いい人止まりな男性の特徴とは?恋愛対象になる打開策を解説
「いい止まりで恋愛に発展しない」「恋人候補になりたいけど、結局いつも友達止まり」そんな悩みを抱える男性は多いですよね。今回は、いい人止まりで終わってしまう男性に、いい人で終わる人の特徴と、モテるいい人の特徴をお教えします。
こんな悩みはありませんか?
◆ 異性の友達もそこそこいて、仕事もそれなりに順調。でも、なぜか恋だけがうまくいかない。
◆ 好きになった人へ告白したとき、「いい人なんだけど」と言われたことがある。
自分で求めたわけではないのに、なぜか定着してしまった「いい人キャラ」。
好きになった相手に勇気を出して告白しても、「恋愛対象に見ていなかった」とやんわり断られてしまう損な立ち位置です。
まずはそんな残念な「いい人止まりな人」の特徴を知り、「いい人止まりを打開する方法」を学んでいきましょう。
「いい人=モテない」ではなく、「どうでもいい人=モテない」
女性同士の裏トークで、「彼はいい人なんだけど」という言い回しで使われる「いい人」は、「どうでもいい人」という意味です。
「清潔感がないから無理」というわけでも、一緒にいて嫌悪感を覚えるというわけでもないし、悪い人ではないのはわかるけど、恋愛対象とは思えないどうでもいい人。
でも、表立って「どうでもいい」とは言いづらいので「いい人」と言われるわけです。
こうした女性の直感的な判断は、サウスカロライナ大学の研究によって裏付けられています。
同大学の研究者たちは男女間の会話を観察し、「いい人とつまらない人(どうでもいい人と認定されてしまう男性)の違い」を明らかにしました。
その研究が示す、「いい人止まりな人」の特徴を紹介します。
いい人止まりの男性の特徴①
「優しさ」を勘違いしている
優しさはモテるための必須要素の1つです。
実際、スイスのチューリッヒ大学が調べた「モテに必要な要素のランキング」のベスト3はこのようになっています。
モテに必要な要素のランキング
1位:親切さや共感能力
2位:知性
3位:ユーモアのセンス
女性が惹かれるのは、優しく親切で共感能力のある男性です。
ところが、どうでもいい人認定されてしまう男性は「優しさ」について大きな勘違いをしている傾向があります。
その勘違いとは、
◆ 自分の意見を言わずに相手に合わせること=親切
◆ 自分の良かれと思う価値観で、相手をエスコートすること=優しさ
…といった種類の思い込みです。
やさしさを勘違いしている人の具体例
「今夜の晩ごはんはどこで食べようか?」と話題になったとき……。
<モテるいい人の場合>
いい人「今夜、何が食べたい?」
女性「イタリアン!」
いい人「おおー、いいね。いくつか候補を探してみるね」
→女性のニーズを聞いたうえで共感し、要望に応えるような提案を準備。
女性は、頼りがいがあって親切な人という印象を受けます。
<恋愛対象にならないどうでもいい人の場合>
女性「今夜のごはん、どうしようか」
男性「俺はなんでもいいよ。キミの好きな店でいいから、決めちゃって」
→決定権を委ねることがやさしさと勘違い。
女性からすると、ニーズを聞かれることもなく、共感もなく、丸投げされただけの状態です。
つまり、
◆ いい人止まりの人=つまらない人
=自分の意見や積極性がなくてリードできない人
◆ モテるいい人
=相手の意見を汲み取ってニーズに応えることができる、親切と頼り甲斐を兼ね備えた人
…ということ。受け身でいることが優しさだと思い、積極性のない男性は女性からすると男らしさが足りず恋愛対象から外されてしまいます。
いい人止まりの男性の特徴②
ユーモアに欠けている
いい人止まりなどうでもいい人にもっとも足りないのは、ユーモアです。
もしくは、相手を喜ばせたいというサービス精神と言い換えてもいいでしょう。
女性は会話の中で見せる男性のユーモアに知性を感じ、ときめきます。
「場を盛り上げようとして滑るくらいなら、何も言わない。」
「おもしろいことを言ったつもりがスルーされるような恥をかきたくない。」
不必要な防衛本能が働いて、女性が求める重大なモテ要素である、ユーモアセンスを欠いてしまうのです。
実際、2012年にアメリカで252人を対象に行われた調査では、男性のモテる要素の1位に「ユーモアのセンス」が上がっています。
つまり、ユーモアのない男性は、いくらいい人でもモテないのです。
ユーモアのない人の具体例
女友達からの相談に対して…
<モテるいい人の場合>
女性「最近、仕事のことで悩んでいて」
いい人「仕事、大変なの?」
女性「人間関係でトラブルがあって、考え始めると夜、眠れないんだよね」
いい人「眠れないのしんどいよね」
女性「うん」
いい人「トラブルは解決できないけど、今度、寝るのが惜しくなるくらいおもしろいオススメの長編マンガ、全巻貸すね」
→ユーモアのある男性はプレイフルネス(しんどい状況でのポジティブな返し)ができます。
<恋愛対象にならないどうでもいい人の場合>
女性「最近、仕事のことで悩んでいて」
男性「へー」
女性「人間関係でトラブルがあって、考え始めると夜、眠れないんだよね」
男性「そうなんだ。大変だね」
女性「うん……」
男性「でも、人って寝ないと死んじゃうから、いつかは眠れるでしょ」
→興味のなさそうなリアクションと共感のない返し。的はずれな励ましで、一気につまらない人認定に。
女性は、悩み相談に真面目なアドバイスは求めていません。共感を求めています。
ユーモアで返すのが難しい場合は、ひたすら共感して味方だということを伝えましょう。
いい人止まりの男性の特徴③
融通がきかない
融通がきくか、きかないかも重要なポイントです。
トラブルが発生したとき、柔軟に対応できる男性は女性から見ると、知性があり頼りがいのある印象を受けます。
逆に、右往左往して元々の予定にこだわり、最終的には「どうする?」と聞いてくれる男性は、頼りにならない優柔不断な人という印象に。
優しさを勘違いしている男性は、女性に「どうする?」と判断を委ねるのも優しさの形と考えてしまいがちですが、これは逆効果です。
トラブルが起きたときは、すばやく判断し、積極的に前向きな対応を見せ、行動すること。
すると、「融通がきく=頭の回転が早い」と評価され、女性にとって魅力的な男性に映るのです。
恋愛対象になる鍵は、自分優先ではなく相手優先の優しさ
ここまで読んで、「自信満々で引っ張っていくタイプの男がモテるのかな?」と思った男性もいるかもしれません。
もし、あなたがそう思ったのなら、その想像にはブレーキをかけましょう。
いい人止まりの男性の特徴である、
「優しさ」を勘違いしている
ユーモアに欠けている
融通がきかない
…に共通する点は、女性のニーズを探り、応えようとする姿勢の足りなさ。
つまり、足りないのは「自信満々の姿勢」ではなく「相手優先のやさしさ」なのです。
2003年にサウスカロライナ大学が行った、こんな研究があります。
モテる男性の性格についての研究
<研究内容>
研究チームはトッドという名前の架空の男性のキャラクターを用意し、2つのプロフィールを作成。
女性たちにそれぞれのトッドの魅力を判定してもらった。
① 自信満々のトッド
「本当の男は自分に自信を持ち、自分の望みを相手に伝え、リードするのが大事だ」という考え。
② 優しいトッド
「本当の男、相手の望みを把握して、優しく接し、わがままに行動しない」という考え。
<結果>
②の優しいトッドが4倍の得票で支持された。
つまり、優しい男性がモテるということ。
そして、女性の求める優しさとは、「相手が何をしてほしいのかな?」と考えて行動できる積極性のある優しさです。
「なんでもいいよ」と決定権を放棄し、相手に委ねることとは違います。
「いい人だけど、どうでもいい人」という男友達で終わる「いい人キャラ」から脱却するための第一歩は、この違いを理解することです。
自分優先の優しさから相手優先の優しさへ視点を変えていきましょう。
この切り替えを心がけていれば、相手を喜ばせるためのユーモアセンスも、相手を守るための融通もきくようになっていきます。