運がいい人になる科学的な方法3選!運にまつわる真実とラッキーな人の特徴とは?
正直、運がいい人やラッキーに恵まれている人に憧れますよね。では、運がいい人とはどんな人なのでしょうか?今回は、「運がいい人」にまつわる真実や運がいい人の特徴、運がいい人になる方法などをご紹介します。
恋人や友だち、家族など、あなたの身の回りの人たちの中にも、運がいい人、悪い人がいませんか?
◆ 恋愛でも仕事でも、同じような状況にいるのに、うまくいく運のいい人、冴えない結果になってしまう運の悪い人
◆ 出会いが途切れない人と出会ってもうまくいかない人
できれば、自分は運のいい側にいたいものですが、運のいい悪いの違いはどこにあるのでしょうか?
そして、運がいい人になることはできるのでしょうか?
今回は心理学の知恵を借り、「運」にまつわる真実や「運がいい人たち」の特徴、「運がいい人になる方法」などを紹介します。
「運がいい人」にまつわる真実
私たちは原因のよくわからない出来事に対して「運」という言葉を使います。
たとえば、十分な準備をしたはずだったのに、物事がうまくいかなかったとき、「今回は運が悪かった」と自分や周囲を慰めます。
しかし、現実には「運に味方される人」と「運が通り過ぎていく人」がいます。その差はどこにあるのでしょうか?
まずはよく言われがちな「運」に関する2つの誤解を解きたいと思います。
真実① スピリチュアルで「運がいい人」になることはできない!
開運グッズに頼ったり、パワースポット巡りに精を出したり、引き寄せの法則のセミナーに通い詰めたり……。運気を上げたいと願う人がやりがちな行動ですが、科学的根拠のないスピリチュアルで運が開けることはありません。
たとえば、「大好きなアイドルのライブのチケットが当たりますように!」と開運グッズに頼り、パワースポットで神頼みしたところで当選確率は上がるでしょうか。
チケットが当たる運のいい人は、もっとロジカルな準備をしています。
ファンクラブの会員になって優先予約枠に申し込んだり、友だちや家族にも協力してもらって一般抽選に参加してもらったり、様々な現実的な方法で確実に当選確率を上げていくのです。
不思議なことに「自分は不運」と思い込んでいる人ほど開運グッズなどに頼りがち。一方、運が良さそうに見える人は、今できる努力を積み重ねているのです。
真実② 「運のいい人は生まれつき」ではない!
うまくいっている人を見て、「あの人は生まれつき運がいいから…」という言う人がいます。
お金持ちの家に生まれれば不自由のない暮らしができるから幸運
貧しい家庭に生まれれば生活が大変だろうから不運
しかし、カリフォルニア大学の研究では、生活環境が本人の感じる幸福度に占める割合は10%しかないことがわかっています。
また、運についてのさまざまな研究も「生まれつきの運の良さ、悪さ」はないことを証明しています。
つまり、「あの人は生まれつき運がいいから」には何の根拠もありません。
むしろ、そう思ってしまうと、成果が出ないことを環境のせいにしてしまい、ますます自分には運がないと思い込んでしまうことになるのです。
運がいい人たちに共通する特徴とは?
では、運がいい人たちに共通している特徴はあるのでしょうか。
ポジティブ心理学にも似ていますが、「運は自分の行動次第で変えられる」と捉えている人は、運を味方につけ、いい結果を出しやすいことがわかっています。
逆に、「運は向こうからやってくるもの」と考えている人のところに幸運が舞い込むことはありません。
つまり、「運」の捉え方を変えていくことで、自分を「運のいい人」にしていくことができるのです。では、運がいい人たちの思考の特徴を具体的に見ていきましょう。
運がいい人に共通する特徴① 不幸があっても「不幸中の幸い」に目を向ける
ひどい目に遭った直後でも、いいところをみつけ、「不幸中の幸いだった」と言えるのが運のいい人の特徴です。
短期間で彼氏と別れることになったら
→「根本的に相性が合わなかったかもしれないし、無理して付き合う時間が省けてよかった」と考える乗るはずの予定の電車に乗り遅れたら
→「一息つける時間ができて、よかった」と捉える
他人から見たら運が悪いということがあっても、その中でも運がよかったことを切り取ることができるのです。
運がいい人に共通する特徴② 視野が広く、チャレンジ力がある
運がいいとされる人たちは、何度も物事にチャレンジしています。
マッチングアプリに挑戦してみたら、素敵な人と付き合えた
仕事で、周りの人より新しいことに挑戦する回数が多いので成功回数も多い
成功は挑戦があってこその結果です。逆に言えば、挑戦しない人は成功も手に入れることができないため、運がいい人になれません。
運がいい人に共通する特徴③ 肩の力を抜くのが上手
1つのことに執着してこだわったり、意気込みすぎたりすることなく肩の力を抜いた状態でいると、視野が広くなりチャンスや幸運に気づきやすくなります。
1つのダイエット方法にこだわらず、いろんなダイエットに挑戦。自分に合った方法だけ続けて、見事成功
婚活パーティーがうまくいかなかったので、地元の友だちに目を向けたら、気が合う同級生がみつかり、結婚
運がいい人は、1つのやり方でうまくいかなくても落ち込まずにリラックス。柔軟に対応し、別の方法を見つけることができるのです。
運がいい人に共通する特徴④ 不安に強い
運がいい人は、不安にかられて焦ってしまうことが少なく、物事を冷静に判断することができます。
仕事中、不安になっている自分に気づくと、深呼吸。リラックスして物事に取り組むからミスが少ない
彼氏と連絡が取れない時間があっても「忙しいのかな」と冷静に捉え、しつこくメッセージを連投したり怒りをぶつけたりすることがないので円満な関係が続く
つまり、メンタルが安定していて不安を感じにくい人は、不運を招きにくいのです。
運がいい人に共通する特徴⑤ 運がいいから大丈夫と思える
運がいい人たちは、「自分は運がいい」と思っています。
「運がいいからトラブルがあっても大丈夫」と考えるため、何事にもリラックスして柔軟に対処できる
「運がいいからきっと成功する!」という思考から、挑戦する確率が上がり、成功率も高くなる
「運がいい」という思い込みは、挑戦力をあげてくれます。それに伴って、成功回数も増えるため、好循環が続くのです。
「運」を自分でコントロールするための3つの方法
では、運がいい人になるためには、どんなことを意識していけばいいでしょうか。運や心理学の研究データから導き出された3つの方法を紹介します。
運がいい人になる科学的方法① 不安に強くなる
不安傾向が強い人やネガティブな人は、環境や状況の変化に気づきにくく、新しいことを受け入れることも苦手です。
その結果、行動する回数やチャレンジする回数が減り、舞い込んできた幸運にも気づかずにスルーしてしまいがちに。
すると、「どうせうまくいかない」「また失敗する」など不運な自分を受け入れるようになってしまいます。
そうならないためには、不安に強くなることが必要です。
最も手軽な不安対策は、臨床現場で活用されている「脱フュージョン」という方法。
「脱フュージョン」は、混ざり合った感情から不安を取り出し、否定的な考え方を引き離していくというもの。
脱フュージョンのやり方はいくつかありますが、最も手軽なのは不安を感じたときにその場で言葉に変えてしまうという方法です。
「モヤモヤする」「ドキドキする」「イライラする」などの感情を、メロディを付けて歌うように言葉にしましょう。
不安を客観視することができるだけでなく、おかしなメロディと歌詞に思わず笑みがこぼれ、リラックスすることができます。
運がいい人になる科学的方法② チャレンジ回数を増やす
運についての研究をしている心理学者のリチャード・ワイズマン博士によると、「運のいい人になりたいなら、運のいい人たちの行動を真似すること」が早道だと言います。
運のいい人たちは、失敗しても何度もチャレンジします。
その姿勢を真似するために、自分なりのラッキーアイテムを駆使して、試行回数を増やしていきましょう。
ラッキーアイテムは「お気に入りのワンピース」や「親友にもらったハンカチ」などなんでもOK。
例えば、「デートの時にお気に入りのワンピースを着ていると自信がつくから、積極的にアプローチしてみよう」といったように、ラッキーアイテムを行動に結びつけるのです。
すると、小さな失敗や成功を体験する回数が増え、行動の精度が上がり、周囲から見ると、あなたも「運がいい人」に分類されるようになります。
運がいい人になる科学的方法③ 気づく力を鍛える
運のいい人は、舞い込んでくる幸運に気づく力に優れています。
たとえば、パーティーで好みの男性を見かけたとしましょう。
これを目の前に舞い込んできたチャンスだと気づいて、話しかける人とそうでない人。この小さな行動の差が、運のいい人、悪い人を分けているのです。
運の研究によれば、私たちに訪れているチャンスの量に大きな差はなく、その後の展開を変えるのは本人が行動に移せたか移せなかったかの違いだけ。
行動に移せる人になるためには、日頃から新しい物事に挑む習慣を付けていくことが役立ちます。たとえば、
初めて訪れた場所では必ず地元の人に話を聞く
レストランのメニューに食べたことのない料理があれば、それを注文する
……など、そんなふうに日々の中で「新しいことに挑むゲーム」を心がけることで、チャンスに気づく能力は向上していきます。
行動に移して、運がいい人になろう!
この3つの方法で運をコントロールする感覚を養いつつ、日頃から次の2つのポイントを意識していきましょう。
「いいかも!」という直感を信じて、行動に移すこと
その回数を意識的に増やすこと
その先に「あれ? 最近の私、なんか運がいいかも!?」という瞬間が待っているはずです。