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逃げ癖がある人の特徴・原因は?つい嫌なことから逃げる自分を変える方法|賢恋研究所

「嫌なことがあると逃げてしまう」「面倒なことから目を背け現実逃避しがち」という「逃げ癖」が付いてる人は意外と多いもの。もちろん、時には逃げたほうがいいこともありますが、きちんと向き合ったほうがいい問題もたくさんあります。今回は、逃げ癖のある人の特徴や原因。克服する方法を紹介します。


  • 緊張する場面、嫌なことがあると逃げてしまう

  • 面倒な予定があると先延ばしにして、現実逃避しがち

  • 別れ話もしたくないので、基本、自然消滅を狙う


自分は「やらなければいけないこと」「向き合わなければいけない状況」があるのに、つい目を背けしまう「逃げ癖」が付いていると感じることはありませんか?

もちろん、時には逃げたほうがいいこともありますが、多くの場合、きちんと対処することで解決する問題がほとんどです。

今回は、逃げ癖のある人の特徴と、その原因、克服する方法を紹介します。

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逃げ癖とは?

新しいことに対してチャレンジすることができなくなってしまったり、用心深くなりすぎてしまったり、未経験の出来事を必要以上に恐れたり、やるべきことがあるのに現実逃避してしまったり……。

こうしたいわゆる逃げ癖がついた心理状態を、心理学では「抑制傾向」と呼びます。

逃げ癖があると、現状維持を一番に考えるため、自己成長やステップアップなど、あらゆる「成長」が難しくなってしまいます。

逃げ癖のある人の特徴・原因

心理学の研究では、いざというとき思い切った行動を控えがちになる「抑制傾向」のある性格は生後14ヶ月の頃には形作られていることがわかっています。

物事に慎重で、人間関係について深い付き合いを好まず、消極的な選択をしがちな性格は大人になるにつれて強くなり、「逃げ癖」という形で行動に現れてしまうのです。

ただ、逃げ癖と聞くと、ネガティブなイメージを持ちますが、デメリットばかりではありません。それを踏まえた上で、逃げ癖のある人の特徴を5つ紹介します。

逃げ癖のある人の特徴・原因① 自分に自信がない

自分に自信がなく、子どもの頃から、いざという場面で慎重な選択を繰り返してきた結果、「どうせ自分は……」「できるわけないし……」と考える傾向が染み付いてしまっています。

最初から「どうせ自分には無理」と考えてしまうため、新しいことに挑戦できません。


逃げ癖のある人の特徴・原因② 失敗を恐れている

失敗して傷つくのを恐れるため、勉強や仕事のほか、人間関係においてもはっきりとしくじる前に投げ出す傾向があります。

恋愛で言えば、好きな人に告白して振られるくらいなら、友達関係を続けていくといった選択を選びがちです。

逃げ癖のある人の特徴・原因③ プライドが高い

抑制傾向の強い人は石橋を叩いて渡るタイプなので、大きな失敗をせずに成長していきます。

それがプライドの高さにつながり、難しい局面では自分を守るために問題から逃げる傾向があります。

逃げ癖のある人の特徴・原因④ 慎重に行動できる

何事もよく考えてから動くので、衝動的な発言で恋人を傷つけてしまったり、社会的に問題となる行動を起こしたりといったリスクは格段に低くなります。

逃げ癖のある人の特徴・原因⑤ 大きなトラブルに巻き込まれにくい

物事を選択するとき、ネガティブな面にもきちんと目を向けられるので、仕事や人間関係で深刻なトラブルに巻き込まれることなく、生きていけます。

ただし、波風を立てない慎重さが恋愛ではマイナスに働くことも。

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逃げ癖の克服方法

「抑制傾向」であることは多少メリットもあるものの、大事な場面で逃げ癖が出てしまうのは避けたいところ。そこで、いざというときに勝負に出られるよう、逃げ癖を克服していく方法を解説します。

克服方法① 失敗に対する認識を変える

「失敗=恥ずかしいこと、この世の終わり」と極端に捉えるのではなく、成功に向けた第一歩だと考えましょう。

また、失敗からの学べることがあるという点にフォーカスするのも大切です。


克服方法② 好奇心を大事にし、良い出来事を頭の中で繰り返す

自分から興味を持てたことに挑戦し、その結果、いい経験が得られたら、その場面を何度も頭の中で思い返しましょう。

好奇心を原動力にした行動がうまくいったイメージを持つことで、次もまた思い切った行動に出られるようになっていきます。


克服方法③ 二人称で自分を励ます

逃げてしまいそうになったとき、「逃げるな」「きちんと向き合え」と自分に言い聞かせるよりも、二人称で自分を励ますとうまく対処することができます。

  • 「あなたなら、大丈夫」

  • 「お前はこのくらいの緊張で逃げるヤツじゃないだろう?」

  • 「キミは、細く長く息を吐き切ってから深呼吸すれば、落ち着いて対処できると知っているだろう?」


こんなふうに俯瞰的に自分で自分に語りかけると、応援されているという錯覚が起き、行動力がアップするのです。

逃げてもいいときもある

持って生まれた性格に「抑制傾向」があるのなら、無理して何事にもチャレンジしていく必要はありません。大事なのは、自分の性格をよく知って活かす方法を探っていくことです。

例えば、慎重に物事を検討し、行動した場合に起きるネガティブな面に目が行く人は、大きな失敗をしにくいというメリットがある反面、行動を躊躇させ、チャンスを逃すことにもつながります。

そんな自分の性格を理解し、「ここはあえてリスクを取るべきか」「無理をするより逃げた方が先々、後悔しないか」を考えていきましょう。

恋愛で言えば、「この人に告白しないと、きっと後悔する!」と思うなら、行動するべきですし、浮気してしまいそうなとき、「一時の感情に流されたら、恋人を傷つけることになる」と冷静さを取り戻せます。

逃げ癖が悪いわけではなく、積極的に逃げるべき場面を選べるようになっていけば、慎重な性格があなたの人生にプラスに働くはずです。

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