結婚できない理由は男女の思考のすれ違いにあり。女性が「普通」を望んでも結婚できないワケ|賢恋研究所
「普通の男性と結婚したいだけなのに、見つからない」「高望みしているわけじゃないのに恋愛すらできない」と悩む婚活女性は多いもの。その悩み、実は男性と女性の持つ「普通」の基準や思考のズレが原因かも。今回は、女性が「普通」を望んでも結婚できない理由を解説します。
「それなりの男性と結婚したいだけなのに、見つからない」
「なかなか女性に選んでもらえない」
「高望みしているわけじゃないのに、恋愛すらできない」
そんな悩みを抱える婚活女子・男子は多いもの。じつはその悩み、男性と女性の持つ「普通」の基準や思考のズレが原因かもしません。
今回は、女性が「普通」を望んでも結婚できない理由、婚活で失敗しがちな男性が陥りがちな思考を解説します。婚活に行き詰まる男性も女性も必見です。
男性と女性のすれ違い。女性が「普通」を望んでも結婚できないワケ
婚活中の女性の多くは、心のどこかで「選ばれる側」という意識があるのでファッションや立ち振る舞いに気を使っています。
ところが、男性は「選ぶ側」だと思い込んでいるケースがほとんど。モテる努力をせずに、「このままの俺を受け入れてくれる女性を選びたい」「自分の望む条件を満たした人を選びたい」と少々上から目線で考えているのです。
この認識の違いが、婚活中の女性が言う「普通の人がいい」とのズレを生み、「付き合いたいと思う人がいない……」となっていきます。
ちなみに、女性の考える「普通」は、
清潔感がある
仕事をしている
それなりのコミュニケーションスキルがある
お互い対等な関係で付き合える
などで、決して高望みではありません。
しかし、男性側は「このままの俺を受け入れて」「外見で選ぶ女性はお断り」といったスタンスで、女性の考える「普通」になる努力をしたがらないため、どうしてもすれ違ってしまうのです。
では、具体的に結婚できない男性と婚活女性との間には、どんな「ズレ」があるのでしょうか。
清潔感を求める女性と、ありのままを受け入れてほしい男性
女性は男性の外見に対して、人よりも優れたおしゃれさ、周りが注目するようなかっこよさを求めているわけではありません。
必要としているのは、「この人、無理」とならない清潔感。
これは恋愛関係、それも結婚を視野に入れた婚活で出会うなら、とても重要な要素です。
ネイビーや白といった無地のシンプルな服を選ぶこと
サイズ感のあう服を着ること
シワは伸ばすこと
爪は切ること
体臭に気を配ること
定期的に歯科に通うこと
これらは決して難しいことではありません。ところが、自分を選ぶ側だと勘違いしている男性の中には、清潔感を欠いていることに気づいていない人たちがいるのです。
一方、女性は男性に比べ、他人からどう見られるかを気にして身なりを整えています。その分、「私はこんなに頑張っておしゃれしているのに、最低限の清潔感もないのは不平等だし、失礼なのでは?」とげんなりしてしまうのも仕方のないことです。
「接待」せざるを得ない女性と、「接待」に違和感を持たない男性
「もう男性が女性をぐいぐいリードする時代は終わった」
「男性=肉食という考えは古い」
そんなふうに考えている男性も増えています。もちろん、その考え方は間違ってはいません。
一方、「女性は男性に従うべき」的な極端な男女像を持つ男性こそ減ってきたものの、「女性は男性に気を配るもの」という考えは今も根強く残っています。
「合コン、さしすせそ」なんて言い方もありますが、男性は女性が会話を盛り上げてくれることに違和感を持っていないこともしばしば。
◆ 自分の話に「知らなかった!」と高いトーンで反応が返ってくれば、調子に乗って話を続け、「すっご〜い」と言われればまんざらではない笑顔を浮かべる
◆ 女性が気を使って会話をリードしてくれているのに、話し好きの女性なんだな、質問してくれて楽だな、などと考え、自分から話を広げたり、女性に質問したりしない
残念ながら、女性側が会話を盛り上げるために過度に相槌をうったり、さまざまな質問をして話題を提供したりするのは、基本的に接待モードに入っているからです。
それに気づかず、「一緒にいると楽しいな」といい気になって次回のデートに誘う男性と「今日も接待して疲れた」と冷めていく女性……。
婚活シーンでは、そんなすれ違いが日々、発生しているのです。
現実主義な女性と、夢見がちな男性
恋活よりも婚活シーンで明確になるのが、男性と女性での結婚後の生活のイメージの違いです。
「男は外で働き、女は家を守る」という昭和の頑固親父的な思想の男性は減っていますが、それでも「家事や育児は女性が中心」と考える風潮はまだまだ根強く残っています。
ところが、そんな考えの男性が「家計を考えると共働きがいい」「仕事を大事にする女性を応援します」なんて言い出すのが困りもの。
「共働きがいいですね。家事はもちろん手伝います。子供は2人くらい欲しいので、35歳以下の女性が理想です」
婚活中にこんなことを言われたら、女性としては「手伝うってなんだよ」とゲンナリしますが、当の男性は「自分は理解がある」と勘違いしているのです。
結婚生活を現実として捉えている女性と、夢見がちな男性。将来設計のギャップが大きな溝となります。
共感を求める女性と、建設的な会話をしたがる男性
最後は永遠のテーマとも言える日常のコミュニケーションのズレです。
女性は男性に比べ共感能力に優れ、相槌と雰囲気で会話をつむいでいくことができます。一方、男性は女性に比べて、理路整然と話すことを好みます。
ですから、女性が「共感してもらいたい」というニュアンスで見せた自分の弱みやちょっとした愚痴に対して、男性は「そう考えるのはよくないよ」「こうすればストレスが溜まらないんじゃない?」と打開策や解決策をアドバイスしてしまうのです。
男性は役に立ちたいと思っているわけですが、女性からすると、「冷たい人だな……」「欲しいのは共感で、アドバイスはいらないし……」「わかってくれない人といても楽しくない」となってしまいます。
結婚できない男から脱出するには
結婚できない男から脱し、女性から選ばれる男性になるには、やはりある程度の努力が必要です。
結婚できない男から脱出するには① 自分は「選ぶ側である」というスタンスを捨てる
第一は無意識のうちに持ってしまっている「自分は選ぶ側である」というスタンスを捨てること。
自分も「選ばれる側」であると認識すれば、言動や振る舞いだけでなく、身なりの清潔感にも意識が向き始めるはずです。
デート前にシャツのシワやヨレはしっかりと伸ばしましょう。何を着るか悩んだときほど、シンプルな服装を。無地の白シャツやネイビーのニットまたはジャケットなどがおすすめです。
結婚できない男から脱出するには② 家事も育児も当事者意識を持つ
婚活に臨むなら、女性が働きながら家庭を持つことが相手にとってどういう生活になるのかを可能な限り、リアルに想像してみましょう。
イメージは湧かないときは、資料を活用するのもおすすめです。
ジェンダー関連の本を読むのもありですが、働く女性を主人公にしたドラマや映画を見るだけでも、ずいぶん意識は変わってくるはずです。
家庭は2人で支えるもの、という意識が持てれば、女性との将来像のズレによるすれ違いはぐんと少なくなります。
結婚できない男から脱出するには③ 会話は数珠つなぎで質問し、共感する
コミュニケーションに関しては、相手に共感することを意識しましょう。
役立つつもりのアドバイスも、女性が望んでいなければ意味がありません。相手の話をよく聞いて、共感し、相槌を返し、気になったポイントについて質問を投げかけることで、コミュニケーション能力は格段に良くなります。
デート中の会話の配分は7対3、8対2くらいのイメージで。女性が多くを話す展開になっても、良き聞き手になれば、結果的に男性側が会話をリードしたことになるのです。