聞き上手な男は女性にモテる!聞き上手が持つ「傾聴スキル」を身につける方法
聞き上手な男性はモテます。女性は聞き上手な男性に魅力を感じるものです。
しかし、女性の話をうまく引き出し、聞き上手になるのはそう簡単ではありませんよね。
そこで今回は、聞き上手になるために身につけておきたい傾聴スキルを手に入れるための3ステップを解説します。
昔から「聞き上手の男性は、モテる」と言われています。
では、質問です。
なぜ、聞き上手の男性はモテるのでしょうか?
女性がたくさん話せてスッキリするから? たしかに、それもあるでしょう。
しかし、相手の話をしっかり聞くという行為には、もっと強力な心理的効果があるのです。
聞き上手の男性がモテるのは、女性の心理がこんなふうに変化するからです。
「この人は、私の話をしっかり聞いてくれる」
「この人は、信頼できるかも」
「この人に、もっと話したい」
「この人は、私のことをわかってくれる」
つまり、話を聞くことで信頼を得て、相手にとって特別な存在になることができるということ。これが聞き上手の男性がモテるメカニズムです。
そこで、今回は聞き上手になるために身につけておきたい「傾聴スキル」を手に入れるための3つのステップを解説します。
聞き上手なモテ男の特徴は、「傾聴スキル」を持っていること
聞き上手の男性は、女性と会話をするとき、基本的に自分から多くのことを語らないのが特徴。
相手の話にしっかりと耳を傾け、うなずきながら「うん、うん」「なるほど」と話を促し、もっと聞きたいところでは「それってこういうこと?」と質問を挟みます。
また、相手の話に「おもしろい」「つまらない」といった評価はせず、求められない限り、「俺はこう思う」「こうしたらいい」といったアドバイスもしません。
女性の会話の流れをよどませることなく、聞いているだけです。
話したがりの男性からすると我慢できない状況かもしれません。しかし、多くの女性は、一見、物静かに見える男性に好感を抱くのです。
そして、こうした聞き上手の男性が意識的もしくは、経験上身につけているテクニックが、「傾聴スキル」です。
傾聴スキルを身につけると、信頼される&モテにつながる
傾聴スキルとは、相手の話を積極的に聴く方法として、臨床心理やカウンセリングの現場で広く使われているもの。
身近なところで言うと、看護師さんたちは看護学校時代に必ず傾聴を学びます。
基本的に傾聴スキルのある人に話を聞いてもらった相手は、「充分に自分の話を聞いてもらえた」という満足感から聞き手を受け入れ、信頼するようになります。
これを男女の恋愛に活用すると、先程紹介した「信頼」から「特別な人かも」という心の動きとなり、モテる状態を作り出せるようになるわけです。
傾聴スキルを身につける方法は?基本の3ステップ
では、さっそく「傾聴スキル」を身につける方法として、基本の3ステップを紹介していきたいと思います。
ステップ①ひたすら耳を傾ける
例えば、相手の女性が「昨日、××という映画を見たんですけど、おもしろかったんですけど、なんかイライラしてー」と見た映画についての雑談を始めたとしましょう。
内心、(あ、それ、俺も見たことある! 主人公の行動が謎すぎてムカついた)と思ったとしても、傾聴モードに入ったときは、「うんうん」「へー、そうなんだ」「映画を見たんだ」といった短い言葉とともに相槌を入れていきましょう。
決して、「あ、その映画、俺も見たことあるよ! 主人公の行動が謎すぎてムカついてさー」など、相手の話を奪わないことがコツ。
まずは、「はい」「なるほど」「わかる」など、短い相槌を入れ、相手の話の流れをスムーズにしていくことが、傾聴スキルのファーストステップとなります。
これが結果的に、話している相手に「この人は、私の話を聞いてくれている」という印象を与え、モテへとつながっていくのです。
ステップ②時々短くまとめて話を促す
どんな人でも一方的に話し続けるのは難しいもの。しかし、聞き上手な人はうまく会話の間に間を作り、相手の話を促すことができます。
そこで、役立つのが、「オープンクエッション」と呼ばれる質問の仕方です。
オープンクエッション
相手が「はい」か「いいえ」では答えられないような質問のこと。
例えば、
「それからどんなふうに感じたんですか?」
「なるほど。すごいですね。それからどこへ行ったんですか?」
…など、そこまでの話をまとめつつ、その先を促すように問いかけていく、といった質問が当てはまります。
すると、相手は自分の話を一旦、整理して、その続きをスムーズに話し始めることができます。
ちなみに、間を取った後に「要するに、こういうことでしょう?」と返すのはNG。
ピタリと当たっていたとしても、「はい」「そうですね」で話が終わってしまい、先に続きません。
逆に的はずれな要約になっていると、この人はわかってくれていない……という不信感につながります。
傾聴スキルを身につけるためのステップ②は、間を取って、オープンクエッションを投げかける、と覚えておきましょう。
ステップ③相手の感情を言葉にする
「今日、朝の電車でおじさんに横入りをされたうえに、押されてさ。ホント、ムカついた」
相手がこんなふうに怒っていたら、「それはムカつくよね」と感情にフォーカスした返事で受け止めましょう。
おじさんを非難して一緒に怒るよりも、ムカついているあなたの気持ちがよくわかります、というメッセージを発することが重要です。
では、相手が「昨日、見た舞台、感動的だったの。主演の○○は神!」と盛り上がっているなら、どう返すといいのでしょうか。
言い方に100%の正解はありませんが、「よっぽど感動したんだ。伝わってくるね」など、「感動している相手」の感情を捉えられれば、傾聴スキルとして合格です。
喜怒哀楽の感情を捉えて、聞き手に回ることで、相手は「自分の気持ちを理解してもらえた」と安心し、あなたのことを信頼できる存在と見なすようになります。
ちなみに、相手の感情を捉えるときに役立つテクニックとして、「ミラーリング」を取り入れるのもオススメです。
ミラーリング
ミラーリングは、相手の話のフレーズを繰り返すだけで、あたかも親しくなったかのような印象を与えられるテクニック。
例えば、相手が「すごく疲れてて、最低な1日だった」と言ったら、「すごく疲れてて、最低な1日だったんだね」と返すこと。
オウム返しをしているだけに思えますが、その前後に傾聴していれば、相手は感情を受け止めてもらえたと感じるのです。
傾聴スキルをより効果的にするテクニック「やや斜め座り」
話を聞くとき、相手をリラックスさせる体の使い方があります。
椅子に座って話を聞くときは、真正面から向かい合うより、斜めの位置を取るよう心がけましょう。
例えば、カフェやファミレスなら、4人掛けのボックス席で相手の斜め前に座ります。
あるいは、バーや居酒屋のカウンターの席、車を運転しながら助手席の相手の話を聞くというのも悪くない選択です。
ポイントは真正面から相手の顔を見つめすぎないこと。
いくらあなたが傾聴したいと思っていても、ジッと見られると相手は話しづらくなってしまうからです。
斜めや横に位置取りし、少し体を相手側に向け、要所要所で目を見ながらうなずきましょう。
肩の力を抜き、リラックスしてゆったり相手を受け入れる気持ちで臨むことです。
NGな姿勢・態度
◆ 腕組みや足組み
相手への警戒や拒絶を表すポーズなのでNG。
◆ 集中を切らした態度
話の途中でスマホを気にしたり、背後を通る店員さんやお客さんに目を向けたりといった態度は相手が不快に感じるのでNG。
聞き上手は話し上手という印象にもつながる
相手の話をうまく引き出し、思う存分に話してもらうと、たくさん話せた側は、不思議と聞き手であるあなたのことを聞き上手である以上に、話し上手だとも感じます。
これは相手がストレスなく話せてスッキリしたことで、聞き手であるあなたも同じように感じているのではと考えるから。
聞き上手になると、たくさん話さなくても話し上手という印象を与えることができるのです。
傾聴スキルを身につけ、信頼されるパートナーを目指しましょう。