完璧主義をやめれば恋愛もうまくいく!頑張りすぎて疲れてしまう完璧主義をやめる方法
完璧主義で生きづらい…と感じてはいませんか?今回は、頑張りすぎて疲れてしまう完璧主義な人の特徴やその原因、克服するための対策などを紹介します。完璧であることのメリット・デメリット、危険な完璧主義の特徴なども合わせて紹介するので参考にしてください。
◆ 自分の決めた目標は完璧に達成したい
◆ 人間関係ではつながった全員と仲良くしたい
◆ 好きになった人には欠点のない自分を見せたい
そんな思いが強すぎて、しんどさを感じることはありませんか?
もしかすると、あなたは完璧主義を追求しすぎているのかもしれません。
優秀な人、自分に厳しい人だからこそ、陥りやすい完璧主義の罠。
今回は、がんばりすぎる自分に疲れてしまう完璧主義な人の特徴と、そんな自分とうまく折り合っていくための対策を紹介します。
合わせて、完璧を求めることのメリットとデメリット、ここまで追い込んだら危ない完璧主義のボーダーラインも合わせて解説しますので参考にしてください。
完璧主義の特徴とは?
完璧主義を追い求める人の主な特徴は8つ。自分に当てはまる特徴があるか、チェックしてみましょう。
完璧主義か確かめる8つのチェック項目
① 他人の期待に過度に応えようとする
② 何かに挑戦するとき、高い基準を求める
③ その基準に達することへプレッシャーを感じる
④ 新しい物事を始めるとき、準備が100%整わないと行動に移らない
⑤ 細かい準備に時間をかけ過ぎ、本番で力を発揮できないことがある
⑥ ミスをする自分が許せず、失敗を恐れてしまう
⑦ 他人にも自分と同じ高い基準を要求する
⑧ 周囲の人があなたの求めるパフォーマンスを発揮できないとイライラする
8つ特徴のうち、2つ以上に心当たりがあるなら、あなたは完璧主義に陥り始めている可能性があります。
2つの完璧主義。仕事にも恋にも悪影響が出る完璧主義とは?
完璧主義には、外向きの完璧主義と内向きの完璧主義という2つの傾向があることがわかっています。
外向きの完璧主義
他人の期待に応えよう、人の目から見たとき「完璧な自分」だと思われるようにしなきゃ、といった「他者から見た自分」に重きをおいた完璧主義。
内向きの完璧主義
自分の決めた習慣は絶対に守ろう、定めた目標は達成しよう、といった完璧な自分を求める完璧主義。
特に危険なのは外向きの完璧主義
どちらの完璧主義も追求しすぎると、仕事にもプライベートにも恋愛にも悪影響が出ます。しかし、より危険度が高いのは、外向きの完璧主義です。
カナダのウェスタンオンタリオ大学の研究によると、他人の期待に応えようとする外向きの完璧主義の人はメンタルを病みやすいことがわかっています。
というのも、常に他人の目を気にしてしまう外向きの完璧主義の人は、悩みが深くなっても誰かに相談することができないから。
弱音を吐けずにいるうち、自分で自分を追い込んでしまうのです。もしも、
他人の期待に過度に応えようとする
ミスをする自分が許せず、失敗を恐れてしまう
……といったことに心当たりがあるのなら、注意しましょう。あなたには、外向きの完璧主義の傾向があるかもしれません。
一方、内向きの完璧主義の場合、自分のこだわりを貫くことで結果的に高い成果を出すことができたり、成功のために周囲の人の助けを借りたりと、完璧主義が前向きな方向に働くことが期待できます。
完璧主義のメリットとデメリット
では、仕事や恋愛において、完璧主義を求めることにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
アメリカのジョージア工科大学が完璧主義のもたらすメリット・デメリットについて調査した研究がありますので、詳しく紹介します。
ちなみに、内向き、外向き、どちらの完璧主義でもメリットとデメリットは共通です。
完璧主義のメリット
メリット
・モチベーションが高くなる
・周囲の人への誠実性が高くなる
・仕事では、頼れるリーダーして力を発揮することができる
・恋愛では、積極的に出会いを求め、誠実に恋人と付き合うことができる
研究では、適度な完璧主義は物事の取り組みへのモチベーションを高くし、コツコツと物事を成し遂げる継続力をもたらすことが指摘されています。
完璧主義のデメリット
デメリット
・燃え尽き症候群になりやすい
・大きなストレスを抱えやすい
・ワーカホリック(仕事中毒)になりやすい
・不安を抱えやすくうつになりやすい
・仕事では、業務を抱え込み、1人でがんばりすぎ、メンタルに不調をきたす可能性がある
・恋愛では、告白まで完璧な恋人を演じ、付き合い始めてから大きなストレスを抱えてしまう
完璧主義が過度になってしまうと、燃え尽きやすい、不安を抱えやすいなどのメンタル面でのデメリットが一気に表に出てしまうようです。
完璧主義を適度なレベルで抑えるための対策は?
過剰な完璧主義の最大のデメリットは、ミスを恐れるあまり、行動できなくなることです。
たとえば、好きな人ができても告白の前に完璧な準備を整えなくては……と思い込んで、チャンスを逃してしまいます。
その間、自分磨きに費やした時間とお金は無駄になり、告白という目標を達成できなかった自分を責めることに。
しかも、外向きの完璧主義に陥っている場合、1つの失敗体験が次回以降の恋愛にも強く影響してしまいます。
こうした過剰な完璧主義に陥らないためには、不安対策が役立ちます。
なかでもオススメしたい対策が、「セルフ・コンパッション」を鍛えることです。
セルフ・コンパッションを鍛える方法
セルフ・コンパッションとは、自分を許すこと。
失敗すること、うまくいかないことはあるけれど、そんな自分も許すという考え方です。
セルフ・コンパッションを鍛える最も簡単な方法は、次のような自問自答を行い、紙に書き出すやり方です。
セルフ・コンパッションを鍛える自問自答法
ステップ①
あなたがしてしまった失敗を、自分ではなく友人がした場合で考え、友達にどのように声をかけるかイメージしましょう。
例:告白して振られた場合「友達が好きな子に告白して振られた」と変換
ステップ②
声をかける言葉を考え、紙に書き出します。
例:「勇気を出して告白しただけ偉いよ!」などといった、告白して振られた友達にかける言葉を考えて紙に書く
ステップ③
その言葉を、自分に向けて声に出して聞かせてあげましょう。
例:「勇気を出して告白しただけ偉いよ!」と自分に言ってあげる
失敗の内容は仕事、生活、恋愛なんでもかまいません。
何度か繰り返すうち、完璧主義だからこその「ミスはダメ」「失敗する自分は許せない」という頑な考えが解けていくはずです。
頑張りすぎない努力も必要
完璧主義を一定期間、実践できる人は自分への期待値が高く、またそれを遂行する能力を持っています。
がんばりすぎて燃え尽きてしまうのではなく、要所要所でその力を発揮できるようになれば、仕事も恋愛もスムーズに運び始めるはずです。