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第二創業期という名の新たなステージへ。エニトグループCTOが語る『Omiai』の展望

こんにちは、エニトグループ(with/Omiai)の採用担当です。
当グループが運営統括する『Omiai』はこの2月でサービス開始から12周年目を迎え、組織としても第二創業期に差し掛かろうとしています。Omiaiのさらなるサービス向上を目指すべく、現在、開発エンジニアの採用を強化しています。今だからこそ味わえるOmiaiならではのやりがいや、開発組織の魅力、カルチャーについて、株式会社OmiaiでCTOを務める坂水にインタビューをしました。

■企業説明
株式会社エニトグループは20代を中心に価値観重視の出会いを提供しているマッチングアプリ『with(運営:株式会社with)』と恋愛結婚を叶えるマッチングアプリ『Omiai(運営:株式会社Omiai)』の二つのマッチングアプリを運営統括しています。

■エニトグループ CTO 兼 Omiai CTO 坂水健一郎
三菱電機株式会社でエンジニアとして働いた後、マイクロソフトでソフトウェア開発シニアマネージャーを経て、LINE株式会社、楽天株式会社にて技術部門の執行役員を歴任。その後、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社のExecutive Directorとして定額制動画配信サービスの立ち上げなどの開発を統括し、日本マーケットにおける同社のデジタル化を推進。2020年からベルトラ株式会社のCTOとして旅行予約テクノロジーのオンライン化に従事。2022年12月、株式会社withに入社。2023年3月に株式会社エニトグループおよび株式会社OmiaiのCTOに就任。


累計マッチング数1億組を誇る、マッチングアプリの先駆者『Omiai』

‐ 最初に、坂水さんのご経歴について教えてください。

私は、三菱電機で半導体エミュレータのエンジニアとして働いたのち、マイクロソフトに入社。主にコンシューマー系の製品を担当し、最終的にはソフトウェア開発のシニアマネージャーを経験しました。
その後、NHN JAPAN(現LINE)でテクノロジーセンター長としてパソコンゲームやスマホゲームのプラットフォーム開発、楽天では新規サービスの立ち上げやM&A/PMIのリード、楽天モバイル事業や東北楽天ゴールデンイーグルス、ヴィッセル神戸などの開発部門の責任者などを歴任しました。さらにウォルト・ディズニー・ジャパンで定額制動画配信サービス「ディズニーデラックス」の立ち上げを経験。2020年からベルトラのCTOとして旅行予約テクノロジーのオンライン化に従事。2022年12月に株式会社withへCTOとして入社し、2023年3月の株式会社エニトグループの発足とともにエニトグループおよび株式会社OmiaiのCTOに着任しました。

‐ 現在の業務内容や職掌範囲について教えてください。

エニトグループのCTOとして、with・Omiai双方の技術責任者をしています。具体的には、エンジニア採用や教育、技術戦略の策定、開発部門の統括などを行っています。また、CIO(Chief Information Officer)も兼任し、コーポレートITなどの業務も管轄。現在は『Omiai』をより使いやすいサービスにするため、Omiaiに比重をおいています。

‐ Omiaiの強み、競合他社との優位性はどこにあると思いますか?

大きく2つあります。1つめがマッチングアプリの先駆け的なサービスであるということ。2012年にリリースしてから累計会員数900万人超、累計マッチング数1億組超まで成長しており現在も拡大し続けています。開発という側面では、大規模なトラフィックがあり、開発の一つひとつが多くのユーザーの体験に影響する環境です。また、ユーザーのおよそ9割が結婚を意識して登録しており、真剣な出会いを探している方が多いサービスとなります。

2つめが安全性が徹底されていること。Omiaiではユーザーの皆さんに公的身分証明書を提出いただいているほか、AIを活用した本人確認システム「LIQUID eKYC」を導入しています。さらに、安心してご利用いただけるよう、AIと有人による厳重な24時間365日の監視体制を敷いております。利用規約に違反した行為が認められた場合には、一定期間、該当ユーザーのプロフィール上に注意喚起が表示される「イエローカード」という仕組みを導入しています。また、安心して利用できる「インターネット型結婚相手紹介サービス」であることを示すIMS認証も取得しました。(2023年4月時点)

‐ Omiaiの開発において、現在はどのような課題を抱えていますか?

長く運営してきたサービスだけあってシステムがやや肥大化しており、さらなるパフォーマンス向上における施策の検討が必要になっている状況です。Omiaiをユーザーにとってより使いやすいサービスにするため、現在、アーキテクチャ、開発プロセスなどの技術的アップデートを実施しているところです。

具体的な施策として、開発組織としてはデリバリースピード向上のためにエンジニアの増強と組織拡充の要となるマネジメント陣の採用強化を進めています。現状、パートナー会社にサポート頂く部分がまだまだ多いため、社員を増やすことで内製化を進め、1人当たりの裁量を大きくする体制とし、開発効率やスピードアップを図ろうとしています。また開発体制の柔軟性を高めることを目的に、マトリックス型組織を導入しています。

技術面は、データリファクタリングとレガシー言語のリプレイスですね。また、一部コードレビューなどで生成AIを活用し業務の効率化も図っています。

エンジニアもROIを意識。ビジネスサイドと共にサービスを作り上げるカルチャー

‐ 開発組織の体制を教えてください。

開発組織は大きく「サービス開発」「開発基盤」に分かれています。
サービス開発では、保守運用や機能改善、新機能の追加など、主に『Omiai』のサービス運用を担っています。施策ごとにプロジェクトがあり、必要に応じてプロジェクトマネージャー、サーバーサイドエンジニア、iOS/Androidエンジニアなどのメンバーがアサインされます。いわゆるマトリックス型組織の構成ですね。

一方、開発基盤は『Omiai』の技術全般を統括するチームです。具体的には、アーキテクト、テックリード、SRE、QAなどが所属しています。先ほどもお話ししたデータリファクタリングやレガシー言語のリプレイスなどの施策も、こちらのチームが主体となって推進しています。

‐ 坂水さんからみて、Omiaiの開発組織の魅力はどこにあると思いますか?

魅力はいくつかありますが、まずあげるとしたら本当に素直な人が多いことですね。新しいツールや技術もいとわず積極的に取り入れるカルチャーが根付いています。
今回、フロントエンドはFlutterに移行することを決めました。案としては私が言い出したものですが、最終的にはテックリードやエンジニアメンバーとディスカッションを通じて決めたものになります。そういう意味では、立場にかかわらず皆でアイデアを出し議論して決めていくというカルチャーもあると思います。

また、コミュニケーションが円滑・活発な点も魅力の1つです。会社によっては開発部門が社内の受託開発チームのような立ち位置になってしまっていることも少なくありません。しかし、Omiaiではビジネスサイドと共にサービスを作り上げる意識を強く持っており、PDMが検討した企画について技術的な側面を中心に意見だしを行うというように、上流のタイミングから密に連携をとり開発を進めています。開発メンバーもプロダクトがユーザーにどのようにリーチするのか、また、ROI(投資利益率)も意識しながら業務にあたっています

他には、若手のメンバーが新しいチャレンジを積極的にしているという点も、意識していますし魅力だと思います。例えば、新卒3年目のエンジニアメンバーには保守運用のサーバー領域で、広く責任範囲をもつ役割を担ってもらっており、若い方々が積極的に自分でドライブして動かせる環境になっていると思います。

‐ Omiaiの今後の展望について教えてください。

Omiaiはこれから、ユーザーの変化に合わせて新しい価値を届けていく必要があるので、開発体制の整備に加え、将来的に新規機能の導入も見据えています。
その上で開発チームとしては、モダンアーキテクチャーのベースにのっとった形で施策をクイックかつ効率的に実施できる組織を目指しています。

そういう意味では、技術的なチャレンジはかなりあります。
Flutterの導入を決めたのも、iOS、Android、Web、それぞれ別々の開発言語を用いて開発をしているため、効率が上がらずに悩んでいたからです。Flutterにすることで、クライアントチームを1つ作り、その中で3つのフロントエンドを作っていく形に変えようとしています。なので、Flutterの経験者を鋭意募集中というところですね。
他にも、開発効率化のためにAIも活用したレビュー体制を作り始めています。本来、人がフォーカスしたほうがよいところに集中できるような環境を作っていこうとしてるので、その中でどんどん技術は磨いていけると思っています。

いわば“第二創業期”。変化を好み、成長を求む人には絶好のタイミング

‐ どのような方がOmiaiにマッチすると思いますか?

全て“自分事”に捉えられる人がマッチすると思います。私はマイクロソフト時代に「カスタマーフォーカスイノベーション」という考え方を学びました。これは、イノベーションを起こすために技術基点ではなく、「ユーザーのペイン(お困りごと)を解消するには、どのような技術が必要か」というユーザーシナリオを常に念頭におく、という開発手法のことです。どれだけ自分事としてプロダクトに向き合い、その先にいるユーザーのことを突き詰めて考えられるかが大切だと思いますね。

‐ 最後にOmiaiに興味を持ってくださった方へメッセージをお願いします。

、現在、Omiaiは大規模トラフィックに柔軟に対応できるように開発基盤や開発体制の強化を図っているタイミングで、さながら第二創業期です。
このタイミングでジョインいただくメンバーは、エンジニアリングチームの今後を作っていくメンバーだと思っています。技術的にチャレンジできることがたくさんあり、自主的に手を挙げれば積極的にドライブしていける環境です。入社のタイミングとしてはとても面白いと思いますよ。

安定したビジネスの基盤がありながらも、積極的にモダンな開発言語やAIを導入しているので、エンジニアとして経験の幅を広げることができる場所でもあります。また、Omiaiのメンバーには、さまざまな企業で技術開発をリードした経験をもつベテランエンジニアも在籍しており、一緒にプロジェクトを進める中で、多様な技術や知見を得られると思います。

今後は、相当数の開発プロジェクトが同時並行して動くような状況になります。変化のある環境で自分の考えを形にして成長することが楽しい人にとっては、とてもやりがいを感じられる環境です。メンバーも飽きない環境だと、いつも話していますね。

少しでも興味を持ってくださった方、共感していただけた方、ぜひ一度カジュアルにお話しさせて下さい。お会いできることを楽しみにしています。


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