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いつも付き合ってすぐ振られる女性へ。男が手放せなくなる恋愛力を身につける方法

お付き合いする人とは長く一緒にいたいと願うのは当然のこと。しかしそう願ってはいるものの、恋愛が長続きしなかったり、すぐに振られてしまったり…といった女性は多いですよね。そこで今回は、男性に長く愛される方法をお教えします。


以前、出版関係の仕事で会った女性から、こんな悩みを打ち明けられました。
「結婚を意識しながら、長く真剣に付き合える男性を探しているのに、なぜか付き合って半年くらいすると振られてしまうんです……」と。
彼女はコンサバなファッションに身を包み、メイクにも気を配り、男性を立てるスタンスを大事にしいる様子。
もちろん、仕事もきちんとやってくれましたし、気も利いて頭もいい印象を受けました。
正直、仕事を一緒にする相手としては文句のない女性です。
しかし、なぜか恋愛ではうまくいかないと悩んでいます。
聞いてみると、振られるときに男性からは、
「俺の都合で、俺が悪いんだ」
「キミの仕事の邪魔をしたくない」
「1人でも大丈夫だよね」

…と言われているそうです。
自分のどこかが悪いのか、相手の男性たちが悪いのか。
いつも振られる理由がよくわからず、彼女は占い師やスピリチュアルな出会いのアイテムにすがりかねない様子でした。
そこで、私が伝えたアドバイスは、
① 共感能力を上げること
② そのトレーニングのために瞑想を行うこと

…の2つ。今回は、その2つについて解説します。

男の本音が知りたいなら、テクニックよりも共感能力を高めよう

相手の本音を読み取る方法として、「微表情」と呼ばれる表情学の研究成果を活用できます。

「微表情」とは?

  • 英語で Micro Expressions(マイクロ・エクスプレッション)という

  • 本人の自覚のない潜在意識下の感情が、瞬間的かつ反射的に出る表情のわずかな変化のこと

  • その多くは、0.2秒以内に出ては消えていく

微表情を認識できるようになると、どれだけ相手が巧妙な嘘をついていても、一瞬だけ表れる真意を見逃さずにいられるようになるのです。
これを恋愛でのコミュニケーションに当てはめれば、相手の本音を見抜くことができ、感情の変化を先回りし、別れを避けることも可能になります。
しかし、微表情を読めるようになるには相当の訓練が必要で、一般の方が身につけるのはほぼ不可能です。
そこで、おすすめしたいのが共感能力のアップ。そして、そのためのトレーニングとなる瞑想です。

長続きする恋愛に共感能力が大切な理由

実は、表情学を学ばずに微表情を読み取る力に長けているのが、禅僧の方々だったという研究データがあります。
※禅僧…禅宗の僧。禅学を修め、座禅をする僧のこと。
禅僧は相手への共感能力が高く、表情を見抜く力も高まっているという分析でした。
そして、なぜ禅僧の共感能力が高いかと言うと、彼らは日常的に瞑想をしているからです。
恋人と長期的に安定した関係を築いていくためには、相手の気持ちに寄り添い、共感する能力が欠かせません。
いくら外見を磨いても、経済力を付けても、パートナーの話にきちんと耳を傾け、「そうか、すごいね」と共感することのできない人は、いずれ捨てられることになります。
なぜなら、私たちの承認欲求は、大切な人からの共感によって大いに満たされるからです。
とはいえ、相手がいくら好きな人でも安定した共感能力を発揮し続けるのはしんどいものです。
ついつい相手の話を以下のように返してしまい、雰囲気を悪くしてしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか?
「仕事が忙しくて、その話、また今度にしてくれる?」
「ごめん。今、手一杯でゆっくり聞いていられない」
「へー。そうなんだー(と気のない合いの手)。そう言えばさー(と自分の話に)」


ところが、共感能力の高い人はこうしたしくじりを滅多にしません。
なぜなら、心のエネルギーに余裕があるからです。

愛するエネルギーを生み出す「慈悲の瞑想」

そうした心のエネルギーの余裕を生み出すためのトレーニングとなるのが、瞑想です。
「楽な姿勢をとり、目を閉じて、ゆっくり深く呼吸する」ことを5〜15分行うだけでも効果的ですが、今回紹介するのは「慈悲の瞑想」と呼ばれ、共感能力を高める効果が期待できる方法。
やり方は以下の通りです。

慈悲の瞑想のやり方

  • 1. リラックスしてイスに座りましょう。

  • 2. 自分の背骨が旗の支柱で、身体が旗になったようなイメージを浮かべます。

  • 3. 自分の意識のスポットライトを身体に向け、身体の重さを意識します。

  • 4. 目を閉じます。

  • 5. 自分が今日出会った人のなかで、楽しい会話をした人を思い浮かべましょう。誰にも会ってなければ、過去にさかのぼってもOK。

  • 6. その人を思い描きつつ、次の言葉を口にします。

    「この人は、心と体を持っています。私と同じです。
    気持ちや感情、考えもあります。私と同じです。
    悲しんだり、がっかりしたり、怒ったり、混乱したりすることがあります。私と同じです。
    人生で肉体的、心理的な苦しみを経験しています。私と同じです。
    人生で喜び、幸せ、愛を経験しています。私と同じです。
    この人は、幸せになりたいと思っています。私と同じです。
    この人が幸せでありますように。」

  • 7. 目を開けます。

7つのステップに分かれていて、「楽な姿勢をとり、目を閉じて、ゆっくり深く呼吸する」は通常の瞑想と同じですが、相手への共感を高めるメソッドが加えられている点がポイントです。
また、ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムは、名著『愛するということ』の中で、
「愛は感情ではなく、技術である」と書きました。
メイクの技術を学び、外見的魅力を磨くように、共感能力もまた瞑想というトレーニングによって高めていくことができるのです。
心のエネルギーに余裕のある人の周りには充実し、安定した人間関係ができあがります。もちろん、恋人との長期的な関係を支える力にもなるのです。
あなたも生活の中に瞑想を取り入れて、心のゆとりを作り、パートナーがいる方はパートナーと、そうでない方もこれから出会う男性との関係を継続的なものにしていきましょう!