合コン、飲み会が苦手な人はテーマを決めて実験の場にしてみよう!
飲み会や合コン……苦手だけど、付き合いで顔を出さなきゃならないことも多いと思います。そんな人に朗報! 内向的で人見知りが強いタイプの人でも、結果の出せる飲み会や合コンへの臨み方を紹介します。
人見知りな人は、合コン・飲み会を「実験の場」と考えよう
実は私は人見知りで、飲み会や合コンが好きではありません。でも、立場上参加しなければいけないことは時折あります。
そんなとき、私は「飲み会、合コン=実験の場」と割り切って、飲み会や合コンの場に臨んでいました。
何の実験の場かと言えば、当然、それは普段から学んでいる心理学、メンタリズムを実践する実験の場です。
身につけてきた知識やテクニックを試してみる場と割り切ることで、コミュ障気味の私でも緊張せず、自然に振る舞うことができ、ときには何らかの恋の手応えを感じながら帰る日もありました。
今回は私と同じく、飲み会や合コンが苦手という人でも、結果の出せる飲み会や合コンへの臨み方を紹介します。
コミュニケーション能力に自信のある人には、あまり響かない内容になっているかもしれません。ご注意ください。
合コン、飲み会が苦手な人は何度も失敗しよう
そもそも私のように内向的で人見知りが強いタイプは、
「合コンで女の子の目を見て話そう」
「飲み会で男性ウケ、女性ウケのいい会話を心がけよう」
などと思い始めると、焦りが出て、みっともない展開になっていきます。
だからこそ、飲み会や合コンに対して「今日のテーマ」を設定し、「実験の場、実践の場」と割り切ることが大切です。
すると、不思議なもので余計な肩の力が抜けていきます。
そうして自然に振る舞うことが、望んでいた以上の結果を導くこともあるのです。
例えば、大学生を被験者とした興味深い実験があります。
この実験は「ナンパをして断られた回数が一番多い人はその日の飲み代を奢ってもらえる」という設定。
飲み会を1つのゲームにしてしまったのです。
すると、最終的にナンパの成功率が一番高くなったのは、最初にナンパを仕掛け、失敗した学生でした。
何が起きたかと言うと、先手を打ってナンパを始めた学生はタダで飲もうと「とにかく話しかけて、たくさん断られよう」と考えていたのです。
ところが、断られる回数が増えれば増えるほど、ナンパに慣れが生じて、余計な力が抜け、女性に話しかける態度が余裕のあるものになっていきました。
その結果、ナンパの成功率が高くなっていったのです。
合コン、飲み会をゲーム化して、本来の目的を「ついで」にしよう
このナンパの実験と同じように、飲み会や合コンを「ゲーム化」して実践していくと、内向的なタイプでもリラックスしてその場に臨めるようになります。
では「ゲーム化」には何が必要かと言うと、クエストとフィードバックです。
「クエスト」と「フィードバック」とは
クエストとは、クリアしなくちゃいけない命題や話題のこと
フィードバックとは、行動に対するレスポンスのこと
ナンパの実験で言えば、女の子に声をかけることがクエストで、失敗すればするほど飲み代がタダになるという報酬がフィードバックとなります。
つまり、本来の飲み会や合コンの主目的を「ついで」にしてしまうことで、リラックスして楽しめる状態を作るのが、ゲーム化の効果です。
「飲み会でみんなと盛り上がろう」
「女の子と仲良くなろう」
「会社の人と親睦を深めよう」
と考えて参加すると、内向的なタイプは緊張してしまいます。
しかし、本題とは関係のないクエストを作ることで、逆にうまくいくようになるのです。
合コン、飲み会をゲーム化する方法:
10分間でいかに相手との距離を縮めるかをゲーム化する
私が実際に試していたゲーム化の一例をあげると、10分間で相手と接近するトーク法があります。
これは30秒での自己紹介と3分間✕3のトーク、締めくくりトークの30秒間を組み合わせたもの。
1.<30秒>自己紹介タイム
まず、飲み会や合コンに向かう前に30秒間で自分がどんな人間かを伝える自己紹介文を作ります。
仕事向けの場であれば、どんな業務を担当しているのか、自分の強みや得意なジャンルは何かなど、相手が興味を持ちそうなアピールポイントをまとめていきます。
これが恋愛向けの場合も同じです。
自分はどんな性格か、趣味や得意なことなどをコンパクトにまとめましょう。 そして、現場では初対面の人に対して30秒の自己紹介を済ませます。
2.<3分>質問タイム
続く最初の3分間は、ひたすら相手の話を聞く質問タイムです。
自分とどういう関係ができるか、相手に対して何ができるかを見極めていきます。
ここで大切なのは、相手の話に興味を持って真剣に耳を傾けること。
熱意のある頷き、合いの手を入れることで、ほんの3分でも相手は多くのことを語ってくれます。
3.<3分>共通点探しタイム
2の3分間の質問タイムで、興味が持てる相手だなと感じたら、次の3分間は共通点を探す時間です。先ほどの質問タイムで興味が持てそうにない場合は、ほかの異性と話してみましょう。
次の3分間はさらに質問を重ねて深掘り、お互いの共通点を探しましょう。
出身地、家族構成、好きなもの、嫌いなものなんでも結構です。
ふたりの共通点が多いほど、相手はあなたに好感を持ちます。
4.<3分>アポ取りタイム
最後の3分間は、次に会うためのアポ取りを行います。
うまく予定が合わなくても、相手の連絡先は聞き出しましょう。
重要なのは、次回の予告をすること。
「今度ゆっくりお話したいので、お食事でもいかがですか」など、何らかの余韻を残すことが大切です。
5.<30秒>お別れの挨拶用のロスタイム
残りの30秒はトークを締めくくる別れの挨拶用のロスタイム。
話せて楽しかったことを伝え、次のターゲットに向かいます。
この忙しい10分ワンセットをいかに効率的に回転させるかが、あなたに課せられたゲームです。
そうなると、合コンや飲み会など1つ1つの局面で緊張しているヒマはありません。
場数を踏み、余裕が出始める頃、あなたのコミュニケーション能力は上がり人的ネットワークはぐんぐん広がっているはずです。