春は「初めまして」の季節! 飲み会での出会いを恋愛につなげる心理術
入学や新学期、新社会人としてのスタートなど、春は1年の中で新しい人との出会いが多い季節。今回は、お酒が入る「初めまして」の出会いの場で、素敵な相手を見出すためのすぐ出来る心理テクニックを紹介します。
入学や新学期、新社会人としてのスタート、人事異動での新たなメンバーとの出会いなど、春は身近な人の顔ぶれがガラリと変わる可能性のある季節。
歓迎会やお花見などの場もあり、1年で最も多くの新しい人との出会いが期待できます。
今回は、お酒も入る「初めまして」の出会いの場で、ステキな相手を見出すための心理テクニックをいくつか紹介します。
酔っ払うとその人の本来の性格が見える
実はお酒を飲んだ後というのは、相手のことを知る上で大きなチャンスです。
よく「酔っ払うと人が変わる」と言いますが、あれは誤解。
正確には、お酒によって警戒心が解かれ、その人の本来の性格が強く表に出てくるのです。
ちなみに、ここで言う本来の性格とは、心理学の世界で最も信用度が高いとされている「ビッグ・ファイブ」という性格分類をベースにしています。
これは人の性格は、次の5つの因子の組み合わせで決定されるという理論です。
ビッグ・ファイブの5つの因子
外向性 (Extraversion)
開放性 (Openness)
協調性 (Agreeableness)
誠実性、勤勉性 (Conscientiousness)
神経症傾向 (Neuroticism)
そして、アルコールを摂取したときの性格特性を研究したデータもあり、それによると血中アルコール濃度が90ミリ(ウォッカやテキーラをショットで何杯か状態)でも、ベースのビッグファイブは変わらないことがわかっています。
つまり、外向的な人はよりにぎやかに、開放的な人はノリノリに、協調的な人はよりフレンドリーに、誠実で勤勉な人は飲み会全体に目配りをし、内向的な人はよりじっくりと物事を考え込む……といった方向で、それぞれの本来の性格が表に出てくると考えられるのです。
ですから、酔ったときの様子を見て、相手が普段からどういう性格かをある程度、見極めることができるわけです。
ただし、意中の相手を飲んでいる時には、重要なことが1つあります。それはあなたが酔っ払ってしまわないこと。
アルコールの代謝能力によっても異なりますが、生ビールを1、2杯、ワインを1杯程度の量ならば、観察力や判断力に大きなマイナスが出ず、なおかつ肌をほんのりと魅力的な色合いに仕上げるほろ酔い効果が得られます。
浮気症の男性を見抜く方法とは?
続いて、女性向けに飲み会の席で役立つ「外見的特徴からわかる男性の性質」について紹介します。
彼氏にするなら、浮気症ではない方がいいですよね? そこで、見てほしいのが男性の顔の横幅。
ちなみに、顔の幅と高さの比は「facial width-to-height raito,fWHR」と呼ばれ、計るポイントは「眉毛の下での顔の幅」と「眉毛の下から唇の上までの高さ」です。
おでこから顎の先ではないので注意してください。
この「眉毛の下での顔の幅」を「眉毛の下から唇の上までの高さ」で割った数値が、学術的な顔の幅。ただし、飲み会の席ですから厳密に測る必要はありません。
ぱっと見で参加している男性メンバーを比べ、顔の横幅が広い人は浮気症の傾向があります。というのも、顔の横幅が広い人は骨格的に男性ホルモンであるテストステロンの濃度が高いことが考えられ、いわゆる男らしい性格だからです。
テストステロンの多い男性はリーダーシップがあってモテます。しかし、子孫を残したいという男性本来の欲求も強いため、浮気もしやすいとされているのです。
稼ぐ力のある人かどうかはある指をチェック!
もう1つ、男女に共通して使えるパッと見でわかるポイントとして、人差し指と薬指の長さがあります。
これはセントラル・ランカシャー大学心理学科ジョン・マニング教授の研究によるもの。ちなみに、マニング教授は、人間の指の長さと病気や心理傾向の関連を調べることに一生を費やしてきた研究者です。
そんなマニング教授によると、
人差し指と薬指の長さを比べて、人差し指の方が薬指に比べて長ければ女性的で、薬指のほうが長ければ男性的なのだそう。
理由としては、母親の胎内にいるとき、男性ホルモンであるテストステロンの供給が多いと薬指が成長し、脳も男性脳になっていくからです。
つまり、男女に共通して薬指が長い人には浮気症の傾向があると言えます。
その情報だけでは、薬指の長い人は避けた方がいいという結論になってしますが、実は別の研究では「薬指の長い人は生涯を通して収入が高い」というデータもあります。
これはテストステロンがリーダーシップや決断力が高めるからです。
もし、あなたが稼ぐ力のあるパートナーを探しているなら、薬指の長い人に狙いを定めていくのも1つの選択肢だと言えるでしょう。
今回は飲み会で使える心理テクニックを紹介してきました。このような観察者の視点で新人歓迎会などに参加してみても楽しいのではないでしょうか。
もちろん、「性格を」と気合いを入れずに、みんなとわいわい酔っ払ってしまうのも、ときには悪くない時間の使い方です。