なぜか恋がうまくいかない…仕事がデキる女性に意外と多い恋愛依存
仕事ができる女性や30代で結婚願望がありつつもなかなか結婚に踏み出せない女性には、恋愛依存の傾向を持った人が少なくありません。ダメな男性に惹かれないようにするには? 自分の恋愛に自信が持てな場合はどうしたら良いのか? その方法を教えます。
いきなりですが、過去のあなたの恋愛について質問があります。心のなかでイエス・ノーの答えを出してみてください。
付き合っているとき、この人がいないと私は何もできないと思ったことがある
過去に付き合っていた男性に浮気をされたことがあり、許してしまった経験がある
相手の男性から嘘をつかれたとき、「私を傷つけないために嘘をついたんだ」と解釈したことがある
私の力で相手の男性を変えてみせると思ったことがある
友人たちから「別れた方がいいよ」と言わるほど、相手にのめり込んでしまったことがある
仕事でも恋愛でも、誰かに必要とされればされるほど、生きがいを感じる
どうでしょうか?
もし、2つ以上「イエス」があったなら、あなたには恋愛依存の傾向があるかもしれません。
デキる女性が陥りがちな2つの恋愛依存の形とは
仕事ができる女性、経済的に自立している女性、30代で結婚願望がありつつもなかなか結婚に踏み出せない女性には、恋愛依存の傾向を持った人が少なくありません。
そんなデキる女性が陥りがちな恋愛依存には、主に2つのタイプがあります。
1.共依存症
自分のことより他人の問題や世話に夢中になってしまう人・・・
このタイプの人は、何度も裏切られ、別れを切り出そうとした男性に「復縁して欲しい」と頼まれると、OKしてしまいます。あるいは、浮気癖や浪費癖のある、いわゆる“ダメんず”でも、自分が側にいれば支えられる、変えられると考えてしまいます。
2.回避依存症
親密な関係を避ける人、幸せになるのが怖い人・・・
このタイプの人は、男性とデートはするものの、仕事の忙しさを理由に恋愛関係が長続きせず、自然消滅で終わってしまいがちです。かといって他人との関わりが不要なわけではなく、むしろ人の愛情に飢えています。しかし、相手に踏み込むのは怖いので、相手を突き放しながら、それでも愛情を与えてくれる人の登場を待っているのです。
一見、正反対のように見える2つのタイプですが、じつは「共依存症」の女性は「回避依存症」の男性と、「回避依存症」の女性は「共依存症」の男性と惹かれ合います。
なかでも「回避依存症」の男性には、ダメんずタイプが多く、そこに「鍵と鍵穴」のように仕事ができ、経済力もある「共依存症」の女性がハマり込むと非常にやっかいで、周囲の友人から見ると「もったいない」補完関係が生じていきます。
ダメな男性に惹かれてしまう負の連鎖を断ち切るために
自分が共依存症で、相手の男性が回避依存症という組み合わせでの恋愛に落ちた女性は、同じパターンを繰り返す傾向があります。
ヒモのような男性と付き合ってしまい、周囲の友達の反対もあって、やっと別れたと思ったら、同じ相手から「久しぶりに会えない?」というメッセージをもらい、復縁。あるいは、周囲が「ダメんずと別れて良かった」と思っていたら、新しい恋の相手が再び、ダメんずだったというパターン。
この負の連鎖を断ち切るには、自分の恋愛パターンを自覚することが近道です。
下記の4つを書き出すことで自分の恋愛パターンが見えてきます。
1.自分はどんな人を好きになるか
2.どういうきっかけで付き合うか
3.どんな付き合い方をしているか
4.どういうふうに別れてきたか
このステップを踏んだ後は、「なぜ、自分がそういうタイプの男性ないし、恋愛の形に惹かれるのか」を考えましょう。
すると、変わるべきなのは相手の男性や周囲の友達ではなく、自分自身であることがわかってきます。「いつか彼が気づいてくれたら幸せなのに」「彼が変わってくれれば幸せになれるのに」といった思考ではなく、「あ、私が変わらなくちゃダメなんだ」と思えれば、負の連鎖が断ち切れる日も近いと言えます。
自分の求めている恋愛の形をもう一度、問い直してみる
そして、最後のステップは自分に「結局、自分がどうしたいのか」「幸せになりたいのか」という問いを投げかけ、正面から向き合うことです。
「私が恋愛に求めているものはなんだろう?」「恋愛依存を愛だと勘違いしていないか?」と自分を客観視できるようになれば、自分を変える一歩目が踏み出せたと言えます。
向き合う時間はしんどいものですが、一時の苦労に耐えるのか。それとも永遠に続く苦しい恋と戦い続けるのか。
ポジティブな方向へ自分を変える勇気を持ちましょう。
それでも自分の恋愛に自信が持てない女性は、自分ルールを宣言しよう
もちろん、好きな人の言うことに強い影響を受けたり、ひどいことをされても我慢するといったことは、普通の恋愛でも起きる出来事です。
また、仕事の忙しさや自分を取り巻く環境を理由に恋が始まらない、深まらないと展開もあるでしょう。それでも同じ過ちを犯さないために、ルールを決めておきましょう。
これは「プリコミットメント」と呼ばれる手法で、将来訪れるであろう強い欲求を見越して、自らを拘束するやり方。あらがいがたい誘惑がまだ遠くにあるうちに、自分の選択肢を狭めておくのです。
例えば、「彼氏が一度でも浮気をしたら別れる」「仕事を理由にデートをすっぽかさない」など、恋愛パターンを書き出すなかで見えてきた問題点をルール化して、身近な友達に宣言してしまいましょう。