ポジションをお任せする方にオーナーシップを持っていただき、自ら設計した戦略をハンズオンで実行していただきます。
また実行した結果は課題と共に返ってくるため、その分析と改善を繰り返し、最適解を追い求めていくという点も本ポジションをお任せする方に期待することです。
社内外双方に対して、企業としての在り方やその魅力を発信する非常に重要な役割と認識しています。
― 今後は、グループ法人のコーポレートPRも担当するのでしょうか?
小野澤:はい、2023年3月上旬以降、本ポジションはエニトグループ全体のコーポレートPR推進者としてご活躍いただきます。また、社外への発信のみならず、社内でのカルチャー設計を含めてリードいただける方に参画いただきたいと考えています。どの業界においても、新たなグループが誕生するタイミングはあまりないと思うので、この状況を「楽しそうだな」「チャレンジングだな」と思っていただける方には非常にやりがいのあるポジションなのではないでしょうか。
一方、”マッチングアプリ業界”に目を向けると、少子化対策の一環として政治家の方や関係省庁より注目を集めております。そして、注目を集めているからこそ、サービスにおける「安心・安全」を実現していくだけではなく、どう実現しているかを広く社会にお伝えすることが重要な時期にあると考えております。現状は、まだどのようにコーポレートPRを推進していくか戦略を練るタイミングなので、本当に初期の段階から関わっていただくことが可能です。
ベンチャーの成長スピードを感じながら専任業務にフォーカスできる
― まだまだベンチャー企業であるwithが、コーポレートPR”専任”を設置する背景はなんでしょうか?
小野澤:まず根幹となる考え方として、コーポレートPRという領域は非常に洗練された知見・経験が必要なプロフェッショナル領域であると理解しています。日本でもそこまで専門的にご経験された方は少ないかと感じると同時に、今後『with』や『Omiai』を飛躍的に成長させる上で、本ポジションがとても重要だとも考えています。企業やサービスが著しく成長しているフェーズだからこそ、コーポレートPRを戦略的に推進していくことが大切だと考えています。こういった背景から、コーポレートPR領域で、プロフェッショナルとしてご経験を積まれた方に戦略設計から実行推進までをお任せする意思決定を行いました。
あえて、マーケティングPRと別に本ポジションを設置するのは、短期的な視点や成果ではなく、中長期視点で企業としての「人格(在り方やカルチャー)」構築にフォーカスしていただきたいためです。
― グループ化も相まって非常にレベルの高い職務ように思いますが、いかがでしょうか?
小野澤:お任せするミッションのレベルとして、非常に高いと理解しています。大企業では複数の部署に分かれる「社外広報」と「社内広報」の両方を管轄し、経営陣と直接会話をしながら、戦略立案から実行までを責任をもって推進する職務となります。企業の風通しはよく、企業カルチャーとして、新しい挑戦をし続ける社風や雰囲気は既に根付いているので、新しい挑戦をされたい方にはうってつけの環境です。ご自身のコーポレートPRに関するご経験を基に、社会動向や市場動向および業界動向を鑑みながら戦略を組み、関係各所を巻き込みながら、実行推進することにワクワクされる方、責任感の強い方にご興味を持っていただけると嬉しいです。
世間の常識をアップデートする、それを最先端で実行できるポジション
― コーポレートPRとして、withにジョインする魅力は上記の他にどのようなものがあると思いますか?
小野澤:ここまでのパートでは、「コーポレートPRにおける戦略設計から実行までを、専任としてリードできること」、「組織拡大ならではの面白みがあること」をお伝えしました。一方で、今後拡大を続けるフェーズに参画していただく面白さとしては、マッチングアプリ『with』『Omiai』を世の中に浸透させるプロセスとも言える「IPOの実現」をコーポレートPRとして主導できるということが挙げられます。”マッチングアプリ”は、年々より多くのユーザーにその存在を受け入れられてきています。いわゆる”出会い系”というようなネガティブイメージを持っていた方も、年々変化するマッチングアプリを受け入れ、新たな価値を見出しています。”マッチングアプリ”という存在が「当たり前」に昇華・定着しつつある今だからこそ、新しい「当たり前」を自ら作る、アップデートする、という面白さが今の『with』と『Omiai』にはあるのではと感じています。そのために、「安心・安全」がキーワードになるのか、もっと他の施策や考え方が重要なのか…。まだまだ思考できる余白は大きくあると思っています。これからジョインいただくコーポレートPRの方 には、さまざまなアクションを通して「業界そのもののイメージを変える」ことの第一人者となっていただけたら嬉しい限りです。