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20年近くいた楽天からOmiaiへ。影響力あるサービスを改善していく醍醐味とは

こんにちは!エニトグループ(with/Omiai)の採用担当です。
サービス開始から12周年が経過した『Omiai』。組織としても第二創業期にさしかかる今、開発体制の強化に向けてエンジニアリーダーを積極的に募集しています。

今回は、20年近く楽天でサービス開発に携わった後に当社へ参画し、現在はテックリードとして活躍する山岸に、入社を決めた背景やOmiaiで開発に携わる醍醐味を聞きました。

株式会社Omiai テックリード 山岸 拓也
2005年に楽天グループ株式会社へ入社。楽天トラベルをはじめとする複数の事業において、システムリプレイスや運用業務、マネージメントに従事。2023年より株式会社Omiaiに参画し、エンジニアマネージャーを経て、現在はテックリードとして開発に携わる。


賛同のない中でJavaの文化を醸成、20年近い楽天でのキャリア

‐ 楽天グループでPM、テックリード、新規事業開発など多岐にわたる役割を担ってきた山岸さん。特に印象的だった仕事を聞かせてください!

入社直後は楽天トラベルの広告管理・営業支援システムを開発していました。当時はいわゆるスタートアップの環境で、マニュアルもなく人の入れ替わりも激しい中、システムの要件定義から設計やプログラミング開発、実装テスト、運用までほぼ一人で行い、時間を忘れるほど忙しない空気に楽しさを感じていました。

その後も海外航空券の決済機能やホテルの予約システム、部署異動後は新規事業開発などに携わってきましたが、特に印象に残っている仕事は、大手航空会社と提携したパッケージシステムの新規構築・リプレースです。当時は管理職として後進の育成にも注力していましたが、自ら希望しプロジェクトマネージャーとして案件に携わりました。

リプレースの案件では運用コストが非常にかさんでいたので、汎用的な新規システムを構築し、その基盤をリプレースでも流用できるようにしたんです。結果として非常にコストパフォーマンスの良いシステムとなり、提携先の企業にとってもベストな形になった開発案件でした。

‐ 環境から作り上げていくフェーズでは、技術的な挑戦も多くあったのではないでしょうか。

当初、楽天トラベルではPL/SQLでシステムを作っていた中で、自分が得意としていたJavaを浸透させたことはチャレンジングな経験でした。広告の営業支援システムを全てJavaで開発し、元の言語とうまく行き来できるようにCookieなどを使ってデータを受け渡せる状態にするなど、最初は賛同していなかった人も成功例を見せたら乗ってきてくれて、次第にJavaの文化が芽生えていきました。

一秒でも早く新しい機能を作って競合サービスを追い越そうという空気の中で、フロントエンドもバックエンドも全て自分で担っていましたが、そういったカオスなスピード感での開発が土台となり、国内でもトップレベルのサービスを作り育てることができたと今は感じています。

ユーザーが集まる『Omiai』をエンジニアとして成長させ、多くの人に良い影響を与えたい

‐ 楽天でのポジションがあった中、Omiaiに興味を抱いたポイントは何でしたか?

Omiaiを知ったきっかけは、同じ部署にいた坂水(現Omiai CTO)が声をかけてくれたことでした。リプレースなどが十分でないまま長く使われてきたサービスだと聞いたときに、楽天トラベルでの経験を思い出しました。本来、システムは綺麗な状態であるに越したことはなく、カオスになっているものを自分が思うようなクリーンな状態に変えていく挑戦にはエンジニア魂が大きくくすぐられたんです。

ものづくりが好きでエンジニアを続けてきた中で、マネージャーとして関わるだけではなく自分で手を動かしたい気持ちもあり、Omiaiの環境に興味を持ちました。

‐『Omiai』のサービスは入社の決め手になりましたか?

マッチングサービスは右肩上がりの業界で、一般的に使われるサービスになってきましたが、Omiaiのようにある程度のユーザーが集まっているほうがエンジニアとしてのモチベーションを保てると思っていました。

楽天トラベルの開発では、ユーザーの操作を数秒間短縮することで、一秒間に入る予約が何百件も増えるなどの効果を生んできました。ちょっとしたUIの改善でシステムを良くすると多くの人の使える時間が長くなる。数多くの人が使うサービスほど、より多くの人に良い影響を与えることができるので、本気で改善しようと思えるんです。

その点、累計会員数が900万人以上で相当数のアクティブユーザーを抱える『Omiai』は、自分が培ってきた経験や技術を活かす土俵として魅力的に映りました。実際にアプリを使ってみても、ここは古いな、だからこそ色々と直せるな、などと感じますし、今日まで多くのユーザーが付いてきていること自体がサービスの価値だと思います。だからこそ、あとはやるだけだ、と入社を決めるにいたりました。


Flutter化に向けゼロからチームやプロセスを作る面白さ

‐ 入社から約1年が経つ今、テックリードの山岸さんが感じるOmiaiの楽しさはどこにありますか?

エンジニアとしての面白さという一言に尽きます。最初はエンジニアマネージャーとして組織の安定を目指し、今はテックに関わるところは全て自分の責任という感覚で取り組んでいます。最近は開発基盤に関わっているのでインフラも学ぶ必要があるなど、幅広く技術を身につけられる環境ですし、『Omiai』は様々な技術を組み合わせた凝った作りなので日々調査をする中でも学びや発見がある、飽きないシステムです。

思わぬところから課題が出てくることもありますが、課題を学びにできるからこそエンジニアとして面白さを感じます。自前で一から作ってきた部分をAWSが用意するサービスに移し替えたり、毎日皆でデータの不整合対応をしていたところをシステム改善で効率的にしていったりと、自ら発見した課題を直し、人が疲弊せずより使いやすいシステムにしていくことで、ユーザーも会社もチームも、明らかに皆が良い状態になっていく変化を実感しています。


‐ エンジニアをリードするポジションで今、Omiaiに参画することの面白さとは?

今、組織やサービスとしてより新しいフェーズにいくためにFlutter化を試みています。そのチームもプロセスもまさにゼロから作っていくため、これから入ってくる方々が裁量をもって率いていける段階です。今日までも開発プロセスを整理したり、新しい技術を柔軟に取り入れたりというさまざまな挑戦をしてきましたが、今後もプロセスから一緒に作っていける余地が多くあるのが、今のOmiaiです。

また、新しい技術活用だけでなく、検証環境が足りないからAnsibleやTerraformを使ってここをコード化して短縮したいなどといった開発側で出すプロジェクトも、根拠を持って提案すればCTOやVPoEはちゃんと話を聞いてくれます。トップダウンではなく誰が発案しても良いという、自分が裁量を持って考え、提案し、実行していける環境は面白いですよ。

こうしたほうが良いという思いや、チームを動かしたいというやる気があれば、それは叶えやすいですし、エンジニアとしてもかなり成長できる環境ではないでしょうか。単なるシステム開発に留まらず、まるで会社を作る気持ちで日々開発に取り組めるのは、Omiaiの醍醐味だと思います。


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