メンタルに難アリかどうかは インスタグラムの投稿で丸わかり
長期的な恋愛をするならば、できれば心身ともに健康な人と付き合いたいもの。実はインスタの投稿を見るだけで、相手がメンヘラ的傾向を持っているかどうかを判断することができます。ハーバード大学の研究チームが発見した、メンヘラ傾向を持つ人の共通点をご紹介します。
Instagram、Twitter、Facebookなど、SNSは気になっている相手の情報を知ることができる画期的なツール。
どんな趣味を持っているのか、休日は何をして過ごしているのか、今、興味を持っているものは何か……。
SNS以前は本人から聞かなければわからなかった趣味嗜好が、投稿をチェックするだけで一目瞭然になりました。
そんなSNSの中でも写真の投稿が主になるInstagramに関して、ハーバード大学のアンドリュー・リース研究員と、バーモント大学のクリストファー・ダンフォース教授らが調査した興味深い実験の結果があります。
それは、Instagramの投稿から投稿者がメンヘラ的傾向を持っているかどうかがわかるというもの。
調査の際に調べた写真の数は43,950枚。
そこから教授ら研究チームは、メンヘラ傾向のある人の投稿に共通するポイントを見出しました。
つまり、ここで紹介するポイントを踏まえながら、気になる男性、女性のInstagramをチェックすれば、相手がメンタル的に元気な状態であるかどうかがわかってしまうのです。
どんなイケメンでも、かわいい女の子でも、メンタル的にバランスを崩した異性と真剣に恋愛をするのは、なかなかしんどいもの。
もちろん、苦境を乗り越えることで深まる絆もあります。しかし、恋愛の始まりは気楽で楽しい関係性がいいというのが、本音でしょう。
そんなときも役立つSNS。相手のInstagramを見るだけで、しんどいお付き合いを避けることが可能になるのです。
メンヘラ傾向のある人のインスタの共通点は「モノクロ」「自撮り」「タレントやアイドルへのこだわり」
ではさっそくメンヘラ傾向のある人がInstagramに投稿しがちな写真の特徴を紹介します。
クリストファー・ダンフォース教授らがまとめた論文によると、「平均的に鬱病歴のある対象者は健康的な人よりも、ピクセル単位でより青く、よりグレーで、より暗い写真を投稿する傾向があった」とあります。
つまり、メンヘラ傾向のある人は、投稿する前に明るさや色合いを変えるフィルター機能を使う頻度が少なく、逆に写真の彩度を落としてモノクロ風にできる「Inkwell(インクウェル)」という機能を選ぶ傾向があることがわかったのです。
これはTwitterへの写真の投稿、Facebookへの写真の投稿にも共通する傾向でした。
また、投稿に人物の1人写真が多いのもメンヘラ傾向のある人のInstagramの特徴です。
1人写真とは、自分で自分を撮った自撮り写真や特定のタレントやアイドルの写真。
自撮り写真が連続するのは高すぎる自意識、自己愛の表現で、特定のタレントやアイドルの写真ばかりが続くのは逆に自分への自信のなさの現れです。
自信のなさを他者への依存で補っている状態ですから、どちらかと言えば、自撮りよりも闇は深いと言えるかもしれません。
「いいね<返信」の人は注意!メンヘラ傾向はコメント欄にも表れる
投稿される写真に加え、もう1つのチェックポイントとなるのが、コメント欄です。
教授ら研究チームは、43,950枚の写真の投稿のコメント欄も機械学習ツールで分析しました。
すると、多くのコメントが寄せられた投稿は鬱状態にあるユーザーのものであることが多いことがわかったのです。
一方、「いいね!」が多く寄せられたのは健康的なユーザーの写真が中心でした。
これは写真そのもののトーンに対して「いいね!」が押しづらく、心配するコメントが集まり、そこにメンヘラ傾向のある投稿者が丁寧にコメントを返していった結果、コメント数が増えたと考えられます。
実際、メンヘラ傾向のある人は、周囲の人間関係の中で自分がどういうポジションにあるのか、どういう評価を受けているのかを客観的に判断する力が低下しています。
そこで、なんでもない励ましのコメントに承認欲求を刺激され、過度にコメントを返してしまうのです。
そこにはオンライン上だからこそ、より他者とつながりたいという心理が反映されています。
友人の投稿にモノクロの写真が増え、コメント欄が荒れ始めたら要注意
以上、気になる相手のInstagramは投稿される写真のトーンとコメント欄の状況をチェックすると、メンヘラ傾向のあるなしが見えてきます、というお話でした。
もし、長い付き合いの友人の投稿にモノクロの写真が増え、コメント欄のコメント数が上昇しているようであれば、メンタル的に落ち込んでいる可能性があるので声掛けしてあげるといいかもしれません。
新たに出会った人のInstagram、Twitter、Facebookに同じ傾向を感じ取ったのなら、そっとしておくのがベターだと言えるでしょう。