彼氏が心配性でちょっと疲れる…心配性な彼氏の心理と正しい対処法
「彼氏が心配性で、嬉しいけど困っちゃう…」「彼氏のことは好きだけれど、過保護なところがちょっとうざい」…といったように、心配性な彼氏を持つと窮屈な気持ちになり悩む女性は多いですよね。そこで今回は、彼女を心配してしまう彼氏の心理・理由と、彼氏が安心する正しい対処法をお教えします。
◆ 「昨日はどこに行っていたの?」
◆ 「デートの後、家に着いたら連絡ちょうだいよ。心配するから」
◆ 「友達と遊びに行くなら、事前に教えておいて欲しいな」
付き合いたての頃は「大事にされている」とうれしかった彼氏の言動が、だんだん重たく感じてきた……なんて経験はありませんか?
彼氏の心配性な発言が多いと、「悪い人じゃないんだけど、過保護なところがちょっとウザいかも…」と、ストレスに感じてしまうことも。
彼氏はなぜ、そんなに心配するのか。その心理を深掘りしつつ、彼氏を安心させながらあなたの気持ちが楽になる具体的な対処法を解説します。
心配性の彼氏を動かしている3つの心理
なぜ、彼氏は過保護なほど、あなたのことを心配するのでしょうか。その理由となっている3つの心の動きについて解説します。
彼氏が心配する心理・理由①自分に自信がない
自分への自信のなさが不安傾向を強くし、人を心配性にしていきます。
例えば、彼女が会社の飲み会に行ったと聞くと、「自分よりいい男と出会ってしまうかも……」と不安になり、「何時に終わるの?」「メンバーはどんな人たち?」と心配したLINEを送ってしまうのです。
こうした不安の背景には、
「彼女が自分なんかと付き合ってくれているのが不思議」
「自分と一緒にいてくれるという彼女の決断を信用しきれない」
……といった極度なまでの自分への自信のなさが原因です。
ちなみに、彼氏がそんなに自信のないタイプには見えない場合、もしかすると「不安型愛着スタイル」という恋愛スタイルなのかもしません。
こちらの記事を参考に彼氏の恋愛傾向を探ってみましょう。
関連記事
彼氏が心配する心理・理由②不安にさせるような行動をしている
無意識のうちに、あなたが彼氏を不安にさせるキッカケを作ってしまっているケースもあります。
こんな行動に心当たりはありませんか?
◆ 長時間、連絡をまったく取らなくなる
◆ 既読スルーしても気にならない
◆ 飲み会で、記憶がなくなるまで飲んでしまう
◆ 気の合う男友達とよく遊びに行く
◆ 露出度高めのファッションが好き
あなたにとっては「なんで?」と思える自然な行動が、じつは彼氏を心配させる原因になっているかもしれません。
彼氏の心配を鬱陶しいと感じたときは、どうして不安になっているのか理由を聞いてみましょう。
彼氏が心配する心理・理由③じつは浮気している
ノースカロライナ大学の研究で、人は自分を偽る行動を取っているとき、周囲も自分に嘘をつくのではないか……と考える傾向があることが判明しています。
偽りの自分を相手に見せていると、相手も自分に対して何らかの偽りを見せているのではないかと疑うようになるわけです。
これは恋愛にも当てはまります。
彼氏や彼女がパートナーを強く束縛するのは、自分自身のやましさの裏返しというケースが少なくありません。
自分が浮気しているから、相手も浮気をするのではないか。
そんな想像を巡らせ、嫉妬心を燃やし、それが心配するという偽善的な言動で表れるのです。
浮気しているか見抜く方法
心配性の彼氏が裏で浮気をしているかどうかを確かめたいときは、突然の問いかけで揺さぶってみましょう。
さりげなく、かつ突然「今日は何かいいことあった?」などと言ってみます。
突然の問いによって、やましいことがある人は直後の言動にボロが出ます。
表情の変化、慌てた態度、不自然な反論など、浮気のヒントになる相手の所作を見逃さないようにしましょう。
心配性の彼氏を安心させるには?
彼氏からの度が過ぎる心配が続けば、恋愛そのものをストレスに感じることも。
そんな苦しい状態になる前に、彼氏を安心させ、楽しいお付き合いを続けるための対処法を3つ紹介します。
心配性な彼氏への正しい対処法①自信を持ってもらう
「心配しなくても大丈夫」
「好きだから、安心して」
心配性の彼氏に優しい言葉をかけても、相手の心が落ち着くのはひとときです。
本当に彼氏に変わって欲しいければ、心配の背景にある自分への自信のなさを払拭していく必要があります。
そこでおすすめなのが、本人が欠点だと思い込んでいる性格を肯定的に言い換えてあげる方法です。
例えば……
◆ 内向的
→深く考えることができる
◆ 消極的
→慎重に物事を進めることができる
◆ 心配性
→注意深く相手を知ろうとしている
このように、彼氏がネガティブに受け止めている性格を強みに変えて表現してあげましょう。
即効性があるわけではありませんが、彼氏にとって大切なあなたが励ますことでゆっくりとでも変化を起こすことができるはずです。
心配性な彼氏への正しい対処法②不安にさせる行動は控える
彼氏を不安にさせる行動に心当たりがあり、「彼氏の心配の原因が自分にあったのかも……」と思ったら、気の許せる友達に意見を聞いてみましょう。
あなたは当てはまる?友達に聞いてみよう
◆ 長時間、連絡をまったく取らなくなる
◆ 既読スルーしても気にならない
◆ 飲み会で、記憶がなくなるまで飲んでしまう
◆ 気の合う男友達とよく遊びに行く
◆ 露出度高めのファッションが好き
上記のような出来事について「あるある」「やっているよ」と指摘されたら、まずは彼氏に「悪気はなかったけど、気をつけるね。ごめんね」と素直に謝りましょう。
そのうえで、彼氏の意見も踏まえて、日々の行動を少しだけ変えていくべきかもしれません。
心配性な彼氏への正しい対処法③心配性の彼氏を説得する
説得には相手を説き伏せるようなイメージがありますが、心配性の彼に「心配はやめて!」とストレートに伝えても効果は期待できません。
「一貫性の原理」と「BYAFメソッド」を使い、彼氏の心を動かしていきましょう。
【まずは「一貫性の原理」を利用して説得!】
「一貫性の原理」は、自分の発言をなるべく守ろうとする性質です。
誰でも「約束したことは守りたい」「一貫した自分でいたい」という心理があります。
まずはこの性質を利用して、あなたの「しなければならないこと」への負担を減らしてもらいましょう。説得のパターンは2つあります。
パターン① 2択から選ばせる
例えば、
「そんなに心配するなら、友達と出かけるのをやめたらいいの?」
「それとも、寝る前に『おやすみ』のLINEを送ったらいい?」
こんなふうに「A」と「B」なら、「どちらがいい?」と彼氏に選択肢を示します。
→「最低限、おやすみメールはしてほしい」という反応なら説得成功。
パターン② 相談形式で解決策を考えさせる
「◯日に会社の飲み会があるんだけど、参加したら◯◯くん心配? でも、部の仕事の締めくくりの会だから、参加しておきたいんだよね」
このように、相談の形で相手に解決策を考えてもらいましょう。
→「無事に家に着いた連絡があると安心だから、飲み会の後、メールをちょうだい」という反応なら説得成功。
ここで「友達と出かけるな」「飲み会に行くな」という彼氏だった場合、今後のお付き合いを考えた方がいいかもしれません。
彼氏は「俺が決めてこういったんだから」と、自分で選んだことに一貫性を持ち、納得して応じてくれるはずです。
【最終手段は「BYAFメソッド」で説得しよう】
そして、心配性過ぎて本当にしんどいという段階なら、「BYAFメソッド」を使いましょう。
「BYAF」とは、「しかし、最後はあなたの自由です(But You Are Free)」の頭文字をとったもの。相手の自由意志を尊重する仕組みになっているため、非常に効果が高いとされています。
実際、2万人以上の人々を調査し、最も説得力が高かったとされている説得術です。
例えば……
「心配されすぎるのがストレスだから、やめて欲しい」という場合、
「心配されすぎると、一緒にいるのが辛くなっちゃう……(どうするかは、あなたの自由です)」
こんなふうに伝えて、最後に相手の自由選択を付け加えましょう。
このような場合、「But You Are Free」の部分は言葉にせずとも、伝わります。
そこまで彼女の負担になっていたのか……と自覚したとき、どういう対処をすべきなのかを選択するのは彼氏の自由意志。
そして、例えば「これからは飲み会のたびに連絡というルールはやめよう」と彼氏が決めたら、自分で決めたことについては「一貫性の原理」が強く働きます。
このように説得していけば、きっと彼氏はいい方向に変化してくれるはずです。