本気で人を好きになれない原因とは?恋愛感情が生まれない理由と恋をする方法
「恋愛感情が生まれない」「恋愛不適合者なのかな…」と本気で人を好きになれないことに悩む女性は多いものですが、実はその原因はあなたの"内側"にあるかも。今回は、なかなか人を好きになれない原因・心理と恋心を取り戻すトレーニングを心理学をもとに教えします。
◆ 今まで付き合ったのは、告白してきてくれた人ばかり。じつは自分から誰かにときめいたことはないかも……。
◆ なぜか昔から本気で人を好きになったことがない。好きな人ができない私はどこかヘン?
こんなふうに、なぜか恋愛感情が湧き上がらないという悩みを抱えてはいませんか?
本気で誰かを好きになったことがないことに嫌気がさしたり、「このままだと幸せな結婚、楽しい恋愛ができないの?」と不安になったり……なかなか共感してもらえず辛い思いをすることもしばしば。
今回はそんなあなたに向けて、人を好きになれないその原因・心理と対策を紹介します。
人を好きになれない原因は自分の内面にある
恋愛感情がなかなか湧き上がらず、人のことを好きになれない原因は、基本的にあなたの内面にあります。
もちろん、ドラマチックな恋愛をしなくても人生は楽しいものですが、そこに恋のワクワクが加わればより豊かな毎日に変わっていくもの。
ここから心理学の研究によって明らかになっている「人を好きになれない原因」を示していきます。
人を好きになれない原因・心理①
自分のことが好きじゃない
◆ 私が好きになっても、相手はこちらを向くはずがない……
◆ 告白しても断られて、傷つくことになるかもしれない
◆ 好きになってくれる人が現れたら、私も相手を好きになれるはず
そんなふうに、誰かを好きになることに対して、自分からブレーキをかけてしまうのは自己肯定感が低い状態にあるからです。
自己肯定感の低い人は、自分に対して自信を持てないため、人と深く関わることを避けてしまいます。
特に恋愛は異性との深い結び付きとなるので、及び腰に。
仮に「いいかも」と思う人が現れても、好きだという気持ちに蓋をしてしまうのです。
自分を再評価して、恋を始められる自信を取り戻しましょう。
人を好きになれない原因・心理②
自己愛が強い
◆ 私に見合う価値のある人が現れないのが悩み
◆ あの人と付き合ったら、周りは私のことをどう評価するか?
◆ この人は私のことだけを見て、最優先してくれるか?
自己愛の強い人は、恋愛を含めた人間関係を対等なものではなく上下関係で見る傾向があります。
彼氏候補となった男性が自分と比べて、格上か、格下か
主導権を握れる相手か、そうではないか
格上の場合は気後れし、格下の場合はプライドが邪魔をして彼氏候補から除外します。
こうした高すぎる自意識は自己愛の現れで、相手を格付けしてしまうのは自信のなさの裏返しでもあります。
いずれにしろ、自己愛の強すぎる人は、恋愛感情よりも先に相手を値踏みしてしまうため、純粋に本気で誰かを好きになることができません。恋活はかなり難航する可能性があります。
人を好きになれない原因・心理③
男性に幻想を抱いている
「アイドルはトイレに行かない!」とまでは言わないものの、男性に対して強い理想を抱いていると、誰かを「ちょっといいかな」と思っても、それが恋に発展しにくくなってしまいます。
強い幻想のせいでこんなことで幻滅していませんか?
◆ 仕事で失敗していた
=完璧であってほしいからNG
◆ 少し寝ぐせがついていた
=生活感を感じたくないからNG
◆ 酔って顔が赤くなっていた
=お酒が弱そうだからNG
◆ 食事に行ったら割り勘だった
=男らしくないからNG
過度の期待や理想化は不幸しかもたらしません。
人を好きになれない原因・心理④
男性の欠点ばかり見てしまう
◆ 思っていたより、話がおもしろくないかも
◆ 私服のセンスがイマイチ
◆ 笑ったときに見える歯並びが悪い
彼氏候補の男性とデートまではこぎつけるものの、まるで揚げ足取りのように相手のイヤなところばかりが気になってしまうタイプです。
その背景にある心理は自分を守りたいという気持ちと自信なさ。
「自分も相手から悪く見られているのでは……」という不安が、相手の嫌なところを先に見つけ、「だから付き合わない方がいい」と思わせるのです。
自分のことは棚に上げて、相手の欠点やマイナス面を見つけては冷めてしまう
好きにならない理由付けのような欠点探しをしている
そのようなことをしているうちは、本気で恋愛感情が湧き上がることもないでしょう。
人を好きになれない原因・心理⑤
両親の仲が良くなかった
幼少期に両親の仲が悪く、日常的に夫婦喧嘩を間近で見ていた
両親から冷たい扱いをされて育った
子どもの頃に両親がいがみ合って離婚した
そんなふうに両親というカップルがうまくいかない様子を肌で感じて育った人は、男女関係についていいイメージを持てないまま大人になります。
すると、恋愛に対して臆病になったり、男性に対して嫌悪感を持つようになったりすることも。
その根底にあるのは、相手を心から信頼することのできない人間不信です。
誰かを「好きになったかも」と思っても、「心を許しすぎると痛い目に遭う」「どうせ裏切られてしまうんだ」というネガティブなイメージが膨らみ、恋を楽しむことができないのです。
解決策は自分に自信をつけること
なかなか人を好きになれない原因・心理を5つ紹介しました。
5つすべてに共通している問題は、「自分への自信のなさ」と「認知の歪み」です。
裏を返せば、この2つの問題を改善することが、なかなか人を好きになれない状態の解決策となります。
自分に自信が持てない状況を変えるためには、認知の歪みを修正する必要があります。
ネガティブを改善する「メタ認知トレーニング」
そこで、知っておきたいのが「メタ認知」という考え方です。
メタ認知とは、一歩引いたところから自分を見つめる力のこと。
これを鍛えることで、自分ではどうしようもないことに悩んでしまったり、自信のなさからくるネガティブな発想だったりを改善することができます。
もちろん、簡単に改善できるわけではありませんが、視点を変え、意識していくだけで十分な効果を得ることができるのです。
メタ認知を鍛える方法
メタ認知を鍛えるためには、「セルフアドバイス」という方法が役立ちます。
他人視点であること
長期的アドバイスであること
最悪の状況を想定していること
この3つのポイントを押さえると、他人からアドバイスをもらうよりも最適なセルフアドバイスを自分に与えることができます。
例えば……
【原因①の「自分のことが好きじゃない」の場合】
・なぜ、自分のことが好きじゃないのか?
・長期的に「自分のことが好きじゃない」ことで何が起きるのか?
・「自分のことが好きじゃない」からずっと恋ができないとしたら?
【原因④の「男性の欠点ばかりを見てしまう」の場合】
・なぜ、男性の欠点ばかりを見てしまうのか?
・長期的に見て「男性の欠点ばかりを見てしまう」ことで何が起きるのか?
・「男性の欠点ばかりを見てしまう」から、誰のことも好きになれないのでは?
……といったように、当記事で述べた5つの原因のいずれにもセルフアドバイスは有効です。
3つの視点から自問自答することで、自分の抱えている問題を客観視することができます。
すると、「認知の歪み」という囚われから逃れることができ、自分に自信を持つことができるようになるのです。
自分に自信を持つと、人を本気で好きになり恋愛を楽しむこともできるようになります。メタ認知を鍛えるセルフアドバイス、ぜひ試してみてくださいね。