
【恋愛診断】「恋愛とは、男女平等である」と考える恋愛スクリプトの特徴とサブタイプ
「恋愛とは、男女平等である」と考える恋愛スクリプトの特徴やサブタイプって…?今回は、「恋愛とは、男女平等である」というスクリプトの特徴、サブタイプ、この考え方を持つ人との上手な付き合い方などを詳しく解説します。
恋愛スクリプトとは
恋愛スクリプトとは、心理学の研究によって明らかになってきた私たちの持つ「恋愛への信念・価値観」のこと。
どういう関係、どんな状況であれば、愛している、愛されていると感じられるのかを示しています。
2001年のイエール大学の調査では、同じ恋愛スクリプトを持った男女ほど親密感が高まりやすく、恋愛関係に発展しやすいことがわかっています。
また、相手の恋愛スクリプトを理解し、それを尊重するよう心がければ、違う恋愛スクリプトの持ち主でも安定した恋愛関係を築くことができるのです。
恋愛スクリプトは、主に以下の7つ分かれています。
7つの恋愛スクリプト
① 恋愛とは、男女平等である
② 恋愛とは、ロジックである
③ 恋愛とは、過去とのつながりである
④ 恋愛とは、幻想と理想である
⑤ 恋愛とは、特殊な体験である
⑥ 恋愛とは、服従である
⑦ 恋愛とは、不公平である
そしてそれぞれにサブタイプが存在します。
その中でも今回は、「①恋愛とは、男女平等である」といったスクリプトについて詳しくご紹介します。
「恋愛とは、男女平等である」といったスクリプト

「恋愛とは、男女平等である」という恋愛スクリプトを持つ人は、男女の権利は平等で、恋愛関係は対等な関係性があってこそ発展すると考えます。
そのため、例えば、結婚後、どちらかが大切にしている仕事を辞め、家庭に入らなければならないといった価値観には拒否反応を示します。
お互いの仕事、価値観を尊重し、バランスの取れた関係性を理想とし、相手にもそれを求めます。
そしてサブタイプは4つあります。それぞれ詳しく見て行きましょう。
同じスクリプトでも「平等」の解釈が異なる、
4つのサブタイプ
大枠では同じスクリプトでも、ほんの少しずつ解釈が異なります。
① 民主主義タイプ
男女の差は関係なく恋人同士は、同じ権利を持っていると考えるタイプ。
このタイプは、パートナーはお互いに同じだけの権利を持っている、持っているべきだと考えます。
例えば、
一緒に住むようになってもお財布は別々にするべき
生活にかかるお金は同じ額払うのが当然
家事のバランス良く分担する
…といったことを求めます。
欧米人に多いタイプで、日本ではここまではっきりとジェンダーギャップゼロを求める人はまだ少ないかもしれません。
このタイプの人と付き合うときは、「同じだけの決定権を持つべきだ」と考えている点を理解すると、うまくいきます。
② 共同作業タイプ

恋愛関係は2人で協力して作っていくものだと考えるタイプです。
このタイプは、愛とは2人の共同作業によって作り出し、支えられるものだと考えます。
仮に一方が好きになって告白して始まった恋愛だとしても、告白を受け入れて付き合い始めた以上、同じ熱量の恋愛感情でいることを求めます。
また、「パートナーの仕事が忙しくなったとしても、2人のための時間は作り出すものだ」とも考えています。
そうやって協力し合うことで、恋愛関係は安定し、発展していくと信じているからです。
また、誕生日、クリスマスなどのイベントを大切にし、お互いに盛り上げながら共に過ごした特別な時間が絆を強くすると考えます。
このタイプの人と付き合うときは、イベントを大事にしましょう。
③ 旅人タイプ
恋愛は2人で歩んでいく旅のようなものと考えるタイプ。
このタイプは、詩的な感覚で恋愛を捉え、2人で作っていく恋愛関係は旅のようなものだと考えています。
恋人は、人生という旅の中でも特別なひと時を共に過ごすパートナー。
お互いの価値観を尊重し合いながら、長い人生を共に歩んでいければいいと願います。
旅人タイプの人と付き合うときは、
仲間としての尊重すること
手を差し伸べ合うような距離感
…といって点を大切にしていきましょう。
④ ガーデニングタイプ

恋愛は2人で丁寧に育てていくものだと考えるタイプです。
このタイプは、恋愛関係は2人で協力し、植物を世話するように育んでいくものだと考えます。
共同作業タイプとは異なり、日常でのささやかな協力に重きを置きます。
・お揃いのマグカップを選ぶ
・居心地のいいリビングを作り上げる
・疲れているときにお互いの身体をマッサージする
そのようにお互いをいたわりあいながら、愛を深めていきます。
こちらのタイプと付き合うときは、2人で1つの何かを育む感覚を大切にしてください。
こちらの恋愛スクリプトを持つ人と
付き合うときの注意点

この恋愛スクリプトを持っている人とうまく付き合っていきたいなら、相手としっかり向き合い、意見を交換する姿勢を貫きましょう。
「恋愛とは、男女平等である」という恋愛スクリプトの根底にあるのは、恋人同士は対等な関係で、同じ権利を持ち、2人で何かをするときは同意した上で進めるといった価値観です。
九州男児にありがちな、
亭主関白
嫁は後ろから付いてくればいい
…といった考えの人は、この恋愛スクリプトを持った異性との恋愛関係を長く成立させることが難しいでしょう。
かといって、「あなたに任せます」「好きな人の喜ぶ顔が見られたら幸せ」といったタイプもまた、相手から敬遠されてしまいます。
なぜなら、遠慮がちな姿勢が理解できず、物足りなく感じるからです。
逆に、「恋愛とは、男女平等である」という信念を持っている人が別の恋愛スクリプトの人を好きになった場合、誰もが平等であることを最優先しているわけではないと理解することが必要です。
自分の価値観を尊重してもらうためには、まず相手の信念をリスペクトすることが欠かせません。