自慢する人の心理とは?聞いていて疲れる自慢話の種類や対処法|賢恋研究所
「また告白されちゃった」「恋人が大手勤務で」という自慢が止まらない人っていますよね。傷つけられたわけではないけれど、聞いているとなんだかもやもやしたり、うんざりした気持ちになったりしますよね。今回は、自慢話の種類や相手がつまらなそうでも自慢話がやめられない人の心理、対処法を紹介します。
◆ 「また告白されちゃった。どうやったら傷つけずに断れるかな?」
◆ 「恋人が大手勤務で、忙しくて心配。今も何百億円のプロジェクトに関わっているみたい」
◆ 「相談なんだけど、聞いてくれる? うちの親、私の誕生日に必ずプレゼントをくれるんだけど、さすがに20代だし、もういいよって言っているの。でも、今年はハワイに行こうって。どうかな? 甘えすぎかな? どう思う?」
ストレートな彼氏自慢に、自虐風のモテ自慢、相談風のマウンティングなど、話し始めると自慢が止まらない人っていますよね。
聞かされるこちらとしては、なぜかモヤモヤ、イライラが溜まっていきます。悪口を言われたり、責められたりしたわけでもないのに、うんざりした気持ちになるのは、自慢する側に問題が。
今回は、自慢話の種類や相手がつまらなそうでも自慢話がやめられない人の心理を解説し、対処法を紹介します。
もうやめて……聞く側をうんざりさせる自慢の種類
最初は「すごいねー」と聞いていられても、そのうち「いつ終わるんだろう?」「また自慢?」とイライラ、モヤモヤ。
聞かされる側の心を毛羽立たせる自慢話には、お金持っている自慢、家族・恋人がすごい自慢、知人が有名人自慢、モテる自慢など……さまざまなバリエーションがあります。
自慢の種類① ストレートな自慢
◆ 「大学のときの友だち何人かはモデルやって、親友は俳優でこの間テレビに出たんだよ」
◆ 「じつは、おじいちゃんが会社の会長で、外車いっぱい持っているんだよね」
◆ 「このピアス、彼氏の海外出張のおみやげなんだ」
「ねえねえ、すごいでしょ!」という気持ちをむき出しで繰り出されるストレートな自慢です。
話している側も悪意があるわけではなく、素直にすごい話をしているつもりや天然で言ってしまっているだけの場合も。潔いので、回数が少なければ、聞いている方も素直に「すごいね!」と感じて、それほどモヤモヤを抱えることがありません。
しかし、いくら潔いとはいえ、何度も何度もの自慢話をされると、聞いている側もさすがに「すごい!」と言いたくなくなっていきます。
自慢の種類② 自虐風自慢
◆ 「最近、超食べまくっててやばい!」と書きながら、全身鏡でほっそりとした体を写した写真をインスタにアップ
◆ 「また告白されちゃった(笑)。これで今月5人目かな? 正直困るんだよね〜〜」と言いながらニヤニヤ
◆ 「最近、買い物し過ぎでヤバいかも。でも、年上の彼から『クレカ、自由に使って』と言われてて、金銭感覚ズレちゃうかも」と謎の相談
聞いている側をモヤッとさせる自虐風自慢。モヤモヤの要因は、「別に自慢するわけじゃないんだけど」「私も大変なんだよ」と共感してもらおう感を出しつつ、自慢とマウントを織り交ぜたエピソードが展開されるところにあります。
醸し出される「いいなあ」「すごいな」と言ってもらいたいオーラは、ウザさしかありません。
自慢の種類③ マウントで自慢
◆ 「この間、初めてハワイ行ったんだけど、本当に海がきれいで感激した!」と話したら、
「そうなんだー。ハワイいいよね。私は何度も行っているけど、オススメは観光客向けのビーチより、ロコが行くところかな。〇〇ってビーチは行った? 行ってないんだ? うわーもったいない!」
と自分のほうが優位アピールをされた。
◆ 「誕生日に彼氏がネックレス買ってくれたの」と話したら、
「彼氏やさしいね。あ、でも、そのブランドのって、ダイヤが入ってるバージョンのネックレスとピアスのセットもあるよね。そっちにしてもらったら、よかったのに。私、普通に欲しくて彼氏に言ったら、余裕で買ってくれたよ(笑)」
と食い気味に上回るエピソードをされた。
相手の話を受ける形で、「私のほうが、もっとすごい」というマウントを入れて自慢してくるパターンです。
やられた側は、話の主導権を持っていかれるだけでなく、上から目線の自慢を浴びせかけられ、心底、どんよりした気分に。
自慢の種類④ 他人を下げて自分を上げる自慢
◆ 「〇〇は月50万稼いでいるって言っていたけど、俺はその倍以上稼いでいるし(笑)」
◆ 「〇〇ちゃんの彼氏って高給取りだけど、所詮雇われでしょ? うちの彼氏はベンチャーだけど、社長だし意識が違うんだよね(笑)」
◆ 「あいつは部内のエース顔しているけど、じつは大したことないんだよ。俺が若い頃はもっとできたからな」
わざわざ誰かを下げてまで自慢する傲慢さは、聞いている側に「すごい!」よりも「ダサい……」「さもしい……」といった印象を与えます。
自慢する人はなぜ自慢する?その心理
自慢話の止まらない人たちの心には、「自分を大きく見せたい」「優位に立ちたい」という欲求があります。
そして、その欲求は目の前のあなたに、自分という存在を認めてもらいたい承認欲求からきているのです。
つまり、異性に自慢話をするのは、あなたに好意があって興味を持ってもらいたいから。
同性間での自慢話は、「相手より上でいたい」「大事に扱われたい」という思いの表れです。
自慢話への対処法は聞き流すことと関わらないこと
自慢する側の心理を知ったからと言って、度が過ぎた自慢話を優しく受け止めてあげられるかどうかは別の話。
根本的に自慢話ばかりされると、それが悪意のないストレートなものでも聞いている側にはストレスが溜まります。まずは、そうまでして付き合いを続ける必要があるのかどうかを冷静に考えましょう。
聞いていてしんどいのであれば、できるだけ自慢モンスターには近づかないのが正解です。
ただ、次の異動まで机が隣、取引先の相手でどうしても顔を合わせるなど、業務上、関わりを持たないといけない場合は、聞き流すスキルを身につけることをオススメします。
◆ 「はい、はい、はい、また始まりましたー。これだけアピらないと存在を認められないって焦るほど、自信がないんだな、かわいそうに」
◆ 「すごい自慢のバリエーションがどれくらいあるか、今日からじっくり観察させてもらいます」
◆ 「『そうなんだー』『すごいですねー』『初めて聞きました!』、いくつ効果的な相づちが打てるか。これは自分との戦いだ!」
そんなふうに心の中で突っ込んだり、ゲーム化したりしながらやり過ごしましょう。
ちなみに、好きな人から自慢話をされる場合、「自慢をする=あなたに認めてもらいたいと思っている」ということなのでチャンスです。相手もあなたに好意を抱いている可能性があります。
うれしそうに聞いてあげるだけで、一気に親しくなっていくことができます。