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【隣のヤバい人】サイコパスの性格は?ビッグファイブから読み解くサイコパスの特徴

「平然と嘘を付く」「交友関係は広そうだけど、ドライすぎて怖い」など、ちょっと関わると厄介そうだな…という人、周りにいませんか?その人、実はサイコパスかも。今回は、サイコパスの性格の特徴を科学的に最も信憑性が高い性格分析とされるビッグファイブから読み解きます。


  • 「やけに堂々と言うから本当かと思ったら、嘘だった」

  • 「嘘がバレても平然としている」

  • 「交友関係は広そうだけど、人を役に立つ、立たないでしか見ていない」

  • 「空気を読むとか、一切ない」

  • 「仕事はできるけど、担当業務以外は何もしない」


あなたの周りにも、こんなふうに「関わると厄介そうだな……」という人がいませんか?

じつはその人、サイコパスかもしれません。今回は、サイコパスの性格の特徴を科学的に最も信憑性が高い性格分析とされるビッグファイブから読み解いていきます。

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サイコパスとは

サイコパスは、他人の感情に極めて鈍感で、相手を道具のように使い、自分にとって合理的であればどんな残酷な決定もできる人たち。

心理学で「ダークトライアド」と呼ばれる社会的に好ましくない心理特性の1つに含まれます。

ただ、サイコパスな人に社会性がないわけではありません。

たとえば、自分の利害と一致すれば集団の中でリーダーシップを発揮しますし、競争に強いので企業で上の立場に昇進するスピードが速い傾向もあります。

しかし、他人への共感能力が乏しいため、マネジメントを担うポストに就くとトラブルが発生。長く上の立場を維持することができません。

性格分析のビッグファイブで見ると、サイコパスの傾向がある人は誠実性と協調性、非常に低く、メンタル面も「怒り」以外の感情は非常に安定していることがわかっています

つまり、自分が好きで周囲の人の感情は気にしませんが、自分の「怒り」という感情はコントロールするのが苦手。しかし、それ以外の感情は客観視できるのでストレスに強く、物事に動じにくいのです。

ビッグファイブとは?

心理学的に最も信憑性が高い性格分析。
誠実性・協調性・外向性・開放性の高低と、メンタル傾向の強弱という5つの要素のバランスで性格を診断します。


ビッグファイブで見るサイコパスの性格的な特徴

サイコパスには、あなたの人付き合いの常識が通じません。その理由をビッグファイブが示すサイコパス傾向のある人の性格特性とともに掘り下げていきます。

サイコパスの性格① 誠実性(勤勉性)が極端に低い

ビッグファイブで見ると、サイコパスは誠実性がかなり低い傾向があります。誠実が低いとどんな特徴があるのでしょうか。

・欲望に弱い

誠実性が極端に低いため、考え方や行動の仕方が非常に衝動的です。

コツコツ物事を積み重ねるよりも、自分の欲望を満たすための最短距離を進もうと考えます。

・衝動的で行動的

衝動性が高いので思い立ったらすぐに行動に移します。

たとえば、あなたが中心となってプロジェクトを進めていても、サイコパスなメンバーは自分が良いと思ったやり方を独断で、悪びれもせず、即実行します。

場の空気、チーム内のルールは忖度しません。しかも、そのやり方が失敗しても謝罪はありません。

ちなみに、欲望に従順で行動が早い結果、周囲を出し抜いて金銭的な成功を収めるケースもあります。

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サイコパスの性格② 協調性が極端に低い

サイコパスの性格をビッグファイブでみると、協調性が極端に低くなっています。「協調性が低い」とは具体的にどんな性格を指すのか解説します。

・団体行動ができない

団体行動が苦手です。周囲の人がグループを作り、行動しているメリットは理解しつつも、それに自分が参加する気はありません。

ただ、自分の利益に一致するなら団体行動をする人たちを利用します。

・親切心がない

共感能力が乏しいため、相手に同情したり、心配したり、気遣ったりができません。 人間関係は基本、利害で判断し、ドライ。

交友関係は広く浅くなり、古くからの友人はいません。

・他人を攻撃し、嘘を付くことに抵抗がない

人のミスを責めたり、失敗の原因を厳しく追求したり、相手を支配下に置くために尊大な態度で攻撃性を発揮します。

また、自分の利益のためなら、嘘を付くことに抵抗を感じません。自分よりも実力が上の相手に敵愾心を燃やし、足を引っ張ろうとします。

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サイコパスの性格③ 怒りがコントロールできないのでメンタル傾向は中間

サイコパスは基本的にメンタルが非常に強いですが、怒りのコントロールだけは苦手です。

そのため、ビッグファイブのメンタル傾向の診断では、怒りの項目が弱いと診断され、それ以外が非常に強くても平均してメンタル傾向は強と弱の中間とされています。

・残酷な決断ができる

自分にとって役立つかどうか、有益かどうか、儲かるかどうか。いい意味でも悪い意味でも判断基準にブレがないため、サイコパスは高い決断力を発揮します。

長い付き合いだから、義理があるから……といった感覚はなく、役に立たない、益がない、儲からないとなれば、どんな人間関係もすっぱり断ち切る残酷さを見せます。

・怒りをコントロールできない

基本的に他者からの影響を受けず、ストレス耐性も高いため、サイコパスのメンタルは安定しています。

ただ唯一、メンタルの弱さが出てしまうのが、怒りへの対応です。

腹立たしさを抑えることができないため、状況を顧みず、攻撃性を発揮。職場で孤立する、コミュニティで突き上げを食らうなど、怒りをコントロールできず、自らを不安定な状況に追い込んでしまいます。


サイコパスの特徴④ 外向性は高い

協調性は低いのに外向性は高いサイコパス。一体どういう状態になるのでしょうか。

・コミュ力は高いが心のつながりはできない

サイコパスは外向性も高いので、次々と新しいことに興味を持ちます。

そして、不安や恐れを抱くことが少ないため、新たなコミュニティにも積極的に飛び込んでいきます。

最初のうちは、決断力があり、話題も豊富で、コミュ力の高い魅力的な存在に見えるため、多くの知人を獲得。ただし、そこに友情が芽生えることはありません。

なぜなら、愛想よく話していたとしても、相手が好きなわけではないから。

サイコパスは、新しい刺激という自らの利益を求めているだけなのです。

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サイコパスの特徴に当てはまる人とは付き合わないのが一番

サイコパスは自分の見せ方をよく心得ています。 恐ろしいのは、共感能力が極端に低いだけで、人の感情をよく理解している点。

つまり、自分の利益を実現するためには、相手から見て魅力的な存在を演じることができるのです。

その仮面を何の予備知識もなく初見で見抜くのは難しく、普通の人は魅力的なサイコパスと友達になろうとしたり、告白を喜んで受け入れてしまったりします。

しかし、その後、付き合いが続くに連れ、実態が明らかになり、後悔することに。ここに紹介した特徴を理解し、相手のサイコパス傾向を見抜き、付き合わないように心がけるのが、最高のサイコパス対策です。

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