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恋愛依存症とは?恋愛沼にハマりやすい人の特徴や共依存の危険性も

「恋愛しているとほかのことに集中できなくなる」「ダメンズにハマってしまう」「恋人以外に興味がなくなる」に当てはまる人は、恋愛依存症の可能性が。今回は、恋愛依存症の症状や恋愛に依存しやすい人の特徴、克服方法などを教えます。


  • 恋愛しているとほかのことに集中できなくなってしまう

  • 恋人以外に興味がなくなる

  • 好きな人がいるのに、最近、気になっている人もいる

  • 長く付き合っている恋人がいるけど、ドキドキするデートの相手も欲しい


好きな人ができて、恋愛モードに入ると、そんなふうに思い始める。

「あー、わかるかも……」と思った人は、恋愛依存症の可能性があります。

今回は、恋愛依存症の症状や恋愛に依存してしまう人の特徴とともに、その克服方法、恋人が恋愛依存症の場合の対処法などを教えます。

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恋愛依存症の正体は「自己コントロールの放棄」

恋愛依存症と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

  • 恋愛するとのめり込んでしまう人?

  • いつも恋愛をしていないと落ち着かない人?

  • それともどんどんいろんな人を好きになってしまう人?


どのイメージも当てはまりますが、恋愛依存症の最大の特徴は「自己コントロールの放棄」です。

難しい言い回しですが、簡単に言うと、恋愛に苦しみ、自分が自分らしく振る舞えなくなってしまうのが、恋愛依存症。
たとえば、

◆ 恋人に自分の方を向いてもらいたくて傷つけるような言動を取るうち、限度を超してしまう

◆ 2人の関係はうまくいっているのに満足できず、自分の価値を試すように他の人にアプローチしてしまう

◆ 同時に複数の人と付き合わないと満たされないと感じる

……など。定義としては、1人以上の恋愛相手に対する過剰な関心と、自分の気持ちをコントロールできないことで生じる不可解な行動パターンに苦しむのが、恋愛依存症です。

好き過ぎて一途に尽くすのがつらい、恋人の他に好きな人ができたかも……くらいは依存症ではありません。

でも、恋愛のことで頭が一杯になり、自分をうまくコントロールできない苦しさを感じ始めたら、危険な徴候。

恋愛依存症が始まっているかもしれません。

◆ 実は男性の方が恋愛依存症になりやすい!

映画やドラマのイメージでは、女性の方が恋愛依存症になりやすいと思われていますが、心理学の研究では恋愛への依存度が高いのは男性です。

ストーカーとして犯罪行為を起こすのは男性が多く、これは恋愛相手の女性を勝手に理想化する傾向があるからです。

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恋愛依存症になるとどうなる?

では、実際に恋愛依存症に陥ると、具体的にどんな症状が出るのでしょうか。

恋愛依存症の症状① 恋愛以外のことを放棄する

恋愛以外のことが手につかなくなります。

仕事、友人関係、食事、家事など、日常生活を支えていたさまざまな活動に重要性を感じなくなり、放棄し始めます。

その後、余った時間のすべて費やすかのように恋愛相手への過剰な関心が高まっていくのです。

一途になって異常に相手への関心を引こうとし始めたり、暴力で相手を支配しようとし始めたり、自暴自棄になることで相手を振り向かせようとしたり……。

自分をコントロールできなくなっているので、それが恋愛相手を引かせてしまう暴走になっていると気づかず、私生活を犠牲にするような行動をしてしまうのです。

恋愛依存症の症状② 会えない期間に注目して異常にモチベーションが下がる

恋愛相手への依存心が強くなり、週に1回ペースでデートしていたとしても、「今週末に会えるから仕事を頑張れる!」ではなく、「週末にしか会えないから、やる気でない」「寂しくて何も手につかなかった」という考え方になってしまいます。

恋愛がご褒美や癒しとなって仕事や勉強など、他の行動にモチベーションを与えるのが健全な恋愛だとすると、恋愛依存症の人にとっては恋人と一緒にいる時間がすべて。それ以外は苦しくつらい時間になってしまうのです。

恋愛依存症の症状③ 所有欲が強くなる

恋愛依存症の人は、恋人を自分の所有物だと思うようになります。その結果、

  • 頻繁に「私のこと、好きだよね?」と聞く

  • 行動を監視するかのように、LINEを送る感覚が狭くなる

  • 自分以外の人と会うのを嫌がるようになる


といった行動が出始めます。これは恋人の愛情が信じられず、でも、愛されていないと許せない気持ちが膨らむから。

会えない間に「浮気しているのでは?」と疑い、相手を責め、潔白を主張する姿を見て安心する。そんな無意味に激しいコミュニケーションを取るようになります。


恋愛依存症の症状④ 恋愛が長続きしなくなる

恋愛依存症の人の恋愛は、一途さが一気に盛り上がっていくようなものではありません。恋人への依存心、所有欲が混じり合い、また自分の感情のうまくコントロールできない状態も加わって、その恋愛は短期間で終わりがち。

でも、恋愛そのものをしていない自分が不安なので、すぐに次の人を探し、また疑い、勝手に期待しては裏切られ、「もっといい人」を求めていきます。

つまり、1つ1つの恋愛は短く、しかし、すぐに次の恋愛を始めるので1人でいる時間も短いというのが、恋愛依存症の人の特徴です。


恋愛依存症の症状⑤ どんどん目移りしてしまう

恋愛依存症の人は、浮気に対する抵抗感がありません。これは浮気を付き合っている相手の愛情を試すためと解釈したり、恋に生きる自分を確認するためと考えたりするからです。

周囲から見るとうまくいっているように思えるカップルでも、どちらかが恋愛依存症に陥っていると、その関係は薄氷の上を歩くような危ういものに。

不信感から相手を試すような浮気行動に出て、それに恋人が耐えられなくなれば、すぐに別れが訪れます。

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恋愛依存症になりやすい人の特徴とは

性格的に恋愛依存症になりやすい人、環境的に恋愛依存症に陥りやすい人がいます。

恋愛依存症になりやすい人の特徴① 衝動的な行動が多い

恋愛依存症には神経生物学的な問題が関わっている可能性が指摘されています。

ギャンブル依存やアルコール依存などと同じく、ある刺激と反応によって脳内ホルモンが過剰に分泌され、衝動的な行動を取りやすくなってしまうのです。

この説を逆に言えば、衝動的な行動の多い人は恋愛依存症になりやすいと言えます。

また、衝動的な行動が影響し、恋愛を始めとする人間関係がうまくいかない傾向があることも指摘されています。


恋愛依存症になりやすい人の特徴② 不安型愛着スタイル

心理学では、人がどういった人間関係を築いていくかを示す「愛着スタイル」といこの愛着スタイルが、「不安型」の場合、恋愛依存症になる可能性が高まります。

不安型愛着スタイルの人は、人から嫌われるのを恐れる一方で、熱しやすく冷めやすい性格です。

これが恋愛では、嫌われないために一相手の機嫌をうかがい、尽くすような行動につながります。

ただ、熱しやすく冷めやすい面も働くので、「理想と違った」と怒り始めたり、一気に冷めたり……。自己コントロールがうまくいかない場面が増え、恋愛依存に向かいやすいのです。


恋愛依存症になりやすい人の特徴③ 親友がいない

環境的に腹を割って話せる友達が少ないと、恋愛依存症になりやすい傾向があります。

周りに自分のことを理解してくれる人、長期的に信頼してくれる人、最後には助けてくれると思える人がいると、私たちのメンタルは安定します。ですから、親友や友達の存在は人生の幸福度に大きなプラスとなるのです。

しかし、そういった友達がいない場合、メンタルのバランスが崩れたとき、恋愛というフィルターを通してつながる相手への依存度が一気に高まってしまいます。

恋愛依存症になりやすい人の特徴④ 相手を完璧な人だと思いこむ

完璧主義の人は、恋愛依存症になる可能性があります。

これは物事に完璧を求めるように、「私が恋愛している相手は完璧」「俺の彼女はパーフェクトだ」と理想化。しかし、現実には完璧な人などいません。

勝手に描いた理想を相手が裏切ったとき、このタイプの人は恋人に対して攻撃的になったり、急に冷めた態度を取ったり、と自己コントロールを失っていくのです。


恋愛依存症になりやすい人の特徴⑤ 心配性

心配性な人、不安を感じやすい人は、恋愛依存症になりやすいというデータがあります。

これは恋人を心配したり、2人の関係に不安を感じたりする気持ちが高まると、それが相手への依存心や所有欲へと発展していくからです。

心配性がエスカレートして恋愛依存症を発症することで、物静かだった彼女がストーカー的になったり、優しかった彼氏が支配的になったりと豹変する可能性も。特に10代で不安傾向が強い人は、危ういと言われています。

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「不安型の女性×回避型の男性=共依存」になりやすい

「私が我慢すればいいだけ」と自己犠牲をしがちで、誰かの世話をすること、支えることが自分の存在価値だと思いこんでいる不安型愛着スタイルの女性は、その愛に誠実に応えてくれる優しい男性には物足りなさを感じてしまう傾向が。

自立している誠実な男性ではなく、世話のしがいのある浮気癖や浪費癖、モラハラ癖のある回避型愛着スタイル(回避依存症)の男性に惹かれてしまうのです。

回避型愛着スタイルとは、共感能力が乏しく他人と深く関わることが苦手な愛着スタイル。相手よりも自分のペースを優先し、主導権を握ろうとする傾向もあります。

残念なことに、パートナーに無理難題を押し付けがちな回避型愛着スタイルの男性と、それを受け止め、尽くすことに幸せを感じてしまう不安型愛着スタイルの女性は、需要と供給が一致してしまうため、カップリングしやすいのです。

そんなカップルの関係性は、まさに共依存。お互いがお互いに依存し、不幸な恋愛のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。


共依存から抜け出せなくなる一連の流れ

「浮気癖やモラハラっぽい男はよくない」と頭ではわかりつつそんな男性との恋愛にハマってしまう……依存体質の女性が陥る恋愛のスパイラル(恋愛の始まりから終わりまでの一連の流れ)は大体決まっています。

① 回避依存型の男性に惹きつけられる

どこか影があり、支えたくなるような回避型愛着スタイル(回避依存症)の男性に惹かれます。

② 回避依存型の男性と付き合う

「自分より恋人優先で冷たくされるともっと尽くしたくなる女性」と「何より自分優先で自己中心的な男性」という悪い方で相性抜群のため、初期はラブラブ。運命の人だと思い込みます。

③ 必要とされたい願望に火がつく

彼氏のわがままがキツくなり、浮気などが発覚したとしても、彼女は自分の愛情が試されていると解釈。冷たくされるほどますます相手に夢中になっていきます。

④ 他の交友関係を断つ

予定を友達よりも彼氏優先にしたり「あの彼氏はやめときなよ」と言ってくれる友達を遠ざけたりするうち孤立化し、ますます「私には彼しかいない」という思いが強くなります。

⑤ 彼氏に必死に尽くす

彼の気持ちが離れ始めていることに気づきつつも認められないので、彼の愛を取り戻そうとこれまで以上に必死に尽くしたりします。

⑥ 破綻と出会い

回避依存型の彼氏が去っていく形で関係は終了。再び依存先を見つけるかのように回避依存型の男性と出会い、幸せになれない恋愛を繰り返します。

恋愛依存症を克服する方法

恋愛依存症の人は、自分で「私は恋愛依存症です」と自覚しているケースがほとんどありません。サングラスをかけていると、その色調で見える世界が当たり前になっていくように、恋愛依存の状態が続くと、その景色が当たり前になっていくからです。

とはいえ、ここまで読んで「もしかして、私、恋愛依存症かも……」と思い当たる部分があったら、以下の方法を試してみてください。

恋愛依存症を克服する方法① 恋愛観が歪んでいることを認知する

大事なのは、歪みに気づくこと。肩こりや腰痛も姿勢の悪さが原因になっていることがあります。恋愛依存症も、まずは自分の恋愛観が歪んでいることに知るのが克服への第一歩となります。

そこでオススメしたいのは、簡単な自己認知のトレーニングです。

ノートを用意して、あなたの恋愛観を正直に書き出しましょう。

・自分をずっと好きでいてくれる人なんかいない

・相手を試すために浮気をしてもかまわない

・完璧な人を恋人にしたい

次に、その恋愛観に悩む友人から相談されたら、どう応えるかをイメージし、書き出します。

・自分をずっと好きでいてくれる人なんかいない

→恋人が途切れないのは、あなたに魅力があるから。いずれ、ずっと一緒にいられる人と出会うはず

・相手を試すために浮気をしてもかまわない

→浮気をされて傷つかない人は、いない。あなたも、恋人も、浮気相手も。

・完璧な人を恋人にしたい

→理想に描く完璧な人はいないから、期待しすぎるのはよくないよ

最後に書き出した内容を自分に向けてのアドバイスとして声に出して読みましょう。恋愛観の歪みに気づくきっかけが得られるはずです。

恋愛依存症を克服する方法② 瞑想

恋愛依存症に付きものの「自己コントロールの欠如」を回復させるためには、瞑想が役立ちます。

朝、起きた後、夜、眠る前など、1日の区切りとなるタイミングで、姿勢を正し、ゆっくりと深い呼吸を心がけましょう。

最初は気が散ってしまうと思いますが、4秒吸って8秒で吐くなど、呼吸に意識を集中し、心を落ち着けていきます。5〜20分の瞑想を習慣化すると、メンタルの状態がかなり安定するはずです。

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恋愛依存症な恋人と別れる方法

もし、恋人が恋愛依存症の真っ只中にいるとわかったら、「私の力で回復させたい」「愛があれば、大丈夫」と考えず、踏ん張らずに相手と距離を取りましょう。

とはいえ、急に別れると執着心からストーカー化する可能性もあります。

  • 理想化されているならその理想像を壊す行動を取る

  • 密な連絡を求められたらあえて間を開ける

  • 浮気されても冷ややかに受け止める


……など、相手を幻滅させながら別れるのがトラブルの少ないフェードアウトの仕方となります。

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