苦しい失恋は次の恋への準備。消えたくなるほど辛い失恋から立ち直る方法
大好きな人にフラれたり失恋したりすると、消えたくなるほど苦しく、この辛い気持ちが永遠に続きような気がして絶望的な気持ちになりますよね。
そこで今回は、深い悲しみに暮れる女性に向け、大好きな人を忘れられるまでの期間と立ち直る方法を紹介します。読むだけでも気持ちが楽になると思うので、参考にしてみてください。
大好きな人に告白してフラれたり、真剣に付き合っていた相手と別れたり……。
失恋した直後は消えてしまいたくなるほど苦しく、辛くなります。
しかも、この状態がずっと続くのかと思うと、次の恋愛のことなど考えられず、絶望的な気持ちになりますよね。
でも、安心してください。
人間は忘れる生き物です。
今回は、失恋の痛みに耐え、深い悲しみに暮れる女性に向けて、大好きな人を忘れられるまでの期間と立ち直る方法を紹介します。
読むだけでも気持ちが楽になると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
失恋すると苦しいのはなぜ?
そもそも失恋をすると、なぜ苦しくなるのでしょうか?心理学の研究では、2つの理由があると考えられています。
失恋すると苦しい理由① 自尊心がダメージを受けるから
1つ目の理由は、自尊心がダメージを受けるから。
自尊心とは、今の自分に価値があると認めるのできる感覚のこと。
木の根っこのようなイメージで、自尊心が満たされていると、自分に自信を持つことができます。
これにダメージを受けることで、「わたしなんて…」と苦しくなるのです。
失恋すると苦しい理由② 自分の一部を失ったような感覚になるから
2つ目の理由は、自分の一部を失ったような感覚になるから。
好きな人と一緒にいる時間が長ければ長いほど、相手の存在が自分のアイデンティティの一部になっていきます。
それが失恋によって失われることで、自分の一部が消えたような喪失感、満たされない不安感を覚えるのです。
つまり、失恋によって私たちは、「自分はダメだ」と自分を責めるような感覚を持つ一方で、大切な自分の一部が消えてしまったような満たされない思いに悩まされることに。
これが失恋の苦しさの正体です。
苦しい失恋から立ち直るまでの期間は1年!
では、失恋の辛さ、苦しさは永遠に続くものなのでしょうか。
別れの直後はもう二度と恋なんかできないと感じるかもしれません。
お先真っ暗な気分がいつまでも晴れないのではないかと不安になることもあるでしょう。
でも、大丈夫。
スイスのベルン大学の研究でも明らかになっていますが、失恋のダメージから立ち直るのに必要な時間は1年です。
失恋から立ち直りまでの期間についての調査
【調査内容】
ベルン大学の研究では、約9000人の男女を対象に全員の私生活を3年間追跡。
恋愛や結婚関係が壊れた場合、立ち直るまでにどのくらいの時間がかかるのかを調査した。
【結果】
失恋や離婚で受けた精神的なダメージから完全に立ち直るまで平均して1年かかることが判明した。
実験からもわかるように、どんなに苦しい大失恋でも時間が解決してくれるのです。
苦しい失恋から立ち直る方法
とはいえ、苦しい状態からはできるだけ早く脱したいもの。そこで、失恋からの立ち直りを早めてくれる3つの方法を紹介します。
苦しい失恋から立ち直る方法① 別れた恋人の写真、思い出の品を大事にする
別れた恋人との写真や思い出の品を捨てないようにしましょう。
一般的には、「彼氏や彼女との思い出はスパッと捨てて、次に向かう」が正解だと思われています。
しかし、失恋時の精神的なダメージがどのように推移するかを調べた研究では、写真や思い出の品を捨てた場合、捨てなかった人よりも立ち直るスピードが遅くなることがわかっています。
なぜ、思い出の品を捨てると立ち直りが遅くなってしまうのでしょうか。その理由は具体的な思い出を伝えるものがなくなると、記憶がどんどん美化されていくからです。
恋人の人柄の美化、2人の思い出の美化。これが進むと、元カレ、元カノが理想のパートナー像となってしまい、失恋のダメージが深くなっていくのです。
そのため、写真や思い出の品、特に嫌な出来事を思い出させるような品物はとっておき、目に入る場所に置いておきましょう。
あんな人と別れて正解。そう思えることで自尊心が回復していくのです。
そして、新たないい出会いがあったとき、元カレ、元カノとの写真や思い出の品を整理しましょう。
苦しい失恋から立ち直る方法② 元恋人、別れた相手の嫌なところを思い出す
別れた相手との写真、思い出の品を取っておくのと関連しますが、元カレ、元カノの嫌なところを思い出し、誰かに話すのも失恋からの立ち直りを早めてくれます。
「振られたけど、あの人のことが頭から離れない」のは、脳が感情に支配されている状態だからです。
そのような事態に陥ったときは、元恋人の嫌なところを思い出し、こんなときイライラした、あのときは悲しかったなど、別れるに至った感情の変化を把握しましょう。
そうすることで、認知的再評価といって、物事を論理的に、理性的に、冷静に捉えることができるようになり、脳がニュートラルな状態に戻ります。
1人で思い出すのも悪くないですが、もし、本音で話せる友達がいるなら順を追って話を聞いてもらいましょう。
興味を持っていろいろ質問してくれる相手に答えていく過程で、自分の新たな考え、感情に気づくこともあるでしょう。
「冷静に考えると合わないところがあったし、性格も違う2人だったから別れたのも当然かも……」
そんなふう思えたら、自分の一部が消えたような喪失感、不安感からの回復が早まっていきます。
苦しい失恋から立ち直る方法③ 失恋ソング、ドラマで悲しい気持ちを発散する
3つ目は、上の2つの方法をサポートするテクニックです。
失恋によって感情が大きく揺れたときはとことん悲しい気持ちに浸って、早めに発散させてしまいましょう。
失恋をテーマにした失恋ソングを聞き、大失恋から主人公が立ち直っていくような映画を見て、小説やマンガ(都合よく美男子が失恋中の主人公を好きになるような展開は不可)を読み、あなたの感情を代弁してくれるようなストーリーに没頭する……。
これで悲しい感情の発散が早く進み、客観的に現状を振り返る余裕が生まれます。
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復縁には期待しないほうが良い
ちなみに、元カレ、元カノとの復縁はあまりおすすめできません。
というのも、過去の研究では6割くらいの確率で復縁には成功するものの、その関係が結婚や長期的な交際に発展する確率は10%以下。
うまくいかず別れたカップルの間には、それなりの理由があり、時間が解決してくれるものではないようです。
元カレ、元カノとの復縁を目指すより、新しい相手との出会いを探すことをおすすめします。
失恋は次の恋への準備だと思って
最後に、先程紹介したベルン大学の研究では、失恋を経験した人の多くが落ち込んだメンタルの回復後、考え方が成熟していくなどのポジティブな変化を感じていたと報告しています。
つまり、失恋のダメージは私たちにとって何らかの学びになり、前へ進むための糧になるのです。
失恋の経験から得たものを確認し、より良い出会いを待ちましょう。