見出し画像

告白する勇気が出ない人たちへ。好きを伝える勇気が湧く心理テクニック

好きな人に告白したい!そう思っていても、フラれる恐怖や恥ずかしさで告白する勇気がなかなか出ない…という人は多いもの。そこで今回は、告白する勇気が出る心理テクニックをご紹介。ぜひ参考にして見てくださいね。


◆ 仲のいい男友達に告白したい……でも、せっかくのいい関係が崩れるのが怖い。

◆ 片思い中の好きな人に「好きです」と伝えたいけれど、フラれるのは辛い。

◆ マッチングアプリで出会い、いい雰囲気になってきた彼……付き合いたいけど、自分から告白するのは恥ずかしい。

私たちは告白の前にいろいろと思い悩むもの。そして、その悩みの背景には、失敗したら……というネガティブなイメージがあり、告白する勇気を邪魔しています。

そこで、今回は告白前に想像してしまうネガティブなイメージを追い払い、告白への勇気を取り戻す心理テクニックを紹介します。

あなたの恋を前に進めるため、役立ててみてください。

withで恋を始める

勇気を出すための3つの心理テクニック

「告白したいけど、怖くてできない」
「いい関係が壊れてしまうリスクがあるから一歩を踏み出しにくい」

そんなとき、告白の勇気を出す助けとなる3つの心理テクニックを紹介します。

いずれの方法も、必要なのはノートとペンとわずかな時間です。

告白する勇気が出る心理テクニック① 「エクスポージャー」で何が怖いかを明らかにする

最初に紹介するのは、心理療法の現場でも使われている「エクスポージャー」と呼ばれるノートを使ったテクニックです。

ノートに書くことは、

  1. 自分が怖いと感じて、起こせないでいる行動

  2. その行動を起こしたときに、起きるかもしれない結果

  3. その結果を踏まえた上で感じる、行動を起こすことに対する恐怖のパーセンテージ(100%が絶対に無理。0%が何の問題もない)

  4. もしも良くない結果になったとき、あなたはどんな状況になってしまうか

……という4つのこと。ここに告白を当てはめると以下のようになります。

「エクスポージャー」に告白を当てはめると…

1.行動

→好きな人に告白すること

2.起こりうる結果

→フラレてしまうかもしれない

3.怖さのパーセンテージ

→フラレてしまったしばらく立ち直れないと思うので、怖さは70%くらい

4.最悪の場合の状況

→仲のいい友達のような彼との関係がギクシャクして、辛い

ポイントは怖さをパーセンテージで予測すること。怖さが70%なら、30%は怖さを感じていないということになります。つまり、勇気を出して告白できる可能性が30%もあるわけです。

また、4つ目の項目で「告白後に起きる最悪の事態」を想像することは逆効果なのでは?と思われますが、実は書き出すことによってリスクに備える心の準備ができます。

「仲のいい友達のような彼との関係がギクシャクして、辛い」ということが今後の人生においてどれだけ重要なことであるか冷静に考えることで、最悪な事態になってもそこで人生が終わってしまうわけではないことがわかります。

失敗して深刻なことが起きるとしても、その状況をあらかじめ想像しておくことで、行動を起こす勇気を持つことができるのです。

なにより、告白が成功してハッピーな日々が始まる可能性もあるわけですから。

告白する勇気が出る心理テクニック② 告白までの準備を15個のステップで書き出す

2つ目は、スタンフォード大学が開発した「回避ヒエラルキー」というテクニックです。

まず、ノートに15段あるハシゴの絵を書きましょう。

そして、ハシゴの一番上、上がり切ったところに「やりたいけど、できないこと」を書きます。

つまり、ここではハシゴの一番上に「彼に告白すること」となります

その後、ハシゴの一番下から「彼に告白すること」を実行するために必要なことを一段一段、少しずつ難易度をあげて、15のステップを書いていきましょう。

一番下の段はとても簡単ですぐに実行できそうなことを書いてください。

たとえば、「ネットで『うまくいく告白の仕方』を検索する」でも大丈夫。小さな一歩を踏み出すことが重要です。

例えば…

ステップ1「ネットで『うまくいく告白の仕方』を検索する」

     ↓

ステップ2「ドラマや映画の告白シーンを見てみる」

     ↓

ステップ3「自分ならどんな告白をするかな? と想像する」

     ↓

ステップ4「彼に伝えたい内容を書き出してみる」

     ↓

ステップ5「彼に連絡してデートの約束をする」
     ・
     ・
     ・
ステップ15「彼に告白する!」

……といった段取りです。

あなたと彼の関係によって書き込む内容は変わってきますが、一段一段つながるように「できること」を書き連ねることで、告白する勇気が湧いてくるはずです。

告白する勇気が出る心理テクニック③ スクリプト再生法

3つ目のテクニック「スクリプト再生法」は、80年代から認知行動療法の世界で使われ始めた記録術。心配事が頭を離れない状況で効果を発揮します。

たとえば、「回避ヒエラルキー」で15段目まで書き切ったのに、結局、「でも、やっぱりフラれたら怖い。勇気が出ない」となってしまったとき、その不安や心配を和らげる効果があります。

スクリプト再生法では、「心配していること」と「それが起きたとき、どんな結果になるか」をセットでノートに書き出していきます。

例えば…

・脈アリだと思っているけど、そうじゃないかも

→自分だけ好きだったら切ないし悲しい

・片思いの気持ちを伝えたいけど、うざがられたらどうしよう

→重たい女だと思われて、避けられちゃうかも

・告白して、彼にからかわれたり言いふらされたりしたら

→恥ずかしいし、みんなに馬鹿にされるかも

・告白して、もし振られたら

→付き合えないし、気まずい

思いつくまま書き出し、もうこれ以上出ないところまで書きます。

すると、「結局、何を不安に思い、心配しているの?」という不安と心配の原因が見えてきます。

告白の場合、結局のところ「フラれることが心配」で、「付き合えないのが不安」なのです。このように不安と心配の原因が見えると、今度は解決策を考えるようになります。

すると、「告白して玉砕ってパターンもあるけど、付き合える可能性がまったくないわけではない。一方、告白しなければ玉砕しないけど、付き合うこともできない」ということに気づき、告白する勇気が湧いてくるのです。

告白して得るものは大きい!

「告白する勇気が出ない!」と悩む友だちからアドバイスを求められたら、「告白しなくちゃ何も始まらないよ!」とすぐに気づきます。

ところが、いざ当事者になると混乱し、原因も解決策もわからなくなってしまうのです。

そこで有効なのが今回紹介した、ノートとペンを使って、自分の感じている不安や心配事、失敗したら……というネガティブなイメージを明らかにしていく3つの心理テクニック。自分を客観的かつ冷静に見ることができます。

告白しなければ、当然振られることもないので傷ついたりショックを受けたりすることはないでしょう。

しかし、告白して成功した時の方が、ショックを受けずに済むよりもずっと大きな喜びがあります。失敗したとしても、そこから学びや、想いを伝えられた爽快感が得られます。

結果はどうあれ、告白して得られるものは大きいのです。勇気を出して告白しましょう!

withで恋人を作る!